• Archive

ブルガリアの雑誌「BRAVA CASA」に「岡崎の家」掲載

Brava casa 001.jpg
「BRAVA CASA」というブルガリアの雑誌に、
MDSが設計した住宅「岡崎の家」が掲載されました。
Brava casa 002.jpg
今回のトップページは日本庭園と焼杉壁の外観。
国や雑誌の種類によってレイアウトが異なるのが興味深いですね。
Brava casa 003.jpg
シンプルな平面でありながらも、とても豊かな内部空間となっています。

今年最後の現場@弦巻の家

「弦巻の家」の工事監理に行ってきました。
本棚沿いの大階段が出来ていました。
順調に工事が進んでいることを確認して、
今年の現場はこれでおしまいです。
DSC04481.jpg

「秋田の家」雪の上棟式

「秋田の家」がようやく上棟しました。
sDSC06131.JPG
飛行機から見える風景は、すっかり雪景色。
sDSC06142.jpg
一日前は大雪で飛行機も飛ばなかったようで、
秋田市内も例年より少し早く雪景色。
sDSC06138.jpg
今回も床がとても複雑ですが(笑)、工務店はとても前向き。
現場の雰囲気はとても良く、良いものができそうです。
sDSC06134.jpg
秋田では上棟式も本格的。
k1.jpg
紙吹雪が、本当の雪のよう。
k2.jpg
掛け声とともに、棟梁が柱を叩きます。
滞りなく上棟式を終え、夕方まで打合せ。
そして、市場へ。この時期は、ハタハタです。
夜は現場の方々と秋田のお酒で懇親。最高です!

坂本一成先生とバルセロナの建築家EMBA@東京理科大学

今日は東京理科大学の今年最後の授業。
ゲスト講師として坂本一成先生をお呼びした全体講評会なので、
やや緊張しながらもとても楽しみにして大学に行ってみると、
EMBAの ENRIC MASSIP-BOSCH氏とELVで偶然一緒となり、
どうやら講演していただけるとのこと。
sDSC06079.JPG
バルセロナ大学でも教鞭をとられている建築家なのですが、
東京工業大学の篠原研究室の留学生だったらしく、
坂本先生ともつながっているようでした。 
ということで、急遽、講評会の前に1時間程のご講演して頂きました。
随分と豪華な授業になりました。
sDSC06101.JPG
英語での講演でしたが、サクラダファミリア周辺のプロジェクトや、
海沿いに建つ集合住宅など、とても魅力的なものでした。
バルセロナは学生の時に一度だけ行ったことがありますが、
新旧が混ざり合った魅力的な街で、
また、近々に行って見たくなるようなレクチャーでした。
sDSC06111.JPG
その後、坂本先生を交えて、設計製図の全体講評会。
学生に丁寧にコメントする坂本先生に、
我々の指導方法も講評していただいている感じでした(笑)。
全体講評会の後は、学生と打ち上げ、
しばらくして、坂本先生と講師だけは場所を変えて、夜遅くまで建築談義。
とても充実した一日でした。

ザハ・ハディド展

今、日本で最も有名な海外の建築家、ザハ・ハディド。
新国立競技場の設計者として何かと議論になることが多いのですが、
今月の23日まで新宿のオペラシティで展覧会が行われています。
近年、実作がかなりたくさんできたようで、見応えのある展覧会でした。
ザハ.jpg
僕が学生の頃は香港ピークのコンペ案などがとても刺激的で、
アンビルトの建築家として有名でした。
社会人になってすぐの頃、ヴィトラの消防署の実作が出来て、
早速、フランスとスイスとドイツが接する小さな街に行きましたが、
ドローイングと実作との違いにとても失望しました。。。。
その頃の自分自身が未熟だったのかもしれません。
ザハと言えば、どうしてもその頃のイメージが強いのですが、
ザハはあたりはずれがあるような気がします。
もし、東京で本当につくることになるのであれば、
ザハの最高傑作をつくってもらいたいものです。
修正案はかなりひどいものになってしまい、、、
本当にとても難しい問題ですね。

海の博物館と志摩観光ホテル

伊勢神宮の外宮、内宮そしてそれらの別宮も一通りお参りした後、
レンタカーで伊勢から少し離れて鳥羽へ。
sDSC05812.jpg
コチラは内藤廣氏の初期の代表作「海の博物館」。
随分昔に見たことがありましたが、
今、見てもやはり素晴らしいですね。
sDSC05781.jpg
内藤さんの建物はこの頃から随分進化しているとは思いますが、
これはこれで名作です。
細かいディテールも丁寧に設計されていて、改めて脱帽です。
そして、志摩へ。
sDSC05886.jpg
こちらは村野藤吾の設計の志摩観光ホテル
新館のベイスイートが出来た今となっては、
コチラは正式には「志摩観光ホテル クラシック」と言うようです。
sDSC05842.jpg
随分昔に、一度泊まったことがあるのですが、
その時に食べ損ねた料理を食べたくて、、、、、
sDSC05839.jpg
とても美しい英虞湾が見える窓際の席に座ることができました。
その後、伊勢に戻って、そろそろ帰る時間となりましたが、
東京からすると、伊勢は松坂のすぐそばということで、、、、
松坂牛を食べて帰ることにしました(笑)。
sDSC05906.jpg
電車の関係もあったので、駅のそばにある鉄饌というお店へ。
予約で一杯の人気店のようでしたが、
開店と同時行ったので運良く入れて頂きました。
伊勢神宮と名建築、そして美味しい食事。とても満足の旅でした。

晩秋の伊勢神宮

秋深まる伊勢神宮に行ってきました。
伊勢神宮の式年遷宮と言えば、
昨年、終わったと思っている人も多いのですが、
実は、別宮を含めると今もまだ続いています。
この時期にわざわざ出かけるのには、
勿論、今だからこそ行く意味があるからです。。。
sDSC05674.jpg
こちらは外宮、正宮の鳥居。
ここから先は撮影禁止なので、公式HPにお譲りして・・・・・
sDSC05626.jpg
正宮と同様に興味深いのは、その隣りの古殿地です。
小さな小屋が前回の御正殿の中心にあった心御柱(しんのみはしら)を、
次の式年遷宮、つまりこれから20年間守り続けるのです。
その心御柱が謎に包まれたものであることがさらに神秘的ですね。
sDSC05645.jpg
その古殿地の横を歩いて行くと、
写真の一番右側に見えるのが御饌殿(みけでん)。
sDSC05648.jpg
御饌殿は、毎日朝夕の二度、天照大御神、豊受大御神をはじめ、
神々にお食事がたてまつられるところ。
それはさておき、建築的には厚板をせいろう組とした板倉造り。
この板倉がその後、小屋と倉の歴史に脈々と繋がっているとのこと。
最近、安藤邦廣先生に色々なことを教えて頂き、
いろいろなものに興味がでてきました。
そもそも今回の伊勢参りは、安藤先生のそのようなお話がきっかけです。
sDSC05736.jpg
早朝の内宮、宇治橋。
やや天候がいま一つでしたが、人も少なくむしろ幻想的な雰囲気でした。
sDSC05739.jpg
御手洗場から眺めた朝靄の五十鈴川。
人の多いざわついた日中より、静かな早朝の方が神秘的ですね。
sDSC05753.jpg
御稲御蔵(みしねのみくら)と外弊殿(げへいでん)。
sDSC05679.jpg
弥生時代の高床式倉庫を思わせる掘っ立て柱の建物。
昔の建物が代々、伝えられて今に至ったと思うと感動です。
sDSC05663.jpg
内宮メインルートから少し離れたあまりお参りする人のいない瀧祭神。
社殿のないこのような場所も、とても神聖な雰囲気を放っています。
sDSC05659.jpg
隙間から覗いて、、、、、写真を撮らせて頂きました。
別宮に準じて祭儀が奉仕される石神様とのこと。
sDSC05894.jpg
別宮は今がちょうど遷宮の最中。いろいろな段階が同時に見れます。
建てたばかりのものと、20年経ったものが同時に見れて、
その経年変化がとても興味深いのですが、
それは単に、木の色の違いや茅の痛み具合の比較ということでなく、
20年変わらないもの、またその月日が耐えられる工夫とデザイン、
歴史から学ぶことはたくさんありますね。
sDSC05902.jpg
コチラは外宮の別宮、月夜見宮の左手にある大木。
伊勢にあちらこちらに不思議な力があるようです。
とても清らかな気分になり、パワーをいただいたような気がします。