今朝、テレビ朝日で「ポジャギの家」が放送されました。
インテリアを中心に共同設計したクライアントの要望として、
「ポジャギ」という韓国の伝統的なパッチワークが挙げられたため、
その「ポジャギ」を軸にしたコンセプトを考えました。
また、この住宅は「深沢の家」「代々木上原の家」などと同様、
MDSの「柱」をテーマとした住宅の一つでもあります。
内部は15センチ角の柱を連結させた列柱壁と、
短冊状のポジャギがワンルーム状の空間をフレキシブルかつ緩やかに分節し、
外壁はポジャギと同様、短冊状のガラスと壁の組み合わせとしています。
敷地は道路面より一層分高く、緑豊かな公園に面しています。
コンクリートの基壇の部分を仕事場、
眺望の良い1、2階のボックス状の木造部分を居住スペースとしました。
地階のエントランス扉を開けると、
突き当たりの壁を上階からの光が差し込みます。
高さが床面から天井面までのガラスと壁を交互に組み合わせ、
眺望の良い面と悪い面で、開口率を変化させています。
15センチ角の木の列柱壁が建物の垂直荷重をしっかりと支えます。
壁と韓国の伝統的なパッチワークであるポジャギが、
ワンルーム状の空間をフレキシブルに分節しています。
2階からも家の前の公園の緑がバッチリ望めます。
夜になるとやさしい光が内部空間を包みこみます。
こちらが夜景。
今後、地方およびCS、BSでも放送されます。
詳細はコチラのブログをご覧下さい。
ポジャギの家 「渡辺篤史の建もの探訪」で放送!
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