今回の高知は堀部さんに竹林寺を案内して頂くのがメインでしたが、
話題の建築を見学してきました。

まずは、竹林寺に隣接する内藤廣氏設計の牧野富太郎記念館。
是非、ここには来てみたいと以前から思っていましたが、
やはり実際にその場に身を置いてみると、
離れるのが惜しくなるような素晴らしい空間でした。

展示空間の尾根に鉄骨の美しい曲線を描き、
それに寄り添うように木架構の屋根をつくっています。

傾斜に馴染むようにその鉄骨が地形を包み込んでいます。
素晴らしい!

こちらの高知駅も内藤さんの設計。
鉄骨と木造のハイブリットな構造デザインがいいですね。
車で高知市内から2時間程のところにある檮原町に行ってきました。
隈さんの建築がたくさんあります。

こちらはホテルと大浴場を繋ぐブリッジでもある雲の上ギャラリー。
日本の伝統技術をストレートに表現したデザイン。
この分かり易さが、隈さんの良さなんでしょうね。

こちらは檮原町役場。
行ったのが日曜でしたが、中を見学させて頂きました。
このざっくりとした木架構。潔いです。。。。。

そして、マルシェ・ユスハラでお茶を。
ファサードの茅の使い方がとても斬新。

そして、高知市内に戻って「沢田マンション」へ。
セルフビルドの建築として有名な集合住宅。
通称「沢マン」の書籍はいくつか出ていますが、
『沢田マンション超一級資料 世界最強のセルフビルド建築探訪』は、
大学の初見研究室の後輩、加賀谷哲朗氏の著書。
投稿者: mds
高知、竹林寺の見学
高知、竹林寺に行ってきました。
四国霊場第三十一番札所のお寺で、
納骨堂が今年、竣工しました。
その設計をされた建築家の堀部安嗣さんに、
竹林寺を案内して頂きました。

この美しい石畳を登った先に、本殿があります。
雨に濡れた石がとても美しく、
しっとりとしていて風情がありました。

こちらが納骨堂。
既存の木を避けるような控えめなアプローチ。
そして軒の高さを低く抑えられいているので、
おもわず首を垂れて内部に入ります。
堀部さんに設計哲学を解説していただきました。

四国八十八カ所霊場の寺ということもあって、境内も立派です。
客殿でいろいろなお話を聞かせて頂いた後、お店へ移動。
夜遅くまで堀部さんとご一緒させて頂きました。
堀部さん、竹林寺の方々、どうも有り難うございました。
「SUMAI no SEKKEI 」に「仙川の家」が掲載されました
「SUMAI no SEKKEI 」に「仙川の家」が掲載されました。

光を北側に落とすとためのRの壁が特徴の住宅です。
Rの壁は左官仕上げとなっています。
書店に平積みされていると思いますので、是非、ご覧になって下さい。
晩秋の秋田出張
秋田に出張に行ってきました。
秋田は初雪が降ったというニュースを聞いていたので、
飛行機が飛ぶのかやや心配でしたが、無事に到着。
施主との打合せは午後からということで、
空港からタクシーですぐのところにある国際教養大学に行ってきました。

建築としては仙田満氏が設計した図書館が有名。
半円の階段状の大空間で、スチールと木架構がとても美しい。。。

見上げるとこのような架構になっています。
施主打合せの内容に大変ご満足していただき、
無事、次のステップに進むことになりました。
その後、秋田の美味しいご飯を食べて、最終便で東京へ。
有意義な一日でした。
「岡崎の家」TV撮影
BSのTV番組「建築家のアスリートたち」の撮影のため、
久しぶりに「岡崎の家」に行ってきました。

この番組は建築家自らが建物について説明します。
久しぶりのTV出演となりますが、
どんな感じに仕上がってくるのでしょう・・・・少し心配(笑)
放送日が決まりましたら、また、お知らせします。
「西谷の家」祝!地鎮祭
横浜「西谷の家」の地鎮祭がありました。

あいにくの雨でしたが、
雨降って地固まるということもありますので・・・
敷地は川に面していて、内部空間もとても面白くなりそうです。
竣工は来年の4月頃。竣工が楽しみです。
韓国「THE NEW ARCHITECTURE IN JAPAN」に掲載されました
韓国Equalbookから出版された「THE NEW ARCHITECTURE IN JAPAN」に、
MDSが設計した「ジンカンパニー本社ビル」が掲載されました。

かなり分厚い本です。。。。

アパレルメーカーの本社ビルということで、
洋服の生地のようにコンクリートの多様な表情を追求した建物。

3つの用途地域にまたがり、北側斜線、道路斜線など、
法規制をかわしなが外形をデザインしています。

アパレルの本社ビルの顔となるエントランス。
壁には古いレンガ、床はモザイクの石張りです。
詳しくは、コチラへ。
坂本一成「代田の町家」の見学
坂本一成氏の初期の代表作「代田の町家」の見学に行ってきました。
坂本一成氏(下の写真右側から3番目の方)は、
多くの名住宅を設計された建築家ですが、
東工大の教授として優秀な建築家を多く輩出した大先生。
今回は解体されてしまう恐れの大きい状況の中での見学会で、
建築界の名作とはなんなのかを考えさせられました。

内部の写真撮影は禁止されていたので、写真は残念ながら外観のみ。
内外の関係を丁寧に設計された住宅だと思いましたが、
永く愛され、永く建ち続けることの難しさを痛感しました。
スパイラル「ハンス・ウェグナーの椅子展」
スパイラルで行われている「ハンス・ウェグナーの椅子展」に行ってきました。

青山通り沿いにあるスパイラルビルは、
槙文彦氏が設計した表参道のランドマーク的な建物。
事務所から近いこともあって、
1階のスパイラルカフェは時々ランチに行くのですが、
食事をしながらギャラリーの展示が見れるので一石二鳥です。

ハンスウェグナーの椅子がずらりと置かれています。
ザ・チェア、Yチェアなどは勿論、販売されてない椅子もたくさんあって、
実際に座ることもできたので貴重な体験をさせてもらいました。
うさぎスマッシュ展・オープニングレセプション
東京都現代美術館「うさぎスマッシュ展」
オープニング・レセプションに行ってきました。
建築家はレム・コールハース(OMA)と塚本さんだけでした。
先日、建築家協会のJIA建築セミナーで、
台湾にも事務所をもつ建築家の白井宏昌さんに、
「グローバルに活躍する」というテーマで、
レクチャーしていただきました。
白井さんは10年程オランダのOMAに在籍していいた関係で、
今回のOMAの展示に関わったとのことのこと。
というつながりで、白井さんからご招待状をいただきました。
出版関係者などかなりたくさんの人が来ていましたが、
白井さんご本人に展示の説明をしていただきました。
ユーロバーコード、シアトル図書館などが展示されています。
他の展示も見ていると、知り合いの齋藤精一さんの展示もありました。
齋藤さん(ライゾマティクス)はNIKEやauのCMなどの制作など、
今や映像系の世界では中心的な存在ですね。
ちなみに、MDSのHPはライゾマティクスにつくってもらいました。。。。

「うさぎスマッシュ展」は残念ながら撮影不可。
地下1階で「吉岡徳仁 クリスタライズ」が同時開催されていて、
こちらは撮影可能なところの写真です。
実は、この中に吉岡さんがいます。。。。
とても美しい空間でした。
どちらの展示も、明日から1月19日まで行われていますので、
ご興味のある方は是非!
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