西欧風の町並みを誇るサンクトペテルブルクにおいて、
ひときわ異彩を放つロシア風の「地の上の救世主教会」。
いわゆるネギ坊主が頭にのっているモスクワの赤の広場の南側に建つ聖堂、
ポクロフスキー聖堂(ワシリー寺院)と外見は似ていますが、
技術的にも歴史的にも全く異なっています。
「血の上の〜」とは、何ともおどろおどろしい名前ですが、
皇帝アレクサンドル2世が暗殺されたこの場所に、
1907年に 息子のアレクサンドル3世が聖堂を建てたことに由来します。
サンクトペテルブルク はもともと沼地で地盤が悪いのですが、
この建築物で初めて土台に杭を打たず、
また、コンクリートが使われた当時の最新の建築技術が使われたため、
内部空間は広くて明るいモスクワのポクロフスキー聖堂とは対照的。
ちなみに、ポクロフスキー聖堂は1560年、
対モンゴルの戦勝を記念してイワン雷帝によって建てられたもの。
ネギ坊主のアップです。
こんなに近くで見れるとは・・・・・
外装には宗教画の他に、ロシアの144の町、地域の紋章などが描かれています。
内装の宗教画はモザイクタイルです。
寒いロシア。窓ガラスが二重にした開口のデザインです。
上を見上げるとこんな感じです。
サンクトペテルブルグ視察/血の上の救世主教会
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