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TV番組「渡辺篤史の建もの探訪」撮影@神楽坂の家

TVの撮影ということで、神楽坂の家に行ってきました。
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渡辺篤史さんと建て主さんとのカットはいつも通り午前中に撮影。
それが終わるタイミングを見計らってご挨拶に伺いました。
外部周りを撮り終わった頃から雨が降り始め、ギリギリセーフでした。
首都圏の放送予定日は3月21日。お楽しみに!

卒業設計講評会@東京理科大学

東京理科大学の卒業設計の講評会に行ってきました。
この学年は2年前、つまり2年生の設計の授業で教えましたが、
とてもやる気のある学生が多かった記憶があって、
卒業設計も全体的に完成度が高かったと思います。
理科大の講評会は議論を徹底的にやることが特徴ではありますが、
今年は13時〜23時の10時間の最長記録?!
発表した19人全員のレベルは高いという一方で、
逆に、ずば抜けたものがなかったから、
長時間におよんだということですね。。。。
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事前審査時に僕が最高得点をつけたのがこちら。
東京湾の埋め立て地の新たな可能性を提案しています。
確かなものと考えがちな大地は実際は不確かで、
等間隔に配置した杭をたよりに建築をつくるというもので、
時間とともに大地と建築との関係性もかわり、
詩的でありながらも建築的なランドスケープが素晴らしいと思います。
途中は良いところまでいきましたが、
残念ながら上位には残りませんでした。
今年の卒業設計の中では、最も印象に残っています。
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こちらも僕が事前審査で最高得点をつけた北国の建築。
光の入れ方、空間を丁寧に設計していますが、
ややつくり方のルールや深みのなさが気になりました。
長時間の議論の末、最後の投票でこの案が2位と1票差で1位に!
吉尾さんはMDSの事務所にもオープンデスクに来ていましたが、
とても頑張り屋。今後、さらにレベルアップして欲しいですね。
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こちらは2等の高層集合住宅。
低中高の3層構成を構造から考えたということですが、
新たな建築デザインの可能性を感じました。
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こちらも同点2位の渋谷駅前の複合ビル。
考え方、造形力、プレゼンテーション能力など、
総合的にはこれが一番だったと思います。
今年は大規模な建築作品が多かったと思います。
それはオリンピックや景気が関係しているのかわかりませんが、
学生のテーマ選びは時代背景が関係しているのは確かだと思います。
いつもは講評会の後は朝まで学生と飲むのですが、
残念ながら、次の日の朝に予定があったので終電で帰りました。。。
MDSのスタッフを探そうと思っていたのに、、、、(笑)

「匠たちの名旅館」稲葉なおと氏@建築家協会

僕が実行委員を勤めるJIA建築セミナーで「匠たちの名旅館」の著者、
稲葉なおと氏にレクチャーをしていただきました。
稲葉氏は今は作家であり、カメラマンでもありますが、
東工大建築学科篠原研究室出身の一級建築士でもある多彩な方。
世界中の名ホテル、日本の名旅館を泊まりながら写真を撮り、
それを雑誌や本で紹介するといったとても羨ましいお仕事。
設計をしながら、僕もそんなこともしたいと思う今日この頃です。。。
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俵屋旅館を設計した吉村順三、佳水園を設計した村野藤吾、
そして二人の建築設計界の巨匠と肩を並べる平田雅哉という名棟梁。
稲葉氏によると、名旅館にはこの3人が関係しているとのこと。
「日本のおもてなし」について興味深いお話がたくさん拝聴できました。
どうも有難うございました。
資料としても非常に役立つオススメの1冊です!

本年度最後の授業@日本大学

日大の全体講評会に行ってきました。
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一等に選ばれた堀田君のプレゼンテーション。
課題はオフィスビル。
外と内のつながり方が画期的な素晴らしい案だと思いました。
2年生としては上出来ではないでしょうか。
今後が楽しみですね。3年生になっても頑張って下さい!

「建築知識」に「目白の家」「八ヶ岳の山荘」他2件掲載

建築専門誌の「建築知識」最新号に 
目白の家八ヶ岳の山荘など2件が掲載されました。
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「腕のいい設計事務所で修業しないと身につかない上質なディテールの極意」
というちょっと恥ずかしくなるような(?)タイトルがついた特集です。
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目白の家はキャンティレーバーの階段と、
吹き抜けまわりの詳細が掲載されています。
プロ向けの専門的な雑誌ですが、
是非、書店でお手にとってご覧になって下さい。

「富津岬の別荘」祝!竣工

「富津岬の別荘」が竣工しました。

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富津岬の防風林に面した敷地に建つ週末住宅です。
屋上からは東京湾に浮かぶ船、
天気の良い日は遠くに富士山が望むことができます。
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防風林に面した人通りの少ない敷地であるが故に、
おおらか、かつ開放的なプランとなっていてます。
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暖炉もあります。
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照明計画は今回もシリウスの戸恒さん。
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1階は寝室、水廻りと和室。
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水平を強調した軒とバルコニーが夏の強い日差しを遮り、
冬には日差しを取り入れるといった日本の風土にあった佇まい。
外構は夏頃、完成予定。
とても楽しみです。