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高円寺の家空間を広く感じさせる試み

狭小住宅では少しでも広く見えるようにして欲しいといった施主要望は至極当然のことだ。その要望を叶えるためにこれまでに多くの設計者が行ってきた方法でなく、新たな方法はないのか?という問いが、この住宅の設計のスタートであった。試行錯誤の結果「素材」と「色」を使って、光によって時々刻々と空間を変化させることで広さを感じさせることにした。  内部の構成は、滞在時間が長いリビングを建物全体の中心、つまり2階の中心とし、東にダイニング、北にキッチン、南に子供部屋、そして西にTVを置いたスペースを配した。上部3階にはゲストルーム、下部1階にはエントランスとつながる空間構成とした。最大ボリュームを確保した一番奥の壁面まで見通せる、つまり、物理的な距離を感じさせることが広さを感じさせる「大きな部屋」を作ることが一つ目の工夫である。そして、もう一つの工夫は自分がいるスペースとは別にもう一つのスペースがある、さらにその先にも空間が広がっていると感じさせること、つまり、それは「部屋数」を多くするということである。この二つの方法を共存させることを試みた実験住宅である。

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