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勧学院客殿と光浄院客殿

次の日は、滋賀の園城寺へ。
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勧学院客殿と光浄院客殿。
今さらながら(?)日本建築を勉強していくと、
次から次へと興味が湧いてきます。
この二つの建物は寝殿造りから書院造りの切り替わる頃の重要な建物で、
園城寺の中にある初期の書院造りの建物です。
歴史はやはり時代の大きな変わり目がとても面白く、
現代の建築デザインを考える上でも、
たくさんのヒントが詰まっている気がします。。。
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こちらが、勧学院客殿(内部は残念ながら撮影不可)。
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こちらが、光浄院客殿の外観(こちらも内部は残念ながら撮影不可)。
興味がない人にとっては、普通の寺に見えるかもしれませんが・・・(笑)。
この二つの建物は、門からの佇まい、プランなどとても似ています。
柱の落とし方、庭と縁側の関係、そして部屋の分割方法などなど、
その相違点をよく観察し、作り手が何を考えたのかと思いを馳せるのが面白く、
また次の興味が湧いてきます。。。
どちらの建物も通常は拝観できませんが、事前予約すると拝観できます。
貸し切りで静かに拝観できる上、きちんと解説もしていただけますので、
むしろ予約制は歓迎ですね。。。
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園城寺の金堂の美しい屋根。
日本の古建築や木造建築をあまり知らない頃は、
形やそこにある雰囲気のようなものにしか興味がありませんでしたが、
架構やつくり方など様々なことに興味がある今は、
同じものを見ても全く違ったものに見えてくるのが不思議です。
この後、昼食をはさんで石山寺へ。
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本堂の大屋根をバックに新緑の若葉。
檜皮葺きの大屋根がまるで大地のようですね。。。。
滋賀は京都と違って、全く人がいなくて、驚きました。。。
日本には素晴らしい建築がたくさんありますね。

菊乃井本店

親の長寿祝いで菊乃井本店に行ってきました。
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言わずと知れた京都、いや日本を代表する老舗料亭。
夕方の少し早い時間に行って、代表的なお部屋を拝見せていただきました。
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お食事をいただいたのはコチラのお部屋。
電話で予約の際にこちらを手がけた中村外二工務店云々という話になり、
我々が建築関係者と察して、新しくつくったお部屋へという気遣い(?)。
白木の清楚なお部屋で、庭も美しく、食事も極上。すべてが完璧でした。
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床板はセイヨウトチノキの一枚板。床柱は北山杉。
天井は美しい木目の霧島杉を編んだもの。
奥の棚は赤い紐で吊られているように見えますが、
その紐の中に鉄の棒が入っていました(色々、工夫していますね)。
帰る頃には、すっかり日も暮れて、趣のある雰囲気に。。。
菊乃井本店はミシュランの三ツ星。
和食の世界でミシュランの星の数を気にするのは、
いかがなものかとも思いますが、文句なしの三ツ星ですね。

新緑の美しい京都、四君子苑ほか

新緑の美しい春の京都に行ってきました。
まず、特別公開の四君子苑へ。
四君子苑は吉田五十八が設計した建物があるということで有名ですが、
実際に訪れると、上質なものがさりげなく点在している様、
そして、北村捨次郎の晩年の作とされる数寄屋建築に圧倒されました。
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室内は残念ながら撮影不可。
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玄関周りと美術館からのみ撮影可です。
その後、修学旅行以来の清水寺へ。
新緑が美しいとは言え、人、人、人、、、
ザ・観光地!風情は全くありません(笑)。
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間近で見たかったのは、この柱脚部分。
雨からしっかり木の構造体を守る機能的な美しさ。
こんなところに興味がある人はいないようです。
のんびり見れて良かったです(笑)。
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そして、高台寺の傘亭。何度見ても美しいですね。
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そして、その隣りの時雨亭。
その後、親の長寿のお祝いで菊乃井本店へ。

天井仕上げの確認@志木の家

志木の家の現場に行ってきました。
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仮柱を取り外し、天井を黒く着色。一回塗りの状況を確認。
やや木目が目立つので、2回塗りのサンプルと比較してもう一回塗ることに。

阿部勤さんの出題@東京理科大学

大学の新学期が始まりました。
森は東京理科大学と日本大学。川村は東洋大学。
それぞれ週一日で、設計製図の授業に行きます。
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東京理科大の課題出題はゲスト講師の阿部勤さん。
阿部さんとは以前からお付き合いさせていただいておりますが、
このような場でご一緒するのははじめて。
全体講評会で阿部さんに講評していただくのが、
教える側の我々にとっても楽しみです。

都市住宅の金字塔「塔の家」訪問

「塔の家」は言わずと知れた都市住宅の金字塔。
東さんのご厚意で「塔の家」を拝見させていただきました。
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実際に訪れてまず感じたことは、各階ごとに適度な距離感があるということ。
ワンルームでつながっていながら、それぞれの居場所ごとの関係性が実に様々。
特に、ダイニングと上部との絶妙な関係、そして、コンクリート荒い素材感、
想像以上に素晴らしい空間が拡がっていました。
東さん、どうも有難うございました。

竣工検査@秋田の家

秋田の家の竣工検査に行ってきました。
特に大きな問題もなく、クライアントも大変ご満足のご様子。
とても良かったです。
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昼は明るい外周から光が差し込み、中央の階段にじわりと光が滲み入ります。
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階段のセンターの下部は闇。。。。見えません。
ここに天井からSean Salstromさんのアート作品(製作中)を吊るし、、、
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それを取り囲むように、階段、その周りにスパイラル状に部屋が配置されています。
夜は暗闇の中、中心から光を放ち、外周に灯りが漏れます。
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そんな光と影が作り出すアーティスティックな家でありながらも、
雪国の鉄道好きの親子が住まう小住宅です。
公園の向こう側に見えるのは秋田新幹線「あきたこち」。
今回もSean Salstromさんと現場で打合せをしました。
建物の中心の闇に光が滲み込むという建築のコンセプトにもとづいて、
ブラックガラスの作品をつくってくれることになりました。
とても素晴らしいものができそうなので、完成が楽しみです。

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「モダンリビング」「東山の家」が表紙に

「モダンリビング」の最新号にMDSが設計した東山の家が掲載されました。
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MDSが設計した東山の家が表紙です。
ブルーのソファはハイメ・アジョンの「ファウン」、
その後のルーバーは輻射冷暖房システムの「ピーエス」です。
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ダイニングからの見開きの写真。
大谷石の壁を境に、右上がリビング、左下がライブラリースペース。
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左官の壁と北欧家具はお似合いです。
詳しくは、是非、店頭で!
本日発売なので、平積みにされていると思います。