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八ヶ岳の山荘 筬欄間を間仕切りに。

八ヶ岳の山荘 の2階のベッドルームでは、既存の家屋に付いていた「筬欄間(おさらんま)」をベッドルームと通路の間仕切りとして利用しています。欄間は和室の襖・障子等の間仕切りの上に付けられるもので、筬欄間は特に細い桟が並んだ形状のものをいいます。元々は横に付いていた欄間を縦にすると、純和風の欄間も、雰囲気がガラリと変わります。

色の薄い木部は今回新しく作ったもの。柱と柱の間に木目の美しい小梁を通して、その間にコマを噛ませて浮かせて設置しています。

透けのある間仕切りが風通しのよい空間つくり、爽やかな印象を感じられます。

八ヶ岳丸太プロジェクト2025

日本大学生産工学部岩田研究室の大学院生と一緒に取り組んでいるプロジェクトの第一弾。稲を干す「稲架掛け(はざかけ、はさがけ、はぞかけ…どうやら色々な言い方があるらしい)」からヒントを得て、間伐材の小径丸太で作ったものを八ヶ岳の麓に点在させていき、新しい風景を作り出そうという試み。今年はバイク置き場をつくりました。

信濃毎日新聞の本日の朝刊にも掲載されました。ありがとうございます。

八ヶ岳での活動はこの他にもいくつか動いていて、2日目からはアラウンドアーキテクチャーの佐竹さんと4年生は途中から合流。施工協力は北沢建築、構造のアドバイスは坂田涼太郎さん。皆様のご協力があって、予定通り1日半で完成することができました!有難うございます。

間伐材の丸太でバイク棟をつくる

日本大学生産工学部の大学院生と一緒に長野県の箕輪町に行ってきました。学生たちと一緒に間伐材の細い丸太を使ったバイク置き場を設計していて、その仮組を確認するためです。こちらの作業場(北沢建築工場)は三澤文子さんの設計、構造設計は稲山さんの素晴らしい建築作品。少し余談になりますが、乃木坂46のMVで使われたことで聖地の一つになっているようで海外からもファンが見学に来るそうです。

K.Mori

日大、地域計画課題の現地調査で原村めぐり

日大生産工学部の岩田先生と大学院生と富士見町、原村をぐるっと一周しました。6月から日大で僕が地域計画のスタジオ課題を出すことになっていて、その舞台は八ヶ岳西麓。その授業の他にも、ペンションベルさんの自転車置き場を学生と一緒にデザインしていて、今回はそのプレゼンも。あと、富士見高原リゾートさんの使われていない施設や、その周辺の同様な施設を案内していただき、現在のリゾート地が抱える問題を共有させていただきました。大学院生の一人はこのテーマを深掘りして論文を書くとのことです。その他には、八ヶ岳美術館、私の八ヶ岳アトリエ、エコーライン沿いのハマラノーエンなどをまわりました。ハマラノーエンでは、時間外にもかかわらず代表の折井さんがご丁寧な説明までして下さり、話も大変盛り上がりました。近々に面白いことをご一緒させていだけそうでとても楽しみ。この地域をよりよくすることに貢献できると嬉しいです。

今回は富士見高原リゾートさんのご厚意で、車を出していただいた上に案内までしていただき、学生にとってとても充実した一日になったと思います。どうも有難うござました。

「浅間下の柑橘楼」祝!竣工

浅間下の柑橘楼 が竣工を迎えました。趣のある瓦屋根が特徴的なこの家は施主の生家。状態の良かった瓦の屋根と建ったときの姿を残していた2階の内装を保存して、1階を暮らしやすいモダンなワンルームに改装したこの計画。随所に施主のこだわりのアートや家具がちりばめられました。

詳しくは 作品詳細ページ をご覧ください。

「鶴見のリノベーション」配筋検査

「鶴見のリノベーション」の配筋検査に行ってきました。

解体してみると、基礎は建築年代から想定していた「無筋コンクリート」でもなくコンクリートでできた縁石でした!構造設計者に補強の方法を相談して、宅内に新たなベタ基礎を設け、耐力を負担させるよう計画しました。