東京理科大学、2年生前期最後の設計の授業。僕の旧友KPFの勝野氏をお招きして、レクチャーしていただきました。とてもありがたいことに、この授業のタイミングでニューヨークからわざわざ帰国していただきました。
勝野氏との出会いは30年ほど前、僕が大成建設入社3年目の名古屋支店にいた時に初めて担当させてもらった小さなオフィスの図面を一緒に描いてもらいました。その当時の写真も交えながらKPFに入るまでの苦難?の長い道のり、そしてKPFでの今の仕事まで、学生たちのやる気を掻き立てるレクチャーをしてもらいました。超高層のデザインは日本の大学の授業ではなかなか教える機会もないというか、教えられる人も少ないのではないでしようか?ここ数年、理科大から毎年1名、マンハッタンのど真ん中のKPFの事務所にインターン(有給)として採用してもらって、貴重な経験をさてもらっています。
レクチャーの後、いつもは超高層ビルのデザインをしている勝野氏ですが、日本の小さな戸建て住宅の課題の講評に参加していただきました。いつものように各班から選ばれた優秀者40名が発表して、上位3名を決めました。森班の藤井さんは2位でした。おめでとうございます。今回の順位はともかく、今後も頑張り続けてくれること願っています。
森班から選出した藤井さん。
1等はセンターの内山くん、2等は右の藤井さん、3等は神部さん。この3名はUNGABOOKという毎年発行される理科大の雑誌に掲載されます。順位を決めるのはこのためのもので、学生たちのモチベーションになっています。
この課題の前に、自分の住んでいる家を実測してプレゼンテーションする課題をやっています。そして、今回の住宅課題ではその近くの敷地を自分で選んでいるので、3人とも与条件も全く違ったものになっています。いろんな意味でなかなか良い課題です。
講師陣。非常勤の町田先生はコロナでオンライン、KPFの勝野氏とジンガポール大学の横尾さんがゲストで参加。
左から2番目の助教の堀越くん、右から2番目の非常勤講師の木村さんは、彼らが2年生の時、森班で住宅教えました笑。ご立派になられて嬉しい!