アアルトの代表作のひとつであるヘルシンキ工科大学は、
アアルトのスタジオや自邸から海を隔てたオタニエミにある。
ヘルシンキ中心部を経由しないでショートカットすることで、
学校が閉まる前にギリギリ入ることができた。
白夜といっても、北欧はどこも閉まるのが早い。
ところで、今さら言うまでもないが、インターネットの普及により、
旅行に行く前に世界中の詳しい情報を得ることができる。
各地の観光案内所にメールで質問したり、
日本のNAVITIMEなどと同じようなサービスがある上、
バス乗り場や時刻表などもネットですべて入手可能でとても便利だ。
逆にあまりにも効率良くまわれ過ぎるため、
ある意味でツアーのようなものになってしまう恐れがあるくらいだ。
私たちが学生の頃は、多くの建築学科の学生と同様、
ほとんど情報もなく数か月間放浪していたのが今となっては不思議だが、
そんな無駄の多い旅が非常に有意義だったとつくづく思う。
ヘルシンキ工科大学の定番のカットは、やはりこちらでしょう。
メインオーディトリアムの外部は野外円形劇場となっている。
昔の雑誌などにはフィンランド工科大学と書いてあるので、
大学の名前が変更したのでしょうか?
こちらがメインオーディトリアムの内部空間のお決まりのカット。
間接光が美しい。