• Archive

日本大学卒業設計審査会

日大の卒業設計の講評会に行ってきました。
日大は教えに行きはじめて7年になりますが、
ここ数年、講評会を欠席していたので久しぶりの出席。
DSC03065-s.jpg
1次審査は大きな会場に展示された約70人の作品から、
教授と非常勤講師をあわせた約30人の審査員が各8作品選び、
5人以上から選ばれた16作品が2次審査に進みました。
公開審査は一人ひとりプレゼンテーションと質疑応答を行いますが、
講評する時間が短く、ややストレス・・・
DSC03071-s.jpg
こちらが一等の作品。2等とはわずか1点差でした。。。
一人の審査委員6点持ちなのですが、
僕が1等に4点入れ、2等の作品に1点入れました。
つまりそれぞれ3点、2点の配点をしていたら、
順位は入れ替わっていたということですね。
木材の出荷前、木を乾燥させる時期に、
その積み方を工夫して建築として使用するという提案。
なかなか良い着眼点だと思いました。
ところで、講評会の後の懇親会で、何人かの学生から、
「なぜ自分が評価されなかったのか?」
あるいは、「なぜ一票入れてくれたのか?」などの質問をさせれましたが、
僕の中でも評価軸をどこにするかで入れるもが変わります。
勿論、きちんと評価に対するコメントはできますが、
あまり順位などは気にしないで欲しいと思います。
大学によっても評価軸は変わりますので・・・
今回悔しいと思った人は、これに懲りずに頑張って欲しいと思います。
実際の建築もこのような点数では評価できませんからね。。。

東京理科大学卒業設計審査会

東京理科大学卒業設計の審査会に行ってきました。
今年の印象として、表層的な流行りを追ったデザインは少ない一方、
完成度の高い圧倒的なものがなかったように思います。
1等は日本人でしたが、2等はブルガリア人、3等中国人と、
留学生に押され気味。。。
日本人の学生諸君、もう少し頑張りましょう!
DSC03048-s.jpg
あまり良い写真ではないですが・・・
こちらがブルガリアの留学生のプレゼンテーション風景。
Mayaを使って風の外力から生み出された形態とのこと。
今の学生は卒業設計レベルでコンピュータを駆使して、
アルゴリズムによる新しいデザインの可能性を模索しています。
彼らが活躍するであろう20年後、30年後、
どんな建築をつくっているんでしょうね。

代々木体育館を川口衛さんに案内していただきました

丹下健三氏の代表作、代々木体育館は構造抜きでは語れません。
幸いにもこの建物の構造担当をされた川口衛さんに、
解説と案内をしていただきました。
DSC02981-s.jpg
メインケーブルがこの建築の重要な要素になっていることは、
建築関係者でなくても理解にたやすいと思います。
メインケーブルから建物外周のコンクリートに、
ワイヤーで吊られたいわゆるケーブルネットと誤解されがちですが、
実はそこは鉄骨。
鉄骨にしたのは丹下さんが求める曲線に近づけたかったから、
とも言われていますが、実はそこに構造的な合理性があるとのこと。
長〜い専門的な話になるので、ここでは省略。
DSC02994-s.jpg
メインケーブルはワイヤーロープ37本からできています。
DSC03041-s.jpg
二つ巴に似た平面を作り出す入り口部分。
ところで、このメインケーブルの先端は、
どうなっているかご存知ですか?
DSC02989-s.jpg
37本の直径52mmのワイヤーロープに分かれて、
コンクリートに緊結されています。
ここは普段は見れませんが、特別に見せて頂きました。
DSC03038-2-s.jpg
構造設計者の川口衛さんに案内して頂きました。
岡本太郎の太陽の塔で有名な大阪万博お祭り広場も設計された方。
DSC03020-s.jpg
二本のメインケーブルの間は採光、照明で使われています。
DSC03024-s.jpg
美しい曲面ですね。20世紀の日本が世界に誇る名作です。

中学生の職業体験@MDS

静岡大学教育学部付属の中学生が、MDSに職業体験にやってきました。
将来やりたい職業を見つけて、実際に会いにいくということですが、
先生や親の引率もなく、アポも自分で行います。
中学1年生だというのに大したものです。
学校で教わるお勉強より、なりたいという強い動機の方が重要なので、
このようなカリキュラムは良いですね。
希望の職業は政治家、銀行員、漫画家、モデル、アナウンサーなど様々で、
建築家は男女問わず、かなり人気が高いとのこと。
日本全国はもちろん、地元静岡にもたくさん建築家がいるのに、
なぜ3時間以上もかけてはるばるMDSに来たかったの?
という質問に対して、自分たちでいろいろと調べた結果、
MDSの建物が気に入り、どうしても我々に会いたかったとのこと。
中学生だというのに、うれしいことを言ってくれます(笑)。
DSC02968-s.jpg
事務所での仕事を紹介して、昼食がてら事務所周辺の表参道建築探訪。
施工中の現場にも連れて行きました。
熱心に工務店の現場監督さんに質問するので、
説明する方もついつい熱くなってしまいます。
中学1年生というのに、大学生顔負けの真剣さです。
彼らのような子供達が新しい時代をつくってくれると、
日本の将来は明るいですね。

「成瀬の家」工事監理

「成瀬の家」工事監理に行ってきました。
DSC02932-s.jpg
天井も張られて空間がわかるようになってきました。
大屋根の勾配天井が多様な空間をつくりだしています。
3月中旬頃にオープンハウスを行う予定です。