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五重塔が見える景色

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次の日の昼、八坂のザ・ソウドウに行きました。
数年前に一度夜に来たことがあるのですが、
今回、予約したのは2階角の個室。
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そこから見える五重塔が見える景色は素晴らしく、
ちょうど雪がちらつき、まさに冬の京の風景でした。

西翁院・澱看席

JIAセミナー解散後、特別公開中の西翁院の澱看席を見学に行きました。
茶人・藤村庸軒の茶室で、師匠の宗旦の三畳敷とよく似ていて、
点前座と客座との境に中柱を立てて仕切壁をつけ、
そこに火灯口をあけて「道安囲」とよばれる構えの名茶室。
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写真撮影はNGなので、こちらは入口からの写真。
たまたま見つけたこちらの特別公開は、なんと13年ぶりののようです。
茶室にご興味のある方は必見です(3月18日までです。)。
澱看の席を見学した後、そこから歩いて茂庵というカフェへ。
その途中にある、大正時代のレトロな街並を横目に吉田山の山頂へ。
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建物も楔をつかった木造の趣のある雰囲気で、今、人気のスポットらしい。
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木々の隙間から京都市内を眺めながら、美味しいケーキを頂きました。
まだまだ行ったことがないところが沢山ありますね。。。。。

樂焼の伝統と今

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翌朝、樂さんのご自宅の横にある樂美術館へ。
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こちらのスペースで、樂さんのお話を聞きました。
庭のあちら側に見えるのがご自宅。
祇園で昼食を済ませて、京都国立近代美術館で樂さんの展覧会、
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展覧会の図録の中で樂さんは次のような文章を書いていました。
初代から二代、三代さらには本阿弥光悦までを「創成期」と捉えて、
その部分を充実させると共に、「今」すなわち現代を「創成期」同様に充実させる。
また、「創成期」と「今」、その間の歴代の作品を伝統と創造の営みとして、
一筋の道のように過去と現代を結ぶ。
それは過去と現在を結ぶ能舞台にかかる橋掛かりのようでもある。
実際の展覧会を訪れると、茶碗にとりわけ詳しくない僕にとっても、
ズラリと並べられると、「不連続の連続」と言われる樂焼が、
どのように引き継がれてきたのかがよくわかる素晴らしいものでした。
一子相伝と言っても古いものを単に引き継がれているのではなく、
もしろ、樂吉左衛門というアーティストの前衛芸術ですね。
こちらの展覧会は2月12日まで京都で開催されていますので、
是非、ご覧になっていただければと思います。
ちなみに、東京国立近代美術館で3月14日〜5月21日で、
同じ展覧会が東京でも開催されるようです。

樂吉左衛門の茶室

私が実行委員をつめるJIA建築セミナーで、樂吉左衛門氏に講演をお願いしました。
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千家十職の樂焼十五代当主の樂吉左衛門氏。
琵琶湖のほとりにある樂さんの茶室で、
その茶室について直接お話を聞く貴重な機会でした。
茶室と言えば、一般的な数寄屋建築をイメージしがちですが、
樂さんがそんな様式にとらわれる茶室をつくるはずもなく、
伝統的なものから、何をもらい、何を変換し、何を捨てるかを真剣に考え、
試行錯誤の結果として、この茶室ができたとのこと。
ちなみに、最初に捨てたのは土だそうです。
茶室は非日常の場所だが、非日常と言ってもそれは精神の非日常であるなど、
とても奥の深い貴重なお話に感服しました。
また、千利休の時代から続く重くのしかかる伝統を継承しつつも、
現代に生きる前衛的なデザインを作ろうとするその姿勢には、
非常に心を打たれました。
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滋賀県の琵琶湖のほとりに建つ佐川美術館。
あちらに浮かぶのが、樂さんがつくった茶室です。
実は、小間を含む、ほとんどの部分は水面の下にあります。
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佐川美術館とその増築部分の茶室の設計者、
竹中工務店の内海さんに茶室をご案内していただきました。
今回は、建築家協会のセミナーということもあり、
特別に小間の中にもあがらせていただきました!感激!
かなりの時間とコストがかかったようですが、
「急かさざること おいとい無きこと ご指導無きこと」
つまり、お金、時間、そして、建主が口出ししないとのことが、
小堀遠州(?)が言ったとされる良いものができる3つの条件だそうですが、
この茶室はその条件を満たしているとのこと。
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樂さんのこだわりで水面すれすれです。
前衛的な茶室ですが、きちんとお点前のできる素晴らしい茶室でした。
見学が終わったあとは近くの温泉宿に泊まり、懇親会。
同じ部屋となった竹中の内海さんとは夜遅くまでお話させていただき、
内海さんにはご迷惑だったかもしれませんが(笑)、
とても勉強になる楽しいひとときを過ごさせていただきました。
どうも有難うございました!

全体講評会@東京理科大学

東京理科大学の今年度最後の授業に行ってきました。
2年生の設計製図で、各班から選ばれた優秀者30名程の全体講評会。
力作ぞろいでなかなか見応えがありました。
3年生になってもこの調子で頑張ってもらえればと思います。
ところで、春休み中、お暇な学生、
是非、MDSへアルバイトに来て下さい(笑)!
ご連絡お待ちしてます!
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初釜@「吉祥寺の家」の工事現場

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年が明けて初めての「吉祥寺の家」の現場にて、
毎年恒例、現場監督の江口さんによる江口流(笑)のお茶会です。
職人の方々と一緒に美味しいお茶をいただきました。
ごちそうさまでした。
今春の竣工を目指して、ラストスパートです。
引き続き、どうぞよろしくお願いします!

謹賀新年

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明けましておめでとうございます!
今年はジルヴェスターコンサートで新しい年を迎えました。
カウントダウンはシベリウスのフィンランディア。
本年もどうぞよろしくお願いします!