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五月晴れの犬島と豊島

三分一と初見先生一行と別れた翌日の朝、船で犬島へ。
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三分一の代表作の犬島精錬所美術館。
さすがは建築学会賞受賞のレベルの高い作品でした。
熱や風と言ったことが注目されるこの建物ですが、
アーティストと建築家の境界のない、
鏡に映り込んだ不思議な光の世界が素晴らしかったです。
その後、家プロジェクトを見て、豊島へ。
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西沢立衛さんが設計した豊島美術館。
鳥のさえずり、風の音など、わずかな音をひろい、
見えないものも館内で拡張されて、自然を感じます。
しばらくしてから、小さな音楽が流れていることに気づいたのですが、、、、
不思議なことに外に出ると聞こえない(?)。
受付で「どこで音楽をかけているのですか?」と聞くと、
音楽はかけていないとのこと。
どうやら遠く離れた街の移動式パン屋さんだったようです(笑)。
内藤礼のアーティスティックな空間でありながらも、
周りのそんなわずかな音までもひろう不思議な空間でした。
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そこから眺めた棚田越しの瀬戸内海。とても美しいですね。

「直島ホール」と「またべい」の見学

遅ればせながら、、、はじめて直島に行ってきました。
直島ホールの設計者、三分一博志氏は大学の研究室の同級生で、
その研究室の恩師である初見先生と「直島ホール」と「またべい」を
見に行くというのが今回の直島視察旅行の主な目的でした。
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直島ではその他にも、家プロジェクト、地中美術館などにも行きましたが、
どれもレベルが高く、とても濃密な時間を過ごすことが出来ました。
三分一と初見先生一行と別れて、直島に一泊することに。
直島と言えば、ベネッセハウスに泊まるのが定石かもしれませんが予約で一杯。
どうせ他のところに泊まるならということで、
ちょっと変わったところで、パオに泊まることに。
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パオはモンゴルの遊牧民の移動式住居なので
本来は海のない草原にあるはずなのですが・・・・・
海沿いのとても不思議な風景ですね。
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パオと言っても現代的なものですが、、、、、
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波の音を聞きながらパオで眠るという不思議な体験ができました。
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月と草間弥生のカボチャ。
行き交う船と、遠くに見える高松の夜景を眺めながらビールを飲む。
これもまた、なかなか良いひと時でした。

久住有生さんの版築

久しぶりに新木場の木材会社の長谷木さんところに行ってきました。
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こちらは、久住有生さんの版築です。
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正確には版築の壁をつくり、片側をはつった作品です。
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今、最も注目されている若手の左官職人の久住有生さん。
以前、何度かお会いして、事務所にも来ていただいたこともあるのですが、
まだ一度も仕事でご一緒したことはないのが残念。。。
一緒に食事をいただき、久住さんのレクチャーを聴かせていただきました。
どうも有難うございました。

「弓道場」と「ボクシング場」

工学院大学の「弓道場」と「ボクシング場」を、
設計者の福島加津也さんと冨永祥子さんに案内してもらいました。
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「弓道場」は民家「江川家住宅」の小屋組を参照したという軽やかな架構。
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「ボクシング場」は、寺院建築を思わせる力強い架構。
どちらも古建築好きのお二人らしい建築で、
日本の伝統建築を現代的に再解釈したデザインです。
さすがは、建築学会賞受賞の完成度の高い作品でした。
特に、「ボクシング場」のオリジナルな架構は実際に見ると、
想像以上に独特な雰囲気を放っていました。。。。

「トラットリア・サレルノ」のグラフィックデザイン

東京オリンピックの新しいエンブレムが決まりましたね。
ロゴのデザインは好みもあるので賛否両論あるのは当然のこと。
個人的にはモノトーンの幾何学的なデザインで良い思いますが、
皆さんはどのような評価でしょうか?
ところで、そのロゴのデザイナーの野老朝雄さんは、
10年程前に一緒にお仕事させていただいたことがあります。
いろいろとご苦労されていた当時の野老さんが、一躍時の人となられて、
なんだかこちらもうれしくなります。
野老さんは建築系の学校出身ということもあってか、
建築的(数学的?)思考回路のデザインをされる方という印象があります。
とても興味深いお話をさせていただいたのを懐かしく思います。
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流山おおたかの森ショッピングセンター内のトラットリア・サレルノ
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ファサードのガラスと布に野老さんの水をイメージした図柄により、
モワレをつくって柔らかく包まれたような雰囲気をつくっています。
当時はみんな駆け出しでしたが、布は安東陽子さん、照明は戸恒浩人さん、
今やそれぞれの分野のトップを駆け抜ける人たちの豪華なコラボでした。。。。
僕らも、もっと頑張らねばと思う今日この頃です。