束の間の休暇。長野に行ってきました。
空気が澄んでいて天気も良く、
勝沼あたりから南アルプスの赤石、北岳がとてもハッキリと見えました。
こちらも車窓からの風景。右の山が甲斐駒です。
小諸にある緑に囲まれた「小山敬三美術館」。
村野藤吾の設計の以前から行ってみたかった美術館です。
傾斜に沿って展示室内部の床も少し傾斜していますが、
素晴らしい美術館が多い今となっては、内部空間は今ひとつ。。。。
展示されている作品に集中できるという意味では良いかもしれません。
外観は村野藤吾らしい美しい曲面です。
そして、こちらは上田にある「無言館」。
正式には戦没画学生慰霊美術館無言館という名称ですが、
太平洋戦争で亡くなった青年(主に芸大、美大の学生)が、
生前描いた絵がたくさん展示されいます。
絵と一緒にプロフィールを読んでいると、
戦争の悲惨さと彼らの無念が伝わってきて、思わず涙が出てきます。
荒い合板を使ったコンクリート打ち放しの質素な建物で、
教会の構成を感じさせる秀作だと思いました。
特に意識していたわけではありませんが、
とても対照的な二つの美術館でした。
恵まれた環境にある私たち。
頑張れねばとつくづく思いました。