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全体講評会@日大生産工学部

日大生産工学部の2年生後期の一つ目の課題「新しいコミュニティセンター」の全体講評会に行ってきました。3つのコースが合同になったので学生が250人近くいるのですが、先週、各班約30人から2、3名、合計25名ほどを選出して、大きな教室にそれらの模型と図面をずらりと並べました。今回は時間の関係で票が多かったもののみを先生たちが議論するというやり方でしたので、先生と学生、どちららにとってもやや物足りない感じでしたが、日を改めて3年生と合同講評会をするとのことなので、その時にじっくり話が出来ればと思っています。森班から選んだ二人は前期はあまり評価されていなかったようですが、那須野くんは2位、山崎くんは4位となり、自信がついたようなので良かったです。この講評会のやり方だとぱっと見の完成度で決まってしまうので・・・・・。まあ順位はともかく、次の課題以降も頑張ってもらえると嬉しいです。
ところで、僕は5年の任期が終わり、次の課題が最後の課題。通算で15年。今、一緒に教えている大成建設設計部でご活躍の大塚先生は、15年前、まだ学生でした。月日の流れは恐ろしく早いですね。では日大最後の課題、引き続き頑張っていこうと思います。
講評会の風景。講評しているのは齋藤由和先生。

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日大生産工の2年生の全体講評会

日大生産工の2年生の全体講評会に行ってきました。
初めて建築設計をする2年生の課題、8mキューブの空間構成を考えるというもので、用途、敷地がありません。今年から3コースが一つになり250人、デザインコースの泉幸甫先生が長らくやられていた課題を、篠崎先生が少しアレンジしています。
3コースの教授に加えて、日建、竹中、アトリエの建築家の非常勤講師も含めてバラエティに富んだ10人。2名づつで毎週違う班を担当しました。言い換えると、250人全員に一言はコメントしました!毎週、違う面々というのはかなり大変でしたが、成果物はなかなかレベルが高く、良かったのかも?新たな試みで良いやり方を探るのは大切ですね。
ところで、先週250人を全員で採点しました。そこから約1割を選び、もう1割を次点として選びました。今週は、まずは、次点から上に上げるものがあるかの議論で、1枚目の写真手前2つを上げることになりました。この2つは、先週から個人的には高い点を入れていたもの。2枚目の写真は議論の末、残った10個。そこから先は、先生1人6点持ちで投票。手前3つがベスト3。なかなか素晴らしい案です。では、この調子で次回も頑張っていきましょう!

新学期

理科大理工と日大生産工の授業、はじまりました。どちらも2年生の設計の担当です。理科大(一枚目の写真)も人数多いですが、日大(2枚目の写真)はそれ以上。生産工は今年から総合、デザイン、居住の3つのコースが一つになったこともあり、なんと250人越え!あまりの人数の多さにちょっと驚きました笑
それでは、今年も頑張っていきましょう!

日大生産工学部の卒業設計の講評会

日大生産工学部の卒業設計の講評会に行ってきました。久しぶのリアルな講評会でした。リモートやハイブリットと違って、発表者と先生方との一体感があってやはり良いですね。リアルの大切さを痛感しました。

今年は、一時多かった新たに建築しないリノベーションが減り、ドローンやリモートといったものを設計に取り込んだ規模の大きなものが上位にちらほらと混じっていて、なんとなく傾向が変わってきたと思いました。それは、講師陣の顔ぶれが変わってきたことも関係しているのかもしれません。こちらの大学では、一度任期が切れて1年抜けましたが、15年近く非常勤講師をやっていて、気がつくと専任を除けば一番長いかも?周りがかなり若返りました。

議論と投票の末、最後に6点を3人に分配する投票で、上位3人を決めたのですが、結果的には僕はその上位3つに2点づつ投票していたので、順位こそ少々意外ではありましたが、その順位にもまあ納得。一方で納得のいかない先生方がちらほらいましたが、メンバー、審査のやり方を変えれば順位が変わる僅差だったと思います。
司会の篠崎先生の采配もあるとは思いますが、若手の先生方も講評しやすいフラットな雰囲気もあり、講評会自体はとても良かったと思います。講評会の後はコースの垣根を越えて、布野先生、泉先生、橋本先生といった重鎮や若手の先生方と話をしながらお酒が飲めて、とても楽しい夜でした笑。
上位8人
38点で一等、大槻くんの案
34点で2等、津留くんの案
26点で3等、増子くん
25点で4等、若狭くん

大河ドラマ「どうする家康」関口家の観音像

今、放映中の大河ドラマ「どうする家康」。その中で登場する今川家家臣、関口氏純(渡部篤郎)、そして娘の瀬名姫(有村架純)は徳川家康(松本潤)の正妻。昨年竣工した杉戸のリノベーションの禅寺は、その関口家とはゆかりが深く、今も寺の総代長を務めているそうです。そして、ドラマの関口家屋敷セットに鎮座する観音像は、住職が美術監修しているそうです。

「南青山の家」祝!上棟

「南青山の家」が上棟しました!

 

R屋根部分の施工風景。

薄いリブ付きの鉄板を並べていき、木造と緊結。熱の伸び縮みがあるので、若干の余裕をもって施工します。

鉄板が熱くならないように、外側に断熱。完成が楽しみです!

行燈@杉戸の現場

こちらの建物は一旦は壊されることも検討されていましたが、外壁をテントで覆って蔵のような佇まいに。白いテント生地に黒いファスナーがアクセントになっています。夜は大きな行燈のように庭を照らします。

帰り際、振り返ってみると、テントで覆われたハナレはイメージ通り。まさに行燈です!

 

庭石を選ぶ@杉戸の現場

最近、石のある庭はあまり人気がないらしく、庭石があまっているという話をあちらこちらで聞きます。杉戸のリノベーションで、建主様から家の中でそのような石を何かに使えないかという依頼がありました。色々考えましたが、やや月並みですが、段差のある床に上がるステップとして数ヶ所に使うことにしました。まずは山積みされた沢山の石から使えそうな石を選び出して、石肌を残しつつ上部をフラットに切断することにしたのですが、、、切断面と石肌が美しいのはどこを上にすればいいの???なかなか難しいですね。