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日大、最後の卒業設計講評会

日大生産工学部の卒業設計講評会に行ってきました。1等は三野さんの歌舞伎町再開発、2等は長津くんの漁村を分断する防潮堤のあり方を変える提案。ウチにバイトに来たこともある三野さんの作品はコツコツと詳細まで設計した力作でしたが、僕が最終投票で押したのは劇的に街を変える提案をした長津くんの案。この対照的な二つの作品は3位以下を大きく離して一票差でした。細いフレームを使った新しい作り方の提案したもの(写真3枚目)や、北品川の昔の地割の記憶を生かした建築空間(写真4枚目)なども、なかなか良かったと思います。今年はダントツに面白くもあり完成度も高いというものはなかったですが、僅差で力作が並んでいたように思います。

15年間の日大生産工学部の非常勤はこれでおしまい。逆に、僕の方が多くのことを学ばさせていただきましました。そして、とても沢山の出会いもありました。皆様、どうもありがとうございました。

植栽工事立ち合い・照明調整 @上板橋の家

上板橋の家の現場に行ってきました。
こちら住宅の外構は室内と連続さた庭を作っていて、食べられる庭、季節を感じられる庭など、それぞれの場所ごとにテーマを決めていています。植木屋さんと相談しながら、木の配置や向きなどを決めました。夕方からはシリウス(スカイツリーの照明計画で有名)の戸恒さんと一緒に照明調整と照明シーンの設定をしました。
内装も照明もいい仕上がりです!竣工、引き渡しまであともう少し。頑張っていきましょう!

雑誌「I’m home.」取材@南青山の家

インテリア雑誌「I’m home」の撮影で、昨年竣工した南青山の家へ久しぶりに行ってきました。

お部屋にはたくさんの植物が置かれていて、そこに綺麗な光が差し込んでいました。掲載は5月号とのこと。どんな誌面に仕上がるのか楽しみです。

初詣@金王八幡宮

仕事はじめは、いつものようにスタッフ全員と一緒に氏神様の金王八幡宮に初詣に行きました。
その後、MDSの入っているビルのお隣、青山フラワーマーケットのカフェでお食事。グリーンハウス(旧ティーハウス?)は、ここに移転してきて1年以上経つと思うのですが、いつも混んでいるので入ったことがなく、今日は年始早々だったからなのか、すいていたので入ってみました。
店内は正月の雰囲気が漂う植物でぎっしりと飾られていて、とても清々しい気分で新年のスタートができました。
それでは皆さん、今年も頑張っていきましょう!

謹賀新年2024

謹賀新年
本年もどうぞよろしくお願いいたします。

海外の広大な敷地にプライベートスパを設計するプロジェクトが進行中です。美しい湖畔の風景を眺められながらサウナとヨガ、食事、宿泊などができる施設です。今後、海外の仕事も積極的にやっていこうと思っております。

Season’s Greetings 2023→2024

早いもので今年もあとわずかです。皆様 、2023年も本当にありがとうございました! 今年もたくさんの方々に支えてていただきました。来年も宜しくお願いします!

MDSは12月28日(木)から1月8日(月)までを休業とさせていただきます。

五月女寛@青山スパイラル

MDSの事務所のすぐそばの青山スパイラルに五月女さんが、作品を展示しているとの連絡があり、行って来ました。五月女さんは、日大の建築学科卒業後、大成建設の設計部に入社、そして今は陶芸家として大活躍。大成の時の一つ上の先輩です。明日17日まで1階ギャラリーいらっしゃるそうです。今回は小ぶりなものが多いです。ご興味のある方は是非、行ってみて下さい。

全体講評会@日大生産工学部

日大生産工学部の2年生後期の一つ目の課題「新しいコミュニティセンター」の全体講評会に行ってきました。3つのコースが合同になったので学生が250人近くいるのですが、先週、各班約30人から2、3名、合計25名ほどを選出して、大きな教室にそれらの模型と図面をずらりと並べました。今回は時間の関係で票が多かったもののみを先生たちが議論するというやり方でしたので、先生と学生、どちららにとってもやや物足りない感じでしたが、日を改めて3年生と合同講評会をするとのことなので、その時にじっくり話が出来ればと思っています。森班から選んだ二人は前期はあまり評価されていなかったようですが、那須野くんは2位、山崎くんは4位となり、自信がついたようなので良かったです。この講評会のやり方だとぱっと見の完成度で決まってしまうので・・・・・。まあ順位はともかく、次の課題以降も頑張ってもらえると嬉しいです。
ところで、僕は5年の任期が終わり、次の課題が最後の課題。通算で15年。今、一緒に教えている大成建設設計部でご活躍の大塚先生は、15年前、まだ学生でした。月日の流れは恐ろしく早いですね。では日大最後の課題、引き続き頑張っていこうと思います。
講評会の風景。講評しているのは齋藤由和先生。
新海くんの作品。力作。ただ、今回のやり方ですと、このような大きな模型があれば票が集まりやすいですね。
2位那須野くんの作品を講評する小川博央先生。
同点2位坂井くんの作品を講評する大塚先生
4位の山崎悠平くん

「なるほど住宅デザイン」発売!

なるほど住宅デザイン が発売されました。表紙はMDSが設計した成瀬の家。このような本で表紙になると、MDSから新しく出した本に見えますが、他の建築家の作品も載っています。MDSが設計したものは成瀬の家の他につつじが丘の家たまらん坂の家など。図面と共に掲載されていますので、住宅デザインのヒントが満載です。是非お近くの書店でお手に取ってみてください。

 

雑誌「I’m home.」の「建築家リスト50」に掲載

インテリア雑誌「I’m home. 」最新号、「理想の住まいをかなえるパートナー紹介50」というコーナーで、MDSが紹介されています。50組の多くはI’m home. によく掲載されている常連ですが、設計料、設計期間や工期など様々。ご参考になると思います。

建築家協会優秀建築100選 「立川ANNEX」

建築家協会(JIA)の優秀建築選100作品にMDSが設計した立川ANNEX が選ばれました。2022年の建築作品の中から優秀作品として選出された100作品が建築年鑑に収められています。なかでも戸建住宅は計10作品ほどの選出で狭き門となっているようです。

本年より建築年鑑のWEB版が開設されました。是非、書籍と合わせてご覧ください。

西芳寺(苔寺)

梅雨の時期、雨の日でも楽しめる苔が有名な西芳寺。昔はハガキで事前申し込みをしないと拝観できませんでしたが、今はネットでも予約が可能にました。随分とお手軽に拝観できるようになりましたね。写経をした後、お庭を拝観させていただきました。

 

日大生産工の2年生の全体講評会

日大生産工の2年生の全体講評会に行ってきました。
初めて建築設計をする2年生の課題、8mキューブの空間構成を考えるというもので、用途、敷地がありません。今年から3コースが一つになり250人、デザインコースの泉幸甫先生が長らくやられていた課題を、篠崎先生が少しアレンジしています。
3コースの教授に加えて、日建、竹中、アトリエの建築家の非常勤講師も含めてバラエティに富んだ10人。2名づつで毎週違う班を担当しました。言い換えると、250人全員に一言はコメントしました!毎週、違う面々というのはかなり大変でしたが、成果物はなかなかレベルが高く、良かったのかも?新たな試みで良いやり方を探るのは大切ですね。
ところで、先週250人を全員で採点しました。そこから約1割を選び、もう1割を次点として選びました。今週は、まずは、次点から上に上げるものがあるかの議論で、1枚目の写真手前2つを上げることになりました。この2つは、先週から個人的には高い点を入れていたもの。2枚目の写真は議論の末、残った10個。そこから先は、先生1人6点持ちで投票。手前3つがベスト3。なかなか素晴らしい案です。では、この調子で次回も頑張っていきましょう!

粟津邸を見学

先日、粟津邸(1972年竣工、設計:原広司)を見学させていただきました。原さんの自邸と共に有名なこちらの住宅は、グラフィックデザイナーの粟津潔さんの自邸。原さんの自邸と似てるところもありますが、こちらが先に設計されています。広い敷地半分に2層分の直方体が斜面に寄り添った建ち方は、敷地周辺が竣工時から変わったと言え健在。エントランスから外部のような直階段を天井の高いアトリエまで2層降りていく途中、ここが家であることを忘れてしまいます。

ところで、NHKのクローズアップ現代の鈴木京香さんが出ていた回でこちらの住宅も紹介されていましたね。番組内でも粟津さん(潔さんの息子さんのケンさん)が維持するためにかなりのコストがかかるとおっしゃっていましたが、今後、このような名作住宅が同様の問題に直面しますので、その資金も含めて良いシステムが作られて保存されていくと良いですね。

粟津様、住宅遺産トラスト及び関係者の方々、どうも有難うございました。

東武ワールドスクエア

1/25のスケールで世界中の建物を野外に展示している不思議なテーマパーク。今年、ちょうど30周年だそうです。30年前は、まだNYのワールドトレードセンターが健在で、バルセロナのサグラダファミリアは外壁すら立ち上がっていない頃。日本人が世界中を旅行に出かけていた幸せな時代のまま時計は止まっているが、少しだけ新しい建物も追加された不思議な時空間。

ワールドトレードセンターの横に、エンパイアステイトビルとクライスラービルが建ち、その近くにエジプトのピラミッドがある。

フランクロイドライトが設計した帝国ホテルは、ロビーは愛知県犬山市で保存されていますが、全貌はこちらで見ることができます。となりに東京ドームもあって、スケールが確認できます。遠くにはワールドトレードセンターやエンパイアステイトビルが見えるのも面白い。

一見、子供のための遊園地なのですが、その完成度は極めて高く、建築家や建築学科の学生は、1日中いても全く飽きません。色々な発見もあり、とても勉強になる素晴らしい施設です。日光の近く、鬼怒川にあるので、外国人の方々にもオススメです。

 

下の動画の他に、ヨーロッパ編・アジア編・日本編の動画もInstagramに掲載しましたので是非ご覧ください。

 

BSテレビ東京「となりのスゴイ家」@鷲巣の走馬灯

MDSが設計した禅寺の庫裏のリノベーション「鷲巣の走馬灯」がBSテレビ東京「となりのスゴイ家」 で紹介されます。

 

「鷲巣の走馬灯」の禅寺は、大河ドラマ「どうする家康」の中でも登場する今川家家臣、関口家とゆかりが深く、今も現御当主が寺の総代長を務めていらっしゃるそうです。

「となりのスゴイ家」は「浄明寺の家」も紹介された番組です。

放送は5/12(金)21:00~BSテレビ東京です。お楽しみに!

新学期

理科大理工と日大生産工の授業、はじまりました。どちらも2年生の設計の担当です。理科大(一枚目の写真)も人数多いですが、日大(2枚目の写真)はそれ以上。生産工は今年から総合、デザイン、居住の3つのコースが一つになったこともあり、なんと250人越え!あまりの人数の多さにちょっと驚きました笑
それでは、今年も頑張っていきましょう!

八ヶ岳にも春が来ました

先月の久しぶりのスキーで火がついて、今年2回目のスキー。眼前に広がる八ヶ岳の山並みがとても美しい。
今回は四半世紀ぶりにコブ斜面を滑ってみました。動画は コチラ 笑
やや後傾でズラしも多いですが、このくらいの斜面であれば一応なんとかなりますね。
ところで、嬉しいような悲しいようなお話。リフト券を買おうとしたら、50歳以上はシニアとのこと。確かにゴンドラ4、5本くらいしか乗らないから、若者と同じ料金だと割に合わないかも。気分は3、40代ですが、いつの間にかシニアの仲間入り。まあ安くしてくれるんだからよしとしましょう。

「Interference」@銀座メゾンエルメス

 先日、銀座メゾンエルメスに立ち寄りました。「Interference」というグループ展が6月4日(日)まで行われています。その場に身を置かなけらばわかならない、なかなか面白い展示でした。ご存じの方もいるとは思いますが、、、それは行ってからのお楽しみ笑

スザンヌ・フリッチャーの「Pulse」

 

フランシス信吾の「Liminal Shift」

夕日が反射した外観写真を何気なく撮ろうとしたら、この標識見たことないかも?リヤカーの通行止め?ネットで調べると「自転車以外の軽車両通行止め」をあらわす標識とのこと。こんなものあるんですねー。昔、教習所で習ったのかもしれないけど、、、、

「アドルフ・ロースの空間」展に行ってきました

田町の建築会館で行われている「アドルフ・ロースの空間」展に行ってきました。東洋大学の櫻井義夫先生は今年退官されるのですが、川村が非常勤講師で長らくお世話になっていて、ロースのお話は時々聞いていました。会場にはあまり知られてないものも展示されています。この全ての住宅を奥様の紅絹さんと一緒にまわられたそうで、その時の苦労話など興味深いお話を紅絹さんからも聞かせていただきました。大きな模型を内部まで作り込んでいて、櫻井先生に説明までしていただいて、、、かなりの長時間独占してしまいました。どうも有難うございました!

アドルフ・ロースの住宅の模型がずらりと並んでいます。ほとんど知られていない貴重なものもたくさんあります。

櫻井先生に模型で説明していただきました。

勿論、ミュラー邸の模型もあります。

最後に櫻井先生と奥様の紅絹さん、東洋大学の学生さんと記念撮影。

星空の撮影

知人に誘われて星空の撮影に行ってきました。真冬の隅田川は予想以上に寒く、1時間半で断念。もう少し長い時間撮ると、星のラインがもっと長くなったとは思います。あとISOをあげるか、絞りを一段開けるともう少し暗い星も浮き出てくるんでしょうね。今回は初めての星空の撮影。まずまずの作品では?笑
シャッタースピード20秒(ISO100、f4.5)で200枚近く連写して比較明合成をしています。その後で、空以外は露出をスカイツリーに合わせた一枚の写真を上から重ねています。最後に全体のバランスを整えて完成。そんな感じで、この一枚を作るのは結構大変。こんな撮影方法があるとは!改めて写真の奥の深さを知りました。
ところで、星の軌跡、スカイツリーの上部あたりは右上がりのまっすぐな直線。それより上の方は北極星を中心とした大きな円となっていて、逆に下の方はその反対の円弧になっているのがなんとなくわかりますか?それとは別に、スカイツリーの左、言問橋の上のあたりに、それらのラインとは関係ない曲線が見えますが、それは羽田に向かう飛行機が大きく旋回している軌跡だと思います。

30年前のサグラダファミリア

暇を見つけては昔撮ったポジフィルムをデジタル化して、Instagramの方に随時投稿しています。
30年前のサグラダファミリア。50代前後の人の卒業旅行で見たものはこんな感じだったと思います。改めて最近行った時の写真と見比べると全く違いますね。こちらの写真の方が古いものなのに、遠い未来の廃墟のようにも見えます。

 

ところで最近はどれくらいできてるの?という方がいたのですが・・・、驚くほど完成しています。下の2枚が5年前、2018年11月の写真。

そして、下の2枚30年前。廃墟のような写真です。

サグラダファミリアがつくり続けていることを知らなければ、30年前の写真は未来の廃墟にしか見えませんね?