大学院を修了して就職直前の春、インドを1ヶ月放浪しました。デリーからスタートして、北部のシャンディガール、南下してアメダバード、ボンベイ(ムンバイ)、そこから北東の内陸、デカン高原のエローラ、アジャンタ、さらに北東のベナレス(ヴァーラーナスィー)、最後にカルカッタと電車とバスで移動しました。
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シャンディガールはル・コルビュジエがつくった近代都市に、ル・コルビュジエが設計した近代建築が点在しています。
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オスカーニーマイヤーのブラジルの首都、ブラジリアとよく比較されるシャンディガール。幅の広い直線の道をひたすらこのリクシャーで移動します。ちなみに、リクシャーは日本語の力車が語源とか?
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電動のリクシャーもよく乗りました。インドはどこに行っても、町中の移動はほとんどはこのどちらかでした。
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アメダバードにはステップウェルと呼ばれる地下水まで階段で降りられる美しい階段井戸があります。
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ル・コルビュジエの設計したインド綿工業館や、
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少し郊外へ行くと、ルイスカーンが設計したインド経営大学といった近現代の名作もあります。アメダバードからさらに南下してボンベイ(今のムンバイ)を経由して、北東の内陸のデカン高原へ。
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エローラの石窟寺院。山からくり抜いて作られているとのことですら驚きですね。
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こちらはアジャンターの600mにもおよぶ石窟寺院群。
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そして、さらに北東に大移動して、、、聖なるガンジス河での沐浴が有名なヴァーラーナスィー。
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異次元の世界が広がっていました。
そして、最後はカルカッタ。親が手足のない子供を道端に並べて物乞いしている地獄絵巻のような光景があちらこちらにあって、、、そんな写真は僕には撮れませんでした。インドはこれまでの地域とはまた大きく違った強烈なインパクトがあり、地球上にいろんなところがあると改めて思いました。そして、この1週間後、社会人となりました。