三分一と初見先生一行と別れた翌日の朝、船で犬島へ。
三分一の代表作の犬島精錬所美術館。
さすがは建築学会賞受賞のレベルの高い作品でした。
熱や風と言ったことが注目されるこの建物ですが、
アーティストと建築家の境界のない、
鏡に映り込んだ不思議な光の世界が素晴らしかったです。
その後、家プロジェクトを見て、豊島へ。
西沢立衛さんが設計した豊島美術館。
鳥のさえずり、風の音など、わずかな音をひろい、
見えないものも館内で拡張されて、自然を感じます。
しばらくしてから、小さな音楽が流れていることに気づいたのですが、、、、
不思議なことに外に出ると聞こえない(?)。
受付で「どこで音楽をかけているのですか?」と聞くと、
音楽はかけていないとのこと。
どうやら遠く離れた街の移動式パン屋さんだったようです(笑)。
内藤礼のアーティスティックな空間でありながらも、
周りのそんなわずかな音までもひろう不思議な空間でした。
そこから眺めた棚田越しの瀬戸内海。とても美しいですね。