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「JIA環境建築賞」公開審査

日本建築家協会の全国大会は今年は横浜。
そこで環境賞の公開2次審査が行われました。
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1次審査と現地審査を終えた12作品について、
公開2次審査はBankARTホールのメイン会場で行われました。
MDSは「ポジャギの家」を発表。
会場は川俣正氏のアート作品の中です。
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「仙川の家」祝!上棟

「仙川の家」が上棟しました。
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明るく気さくな棟梁。勿論、腕も確かです。
夕方から建て主さん、工務店さんを交えて上棟式。
楽しいひとときでした。

阿部勤さんの自邸

JIA建築セミナーの実行員の特典のひとつに、
普段見れないところを自ら企画し、
受講生に混じって見学できることがあります。
以前から是非見てみたかった住宅のひとつに、
建築家、阿部勤さんの自邸があります。
ということで、阿部さんにお願いしたところ、
ご厚意で自邸にてパーティをしていただけることになりました。
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住宅街に突如森が現れ・・・そこが阿部さんの自邸です。
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角に一本の木を植え、建物を45度ふった佇まい。
この一本の木が街のランドマークとして大きく貢献しています。
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こちらはエントランスまわり。
四角形の外形にもうひとつ四角形が入った単純なプランですが、
そのまわりがエントランスやキッチン、ダイニングなど、
外周部に様々な空間が配置されています。
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1階と2階をつなぐ階段や吹き抜けも外周部にあり、
2階はデイベッドや机などが置かれた場が展開しています。
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2階中央の四角形の部屋は周りより少しだけ高くなっています。
たったこれだけの操作で、実に多様な空間が生まれています。
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センターのスペースから下を覗き込んだところ。
置かれているものひとつひとつが空間を豊かにしています。
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2階デイベッドからダイニングを見降ろしたところ。
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今では一般的に使われているペニンシュラキッチンという名前は、
実はこのキッチンが発祥の地。島状の形をしたキッチンは
既にアイランドキッチンと呼ばれていたそうですが、
そこからヒントを得て、 この半島状の形をしたキッチンに
阿部さんが命名したのが始まりだそうです。
全く知らずに使わせていただいておりました・・・・
その有名なキッチンでみんなで食事の準備。
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庭では火起こし。
ドライヤー(笑)で、一気に火を起こします。
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阿部さんがダッチオーブンにてきぱきと鶏を詰め込みます。
手慣れた手付きでとてもかっこいい・・・
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家に生ハムを固定するものがあるとは・・・・・
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まだ明るい時間から始めて夜遅くまで阿部邸に滞在させていただき、
建築の素晴らしさはもちろん、阿部さんのもてなし、
さらには阿部さんの人生そのものに感動しました。
僕の建築観に大きく影響を与えた有意義な一日でした。

山本理顕さんの自邸

JIA建築セミナーの企画で、
山本理顕さんの住宅2件を拝見させて頂きました。
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まずは山本理顕さんの自邸です。
私たちが学生の頃、みんながよくこのフォルムを
真似していたのを懐かしく思います。
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建物の階段を上がって玄関の扉を開けるとまた外部階段。
その階段を更に上がっていきます。
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階段は屋上まで続いています。
屋上は見晴らしが良く、晴れると気持ちいいでしょうね。
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リビング、ダイニングは元々床にレベル差があったのですが、
住みながら変更していると説明を受けているところ。
奥の角が山本理顕さん、その左に実行員長の工藤和美さん、
右に阿部勤さんで、一緒に見学させていただきました。
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そしてstudio stepsへ。その名の通り、家と言うより大階段。
階段の裏側にプライベート空間、表側は街にオープンになっています。
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この階段を利用してコンサートや講演にも使われています。
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ということで、山本理顕さんに講演していただきました。
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講演風景。テーマは「地域社会圏」。大階段にはたくさん座れます。
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講演が終わった時には、外はすっかり真っ暗。
時代を超えて住み続けられる住宅のオーラが、
街に異彩を放っています。

「仙台坂の家」お宅訪問

今春竣工した「仙台坂の家」に久しぶりに行って来ました。
準防火地域の木造3階建ての梁現わしは、
建築基準法的には難しいのですが、クライアントの希望通り、
合法的に梁現わしの空間を実現させました。
木造の大きな空間に柱を一本だけ落とした柱と梁をデザインです。
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敷地は東側に接道し、密集した住宅地域。
奥の南西と北西の角から採光を確保しています。
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南西の角は建築面積調整のため斜めにカットし、
お隣の木々を借景させていただいています。
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夜になるとこのような感じになります。
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北東はプライバシーを確保しながら採光をとるため、
植栽が楽しめるに光庭を設けています。
オーダーでつくったステンレスキッチンとダイニングテーブルを連続させ、
コンパクトながらも使いやすい空間となっています。

軽井沢のログキャビン

とてもお世話になっている木材会社さんに、
軽井沢のログキャビンにご招待していただきました。
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外観はシンプルな切妻、高く堂々とした佇まい。
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ログハウスと言っても様々なものがありますが、
一段一段が大きく不揃いなハンドカットの丸太材が積まれています。
丸太材の個性を活かし切った迫力ある構法。
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ログ材の自重や乾燥収縮によりログ材一本一本が沈下するので、
ボルトで締めて調整します。写真はログ材交差部分の調整ボルト。
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室内も不揃いの丸太が迫力満点。
心安らぐひと時を過ごさせていただきました。
ログハウスは木の香りで充満しており、服にも香りがうつるため、
東京に戻ってもしばらくその余韻が楽しめました。