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「森のカフェ」@八ヶ岳美術館の森

建築家・村野藤吾が設計した八ヶ岳美術館の森に「八ヶ岳丸太プロジェクトの第2弾」つくりました。「森のスタンド」は日大、椅子は武蔵美の学生がつくり、ゴールデンウィーク限定の「森のカフェ」がオープンします。是非、お越し下さい。

5月2日〜6日 11:00〜15:00
「森のカフェ」@八ヶ岳美術館の森

この建物はカラマツの植林エリアに建てられたとのことで、新建築の竣工時の写真を見ても間伐材のような細いアカマツが沢山写っています。ドローンで上空に上がると建物周辺の半分くらいはアカマツにおき変わっているように見えます。この時期のカラマツは落葉して葉がなく、緑の葉がついているのはアカマツです。

竣工当時とは森も時代も随分と変わっています。村野藤吾の設計思想を尊重しつつ、森をもっと有効に利用するきっかけとなればと思っています。

日大「森のスタンド」と ムサビ有志による椅子

昨年から日本大学生産工学部岩田研究室の大学院生たちと進めてきた八ヶ岳丸太プロジェクト。村野藤吾の設計した八ヶ岳美術館に、交差丸太構法による「森のスタンド」をつくりました。今回も昨年同様、施工協力は北沢建築、構造アドバイスは坂田涼太郎さん。
カフェに使う椅子は武蔵野美術大学の國廣先生のご協力で、学生さん達がつくった素敵な椅子を沢山置いていただきました。皆様、お疲れ様でした。

あまり利用されていない森をもっと有効に使うことを考えるきっかけになればと企画したゴールデンウィーク限定の「森のカフェ」。地元の農園「ハマラノーエン」とMDSのコラボカフェです。

八ヶ岳の山荘 筬欄間を間仕切りに。

八ヶ岳の山荘 の2階のベッドルームでは、既存の家屋に付いていた「筬欄間(おさらんま)」をベッドルームと通路の間仕切りとして利用しています。欄間は和室の襖・障子等の間仕切りの上に付けられるもので、筬欄間は特に細い桟が並んだ形状のものをいいます。元々は横に付いていた欄間を縦にすると、純和風の欄間も、雰囲気がガラリと変わります。

色の薄い木部は今回新しく作ったもの。柱と柱の間に木目の美しい小梁を通して、その間にコマを噛ませて浮かせて設置しています。

透けのある間仕切りが風通しのよい空間つくり、爽やかな印象を感じられます。

八ヶ岳丸太プロジェクト2025

日本大学生産工学部岩田研究室の大学院生と一緒に取り組んでいるプロジェクトの第一弾。稲を干す「稲架掛け(はざかけ、はさがけ、はぞかけ…どうやら色々な言い方があるらしい)」からヒントを得て、間伐材の小径丸太で作ったものを八ヶ岳の麓に点在させていき、新しい風景を作り出そうという試み。今年はバイク置き場をつくりました。

信濃毎日新聞の本日の朝刊にも掲載されました。ありがとうございます。

八ヶ岳での活動はこの他にもいくつか動いていて、2日目からはアラウンドアーキテクチャーの佐竹さんと4年生は途中から合流。施工協力は北沢建築、構造のアドバイスは坂田涼太郎さん。皆様のご協力があって、予定通り1日半で完成することができました!有難うございます。

間伐材の丸太でバイク棟をつくる

日本大学生産工学部の大学院生と一緒に長野県の箕輪町に行ってきました。学生たちと一緒に間伐材の細い丸太を使ったバイク置き場を設計していて、その仮組を確認するためです。こちらの作業場(北沢建築工場)は三澤文子さんの設計、構造設計は稲山さんの素晴らしい建築作品。少し余談になりますが、乃木坂46のMVで使われたことで聖地の一つになっているようで海外からもファンが見学に来るそうです。

K.Mori

デリ&カフェ「K」

八ヶ岳西麓、原村の自然文化園内にあるカフェ&デリ「K」。仕事や打ち合わせにも使えるとても気持ちの良い広々としたスペースで、頻繁に利用させていただいています。

現在の企画運営はヤツガタケシゴトニン。立ち上げ時の空間プロデュースとしてルートデザインが関わったとのこと。ヤツガタケシゴトニン(代表:中村洋平氏)は原村WORKSPACE、ルートデザイン(代表:津田賀夫氏)は富士見森のオフィスを運営されていて、私の八ヶ岳での活動で大変お世話になっている方々です。この地域にはとても感度の高いアイディアマンが沢山いて本当に驚きます。そんな方々とご一緒させていただいているプロジェクトがいくつかあって、今からとても楽しみにしています!

K.Mori

専門家の方々と一緒に八ヶ岳美術館へ

村野藤吾が長野県諏訪郡原村に設計した八ヶ岳美術館(1979年竣工)。館長宮坂さん、学芸員塚崎さん、日大亀井先生、理科大國分先生と一緒に八ヶ岳美術館を見てまわりました。これまでに何度も訪れている美術館ですが、工事用図面を片手に丁寧に見ていくと新たな発見がいくつかあり、個人的にも大きな収穫でした。来月、皆さんと京都工芸繊維大学に保管されている村野藤吾の資料を見にいく予定。今後、僕は地元の建築家として(?)盛り上げていければと思っています。

K.Mori

滝沢健児の建築

長野にゆかりのある建築関係者の集まり、長野建人会の皆さんと一緒に滝沢健児の建築を見に行きました。滝沢健児?という方が多いと思いますが、私もその一人。昨年のこの集まりで金箱さんが滝沢健児の話をされたのがきっかけで、今年は 坂城の体育館 を見に行くことに。滝沢健児は吉阪隆正の流れをくむ方で1970年頃に長野に沢山の建築を作られたようです。

高校、大学の先輩、森清さんチョイスで各方面の重鎮から若手までがこの会には集まっていて、その後の懇親会では特に長野でご活躍されている方々から色々なお話が聞けて大変、勉強になりました。また次回が楽しみです。

K.Mori

日大、地域計画課題の現地調査で原村めぐり

日大生産工学部の岩田先生と大学院生と富士見町、原村をぐるっと一周しました。6月から日大で僕が地域計画のスタジオ課題を出すことになっていて、その舞台は八ヶ岳西麓。その授業の他にも、ペンションベルさんの自転車置き場を学生と一緒にデザインしていて、今回はそのプレゼンも。あと、富士見高原リゾートさんの使われていない施設や、その周辺の同様な施設を案内していただき、現在のリゾート地が抱える問題を共有させていただきました。大学院生の一人はこのテーマを深掘りして論文を書くとのことです。その他には、八ヶ岳美術館、私の八ヶ岳アトリエ、エコーライン沿いのハマラノーエンなどをまわりました。ハマラノーエンでは、時間外にもかかわらず代表の折井さんがご丁寧な説明までして下さり、話も大変盛り上がりました。近々に面白いことをご一緒させていだけそうでとても楽しみ。この地域をよりよくすることに貢献できると嬉しいです。

今回は富士見高原リゾートさんのご厚意で、車を出していただいた上に案内までしていただき、学生にとってとても充実した一日になったと思います。どうも有難うござました。

ガラス工芸作家の加倉井秀昭さん

MDSの八ヶ岳アトリエを原村につくって、八ヶ岳周辺の方と少しずつ知り合いができてきました。六本木の国立新美術館の展覧会「躍動する現代作家展」で作品を出展していると聞いて、早速行ってきました。

ガラスはガラス工芸作家の加倉井秀昭さんによるもので、ヴェトロ・ア・レッティチェッロという技法を採用しています。この技法は15~16世紀頃のヴェネチアで生まれ、レースガラス技法の中でも最も難しい技法の1つとのこと。ガラス上部の黒い部分は漆職人の伊藤猛さんによるもので、日本刀の鞘に使われていた技法とのこと。地元長野のものをなるべく使って、一品ずつ丁寧に作られた工芸品の照明器具です。

そして本題の光について。真ん中あたりに光源があるように見えますが、実は上部に光源があって真ん中にあるように光を集めているとのこと。それによって淡い光となって美しくそこに光源があるように見えるそうです。その真ん中の光らせる位置や微妙なガラスの形の違いで光影の模様も変わるとのこと。黒い線の入っている方はガラスの中で光って見えますが、白い方は拡散して全体が明るくなって外に光が沢山溢れて出ている違いも面白いですよね?色温度は黒い方は少し低めの暖色系、白い方は少し明るめの昼白色。実はLEDはカクテルされています。写真ではわからないのですが、人が喋る音や風などの周辺環境によってゆらいで、色温度も変化するようで、家で静かに本を読んでいるような時は全く動きがないようです。

ウエブサイトは https://geoonedesign.jp/

本格的な販売はこれからのようです。写真の左がデザイナーの櫻井謙次さん、その隣にいるのが嘉瀬清司さんです。12月8日まで国立新美術館で開催されていています(櫻井さんは会期中前半の午前中はいらっしやるようです)。照明の美しい光を純粋に見て欲しいとのことで、一般向けには説明はあまりしないようにしているとのこと。とは言え、理系の人は説明を聞くとさらに素晴らしいと思はず。ご興味のある方は是非!