立川ANNEX がイギリスの建築専門誌BUILD magazineが主催するBUILD Architecture Award で Best Multi-Use Architectural Design Project を受賞しました。
月: 2023年6月
立川ANNEX、現地審査立ち合い
某建築賞の審査のため、私が設計した立川ANNEXに行ってきました。その後、私が教鞭をとる東京理科大学と日大の学生も案内しました。
西芳寺(苔寺)
梅雨の時期、雨の日でも楽しめる苔が有名な西芳寺。昔はハガキで事前申し込みをしないと拝観できませんでしたが、今はネットでも予約が可能にました。随分とお手軽に拝観できるようになりましたね。写経をした後、お庭を拝観させていただきました。
日大生産工の2年生の全体講評会
日大生産工の2年生の全体講評会に行ってきました。
初めて建築設計をする2年生の課題、8mキューブの空間構成を考えるというもので、用途、敷地がありません。今年から3コースが一つになり250人、デザインコースの泉幸甫先生が長らくやられていた課題を、篠崎先生が少しアレンジしています。
3コースの教授に加えて、日建、竹中、アトリエの建築家の非常勤講師も含めてバラエティに富んだ10人。2名づつで毎週違う班を担当しました。言い換えると、250人全員に一言はコメントしました!毎週、違う面々というのはかなり大変でしたが、成果物はなかなかレベルが高く、良かったのかも?新たな試みで良いやり方を探るのは大切ですね。
ところで、先週250人を全員で採点しました。そこから約1割を選び、もう1割を次点として選びました。今週は、まずは、次点から上に上げるものがあるかの議論で、1枚目の写真手前2つを上げることになりました。この2つは、先週から個人的には高い点を入れていたもの。2枚目の写真は議論の末、残った10個。そこから先は、先生1人6点持ちで投票。手前3つがベスト3。なかなか素晴らしい案です。では、この調子で次回も頑張っていきましょう!
粟津邸を見学
先日、粟津邸(1972年竣工、設計:原広司)を見学させていただきました。原さんの自邸と共に有名なこちらの住宅は、グラフィックデザイナーの粟津潔さんの自邸。原さんの自邸と似てるところもありますが、こちらが先に設計されています。広い敷地半分に2層分の直方体が斜面に寄り添った建ち方は、敷地周辺が竣工時から変わったと言え健在。エントランスから外部のような直階段を天井の高いアトリエまで2層降りていく途中、ここが家であることを忘れてしまいます。
ところで、NHKのクローズアップ現代の鈴木京香さんが出ていた回でこちらの住宅も紹介されていましたね。番組内でも粟津さん(潔さんの息子さんのケンさん)が維持するためにかなりのコストがかかるとおっしゃっていましたが、今後、このような名作住宅が同様の問題に直面しますので、その資金も含めて良いシステムが作られて保存されていくと良いですね。
粟津様、住宅遺産トラスト及び関係者の方々、どうも有難うございました。