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御柱祭「川越し」

木落しを終えた御柱は次なる目的地、
川越しを目指して人力により街中を曳かれます。
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前宮一の御柱がやってきました。
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そしてめどでこに大勢の氏子たちがまたがったまま、
川に引き下ろされます。
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そして向こう岸に引き上げられ、川越し成功!
木落しと川越しは2日間に亘って行われ、
川越しにより清められた8本の御柱は
建御柱までの1ヶ月間、川越し先の安国寺に安置されます。

御柱祭「木落し」

まもなく今年も終わろうとしております・・・
ブログ更新がなかなかできない一年でしたが、
ちょっとだけ振り返ってみようと思います。
今年は七年に一度行われるという御柱祭の年。
以前より気になっていたお祭りなので、
これは見ておかねばと出掛けてきました。
お祭りの詳細は公式ページにおまかせして・・・
見に出掛けたのは諏訪大社の中でも上社前宮。
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社殿の四隅に建てられる御柱の一本。
重さ10トン以上の大木が山から切り出され、
人力によって神社まで運び出されます。
山出し最初の見せ場、「木落し」が目前に迫ります。
御柱の前後に上社御柱特有の「めどてこ」と言われる角が見えます。
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そしていざ「木落とし」へ。
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前後のめどでこには氏子がびっしり。
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御柱先端とめどでこ先端それぞれに縄が結ばれ、
それを大勢の氏子たちが指揮のもと操り、斜度27度の斜面を引き下ろします。
御柱が半分斜面に迫り出して・・・
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倒れちゃいました。
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でもなんとか持ち直して前進。
本来であれば倒れることなく斜面を滑り下りるところ。
斜面下で観客に揉まれながら、
やっとの思いでその時を迎えた立場としては残念でなりません。
でも氏子たちがいちばん悔しい思いをしてるんだと思います・・・
※写真前半2枚と後半4枚は別の御柱です。

「住宅10年2000-2010」に掲載

新建築社から「住宅10年2000-2010」が発売されました。
新建築および新建築住宅特集に、
過去10年で3作品以上住宅が掲載された建築家239名が、
次の時代を切り開く住宅を約1800の住宅の中から推薦し、
そのすべて398作品が収録されたものです。
新建築は一般の方はご存じないかもしれませんが、
長い歴史のある建築専門誌として中心的存在であり続けています。
推薦者が住宅作品を設計し続けている建築家のみに絞らているので、
視点が専門的でありながらも多種多様で、
非常に興味深いものになっていると思います。
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私にも編集部より依頼があり、3作品を推薦し、コメントを書きました。
また、掲載された389作品の中に、
MDSが設計した「たまらん坂の家」が収録されています。
書店に並んでいると思いますので、是非、ご覧になって下さい。

「深沢の家」建て方

「深沢の家」の建て方が始まりました。
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流通材を組みあわせることで大スパンを可能にした住宅で、
最大の特徴がⅤ型の柱です。竣工がとても楽しみです。

ボジョレーヌーボーを飲みながら

ボジョレーヌーボー解禁から少し経ちますが・・・・
事務所内で解禁当日に買っておいたボジョレーヌーボーを飲みながら、
先月のメキシコ、アメリカ建築視察の報告会を行いました。
今年のボジョレーヌーボーは円高の影響もあり、価格は例年よりも安め。
ワイン通からすれば、所詮、ボジョレーヌーボーなのでしょうが、
この季節の風物詩のひとつになっていることは間違いないでしょう。
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飲み比べたのは今年の最高金賞受賞のものと、話題の格安ペットボトル。
ボジョレーヌーボーはフレッシュそのものを飲むわけなので、
ペットボトルでも味はそれほど変わらないと予想。
ボトルは捨てってしまって名前がわかりませんが、
酒好きのスタッフ一同の評価によると、最高金賞受賞の左のものは値段相応においしく、
ペットボトル入りの右のものはちょっと甘めでまあ、こんなものかといったところでしたが、
真ん中のものは格安を感じさせないおいしさで、コストパフォーマンスは抜群。
つまりボジョレーヌーボーは、ものによってはペットボトルがお買得ということでしょうね。

ジンカンパニー本社ビル

MDSが設計・監理に携わった「ジンカンパニー本社ビル」に、
久しぶりに出掛けてきました。
今年の夏に竣工したアパレルメーカーの事務所ビルです。
写真をあまり撮れなかったので、竣工時のものをアップします。
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コンクリートの外装にしたいという施主要望と、
アパレルメーカーの本社ビルということを考慮し、
布の可能性を追求するように、
コンクリートの素材の可能性を追求することにしました。
普通型枠だけでなく、特殊な形状の型枠、杉板の型枠など、
様々なコンクリートの表現になっています。
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3種類の用途地域にまたがった複雑な敷地だったため、
高さを規定する斜線制限も複雑で、それをかわした建物形状になっています。
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夜になると松の影も加わり、陰影の独特な外観となります。
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エントランス。照明器具はジンカンパニーさん自ら、
アンティークショップで選ばれたもの。会社の世界観が伝わってきます。
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事務所の床は一般的なOAフロアではなく無垢フローリングとし
LAN、電話などの配線類はオリジナルの配線ピットに納めました。
コンクリートブロックの壁に囲まれたルーフテラスは、
喫煙スペースとしても使えるリフレッシュゾーンです。
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吹き抜けが上下階に一帯感をつくり、1階の執務空間にも光を届けます。
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吹抜け部分の打合スペース
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住居・エントランス部分。
曲線の壁にはシューズクローゼットとトイレを配置。
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リビングとリビングと同じ大きさほどあるルーフテラス。
社員やご友人など大勢の方を呼んで、
パーティーができるスペースになっています。
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リビングの家具とキッチンは一体感のあるデザインで。
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コンクリート小たたき仕上げの壁に杉無垢材の階段。
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フローリングの床仕上げにもこだわりました。
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こちらは客間です。
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トップライトからの光が差し込む洗面、バスルーム。

メキシコに行ってきました!

アメリカ経由でメキシコに行ってきました。
メキシコは主にルイス・バラガン、
アメリカは主にルイス・カーンの建築視察が今回の旅の目的。

メキシコの巨匠・建築家、ルイス・バラガン。自邸、ギラルディ邸などは一般の方にも知られていますが、ロペス邸を知っている人は少ないのではないでしょうか?写真では分かりにくですが、日本の住宅とはスケールが全く違います。とても大きいです!間取りが同じでも、スケールが違うと空間が全く違うものになることを、バラガンの大きな住宅を見て学びました。


時を越える不朽の名作を訪れ、とても刺激になりました。
写真を整理してから、少しずつアップしていきます。
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ルイス・バラガン設計の「サン・クリストバルの厩舎」での一コマ。

祝!上棟「ポールハウス・下北沢の集合住宅」

下北沢から歩いて5分ほどところに建設中のポールハウス。
木造2階建ですが、室内にある60φのスチールの列柱が特徴です。
延床面積20坪ですが、賃貸スペースもある、まさに現代都市住宅!
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小さな住宅と大きなクレーンです。(笑)
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このスチールの列柱に登り梁が架かって上棟です。

「代々木上原の家」地鎮祭

「代々木上原の家」の地鎮祭がありました。
MDSの事務所のある代々木公園と代々木上原の間の高台にある住宅です。
2階の窓からは新宿の高層ビル群が望める大開口を設けています。
この家の特徴であるカラ松の集成材でつくったアーチ状の列柱が
それを可能とします。
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初めは設計者による鎌入れです。