ヘルシンキから電車で数十分のところにあるミュールマキ教会。
設計はユハ・レイヴィスカ。
この教会は建築家の間でとても人気のある教会だ。
間接光を取り入れる光の扱い方はきわめて北欧的。
とても美しい写真が撮れる空間だが、実際に行くと写真以上の感動はない。
それは真白の空間で、素材の持つパワーがないからだろうか?

夕方行くと、すでに閉まっていたが、
「日本からこの教会を観るためにはるばる来た。」と、
お決まりのことを管理人に言って、無理やり開けていただいた。

東側(写真右)から光が入る午前中にもう一度見てたいと思い、
日曜日の午前中にもう一度行ってみた。

祭壇は何枚の壁で構成されている。

重なり合った壁の隙間から光が差し込み、とても幻想的。

木々に面した開口部が多い東側の外観。

北側から見た西側の外壁。
何枚もの壁が重なりあっている様子がわかる。

電車のプラットホームからも見える。
祭壇のある西側の開口が少ないのはうなづける。
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