ロサンゼルスの空港からレンタカーで市内へ移動。
ロサンゼルスは無駄に広がった大都会で、
車の量の多さにやや腹が立ってくる。
まず、ビバリーヒルズのシンドラーの自邸に行く。
シンドラーは古き良きアメリカの西海岸の建築家だ。
以前から行きたかった住宅のひとつだが、
日本の影響を受けているせいか、どことなく懐かしい感じもした。
アプローチの生垣
エントランスの周辺。左手は竹林。
エントランスの反対側の庭。
キャンバス地(?)の引き戸を開けると、庭と連続する。
古さを全く感じさせない外観
建物の案内をしてくれたおばあちゃん
室内はやや暗めの落ち着いた雰囲気。欄間から光がこぼれる。
月: 2008年5月
アマルフィイ・デラセーラ
江ノ電沿いを七里ヶ浜駅より西へ数分歩くと、
線路をまたいだ先にちょっと急な階段があり・・・
その先のまたやや急な小道を1分ほど登ると・・・
湘南の海を180度見渡せる絶景のレストランがあります。
遠くに見えるのが江ノ島。花火の時は特等席なので、早めの予約が必要。
アマルフィイ・デラセーラというイタリアンレストラン。
左は葉山海岸・三崎灯台から、右は江ノ島・富士山まで。
そして正面には大島と雄大な眺めが堪能できます。
しかも味もよく、リーズナブル!
こちらのレストランの姉妹(?)店「トラットリア・サレルノ」には
内装設計で携わりました。
台風一過の湘南
昨日、鎌倉の現場に行った。
藤沢から江ノ電に乗り、腰越を越えたあたりから、海が広がる。
いつも海を見るのが楽しみなのだが、台風の影響でいつもと違う光景が・・・
海一面に無数の黒い点? ん?? 海鳥???
現場のルーフテラスより。遠くにうっすらと大島が見える。
なんと、サーファー。
平日だというのに、朝から夕方まで、海岸の道路沿いも人でいっぱいだった。
普段は何をしている人たちなのだろうか?
遠くに見えるのは葉山。海岸沿いはどこまでもこの密度。
波の上も大渋滞。
タルム
代々木公園沿いの西参道を挟んだ向かいに、
タルムというシーフードレストランがある。
昼の2階席は代々木公園の緑が見えて気持ちがいい。
その気持ちよさを求めて、よくランチを食べに行く。
夜も各地の生牡蠣がおいてあり、牡蠣好きにはうれしいお店だ。
2階は窓いっぱいに緑が溢れる。
地階にも席があり、ペットOKのフロアとなっている。
お店の入り口。この建物のロビーというコンセプトらしい。(多分)
代々木公園の新緑
代々木公園は今新緑が美しい。
表参道の新緑
ブログをしばらくサボっていたら、すっかり新緑の美しい季節。
特筆するまでもなく、表参道の並木は美しい。
表参道ヒルズの斜向かいに、
オランダの建築家集団・MVRDVが設計した商業ビルがある。
その建物にはブルガリカフェやMOMAショップなど、
話題の店がいくつか入っている。
ちょうど並木の上のレベルにはいくつかのレストランがあり、
緑のじゅうたん越しの眺望が最高だ。
昼のランチは1200円くらいからあり、比較的リーズナブル。
新緑が美しい表参道のケヤキ並木
オランダの建築家集団MVRDVが設計した商業ビルGYRE
ニューヨーク近代美術館・MOMAショップ
レストランからケヤキ並木の新緑が見える。
レストランの床レベルがちょうどケヤキ上部。
見晴らしが良いのは表参道ヒルズが、
ケヤキ並木の高さより建物の高さを抑えたから。
皮肉にも斜向かいの商業ビルのお店は快適であるが、
建築家の安藤忠雄の強い思いに脱帽だ。
先日まで地下深くにあるギャラリーでは、シルクドソレイユ展が行われていた。
代々木公園で公演が行われていたこともあり、一、二度観にいったことがある。
中村キース・へリング美術館
八ヶ岳山麓に新しくキース・へリングの美術館ができた。
北川原温さんが設計した現代アートのような建物だ。
キース・へリングという名前を聞くと学生の頃を思い出す。
落書きを現代アートに昇華させたアーティストだが、
31歳という若さでエイズでこの世を去った。
カラマツ林の小道を歩いていくと見えてくる。
現代アートのような建物
黒い壁の内側は石庭になっている。
受付、休憩スペースから石庭を見る。
壁は車の視線を切り取り、カラマツ林と空のみが見える。
西沢渓谷
GWは久しぶりにトレッキングに行ってきた。
コースは秩父山系の西側に位置する西沢渓谷。
久しぶりということもあり、お手軽な3~4時間コースだ。
新緑の美しい渓谷沿いを歩くため、途中飽きることがない。
いちばんの見所(多分) ”七ツ釜五段の滝”
連続するエメラルドグリーンの滝壺が美しい
”七ツ釜五段の滝”の五段目(いちばん下)の滝
滝好き(?)にはたまらないコース。新緑と共に清清しい
”二股吊り橋”より。 渓流釣りを楽しむ釣り人の一人舞台(?)
八ヶ岳美術館
八ヶ岳連峰に抱かれた標高1350mの高原に、
建築家・村野藤吾が晩年に設計した小さな美術館がある。
1979年に竣工した建物だが、今見ても古さを感じさせない名作だ。
カラマツ林の中にひっそりと佇む八ヶ岳美術館
工期短縮とコストを抑えるため
ドーム型の屋根はプレキャストコンクリートでつくられている。
合理的な工業化を進めている一方で、
内部の天井はレース地の布で覆われ、柔らかく優美な空間となっている。
今回、以前から気になっていたメンテナンスについて、
館長さんに尋ねてみた。
布は12年に1回クリーニングしているそうだ。
クリーニングにかかる費用は1回で\200~300万程で、
オープン以来2回行っているらしい。
照明は布より上に設置されているが、電球の取替えは一部布を切って、
交換後に再度繕うという。
再来年の春には床のカーペットと共に天井の布も一新されるそうで
村野さんの原型を維持しつつも、
メンテナンスを考慮したものにつくり変えたいそうだ。
その費用は約\2000万。
今回はその理解を求めるため、村野さんの図面をはじめ、
模型や当時の工事写真、メンテナンス風景のわかる写真が展示されていた。
八ヶ岳美術館の内部。独特の雰囲気が漂う