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「たまらん坂の家」

新建築住宅特集の撮影で「たまらん坂の家」に行ってきました。
今回の撮影は井上登さんです。
掲載号は未定ですが、今からとても楽しみです。
「たまらん坂の家」では、屋根も含めて各階の床を2枚ずつつくっています。
その2枚の床の間をどう使うかがテーマとなっています。
※このブログの写真はカメラマンの石井さんに撮影していただいたものです。
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2階全景。
等間隔に渡る梁がダイナミックな印象を与えています。
その上は屋根面まで吹き抜け、ところどころ板を張った
ロフトになっています。
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リビングスペースは2階の2枚の床のうち、
「上の床」をくり抜いて生まれたくぼみ部分に。
ソファは「下の床」、テレビは「上の床」に置かれています。
リビングスペースの梁の上には板が張られ、
屋根面との間にロフトをつくりつつ、リビングの天井高さとなっています。
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リビングスペースの対面にはワークスペースを。
同様に、「上の床」が机上面になっています。
机の反対側の「上の床」は本などを置く棚として使います。
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階段見下ろし。この家のテーマがよくわかる部分です。
2枚の床は時に机になったり棚になったり、本来の床として使ったり。
ここでは飾り棚として上下階移動の際に目を楽しませてくれます。
そしてそのどれにも当てはまらない部分は床下収納や天井裏収納として
使われます。
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階段見上げ。
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玄関ホール。
右手は間仕切り自由な個室スペースとなっており、
どこからでも出入りできるよう、入口と収納家具を交互に配置しています。
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個室スペースの天井は2階の「下の床」となっていおり、
部分的にくり抜いて、天井裏収納で使ったり、
2階との接点としてあいまいにつながっていたりします。
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外観はシンプルな片流れ。
野趣に富んだ中にセンスの光る、とても素敵な植栽です。
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内部夕景。
2枚の床の間にもところどころあかりが灯ります。
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アプローチ夕景。
2階の窓の向こうはワークスペース。
等間隔の梁が奥行きを感じさせます。

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