左官の講習会に行ってきました。
左官の基本おさらいから、道具である左官鏝の話、土壁の実演まで
短時間でとてもバラエティに富んだ内容です。
びっくりするほどたくさんの種類の鏝!
基本おさらいはもちろんですが、
想像以上におもしろかったのは左官鏝の話。
左官鏝という道具について実に細かく調査分析し、
それをもとに仮説を立てていく様子はお見事!
シンプルなものほど分析していくのは難しそうです。
研究者、あっぱれ!と思った一日でした。
カテゴリー: Note
日記
NISSAN SHIFT の撮影
NISSANのSHIFTという雑誌で、
「日本建築の美学」をテーマに新車の撮影をしたいとのことで、
私たちMDSが設計した『王子木材工業本社ビル』が選ばれました。
早朝の撮影で、朝3時過ぎに現地に到着。すでに撮影準備が始まっていました。
カメラマンの小川義文さん、AXISの宮崎光弘さん、
カワバタデザンオフィスの川畑さんなど、
1枚の写真のために早朝から大勢の方が集まりました。
雑誌は来月発行される予定です。
私たちが設計した王子木材工業本社ビル。
車が主体の撮影で、いつもの建築写真撮影とは違った光景です。
未発表の車で、ナンバープレートを付けていないので
行き帰りはこのトラックで大切に運ばれます。
神宮外苑の新緑
今は自転車通勤が最高に気持ちの良い季節。
自転車で都内を走っている建築家は結構いるらしい。
エコに少なからず貢献することと健康管理、
街中をブラブラするのが好きといった理由だろうか?
先日は、夜中の1時頃、青山一丁目の交差点で、
アラン・バーデンさんとばったりあった。
「鉄の家」の構造設計をして下さった方で、
アランさんも自転車派のひとり。
しばらく建築の話(?)をしながら自転車で並走。
なぜこの時間に、この場所で、このメンバー?
ちょっと不思議な気分。
通勤途中には気に入った場所がいくつもあるが、
神宮外苑のイチョウ並木はそのひとつ。
日本では珍しい並木の突き当たりに象徴的な建物があるという風景。
イチョウ並木の先に見えるのが絵画館
自転車で走るのはコチラ。TVのロケや写真撮影などをよくやっている。
アマルフィイ・デラセーラ
江ノ電沿いを七里ヶ浜駅より西へ数分歩くと、
線路をまたいだ先にちょっと急な階段があり・・・
その先のまたやや急な小道を1分ほど登ると・・・
湘南の海を180度見渡せる絶景のレストランがあります。
遠くに見えるのが江ノ島。花火の時は特等席なので、早めの予約が必要。
アマルフィイ・デラセーラというイタリアンレストラン。
左は葉山海岸・三崎灯台から、右は江ノ島・富士山まで。
そして正面には大島と雄大な眺めが堪能できます。
しかも味もよく、リーズナブル!
こちらのレストランの姉妹(?)店「トラットリア・サレルノ」には
内装設計で携わりました。
台風一過の湘南
昨日、鎌倉の現場に行った。
藤沢から江ノ電に乗り、腰越を越えたあたりから、海が広がる。
いつも海を見るのが楽しみなのだが、台風の影響でいつもと違う光景が・・・
海一面に無数の黒い点? ん?? 海鳥???
現場のルーフテラスより。遠くにうっすらと大島が見える。
なんと、サーファー。
平日だというのに、朝から夕方まで、海岸の道路沿いも人でいっぱいだった。
普段は何をしている人たちなのだろうか?
遠くに見えるのは葉山。海岸沿いはどこまでもこの密度。
波の上も大渋滞。
都心の桜
事務所への通勤は真冬と真夏を除いて自転車だ。
今の季節は紅葉の時期と並んで最高だ。
桜、桜、桜・・・・。
日本の春はすばらしい。
赤坂プリンスホテルの桜。桜並木が外堀の水面にも映って美しい。
四谷雙葉学園前の桜。幹・枝が太く力強い。
神宮外苑の桜。
代々木体育館の桜。
鎌倉の現場
鎌倉には二つの現場がある。
東京から行くとちょっとした旅行のような感じだ。
行く度に海が表情を変えているので、
晴れた日でなくても楽しいものだ。
ひとつの現場は江ノ電の線路を越えた路地をあがった所にあり、
そこまでの道のりも風情がある。
江ノ島、遠く富士山が家から見える最高の場所だ。
江ノ電の線路を越えて、階段を上っていく。
振り返るとこんな感じ。
上に上がると次第に海が広がる。
途中にこんな風景もある。
江ノ島が見えると、なぜか心が和む。
現場のルーフテラスから見た夕景。
建築士指定講習会
東京建築士会が主催する指定講習会に行ってきました。
毎年この時期に開かれる一級建築士を対象とした勉強会です。
場所はJR有楽町駅前のよみうりホール。
日本建築界の巨匠、村野藤吾が1957年に設計した建物ですが、
今はビックカメラの建物となっているためか、
建物の品格までもがディスカウントされた(?)印象です。
ホール自体は村野藤吾らしい曲線の美学が今でも健在。
ホール全景
壁面照明部分の見上げのディテール
地球儀
小さな友人の入学祝いを買いに、地球儀屋さんに行ってきました。
その名もズバリ『地球儀専門店』。
店内にはありとあらゆる種類の地球儀が展示されています
この写真とは反対側の店の奥にもまだまだあります
地球儀といってもその種類は様々で
国別に色分けされたものや、標高や海の深さにより色分けされたもの
更にはそれが隆起・陥没により表現されたものなど
それはそれはいろいろあります。
中でも気になったのは照明付きの地球儀。
消灯時はいわゆる”地勢図”と言われる地球儀が
中のランプが点灯すると国別に色分けされた”行政図”に早変わり
インテリアとしても素敵です
一度で二度おいしい地球儀です。
但し難点がひとつ。照明のコードが絡まってしまうため
南北方向にはぐるぐる回せないとのこと。
う~ん、やっぱり北極・南極を上下逆さまにしたり水平にしたり
自然界ではありえない角度で地球を眺めてみたい。
(じゃなくって、眺めてほしい・・・)
照明付きのものとかなり悩みましたが
南北東西にぐるぐる回る方を選びました。
小さな友人が楽しく旅をしてくれるとうれしいです。
日本橋にある『地球儀専門店』
いろいろ説明して下さってありがとうございました
卒業設計審査会
日大の設計製図の授業を担当している関係で、
卒業設計審査会に行ってきました。
生産工学部は3つの建築コースに分かれていて、
そのコース毎に選ばれた優秀作品が体育館に展示されていました。
審査員は中村好文さん、泉幸甫さん、木下道郎さん、谷内田章夫さん、
といったベテラン建築家に加え、
平田晃久さん、中山英之さん、といった若手建築家も多く、
非常にバラエティに跳んだ人選です。
第一次審査は講師が5作品を選び、投票数で10作品が残りました。
第二次審査は選ばれた10名がプレゼンテーションをし、
質疑応答後、各講師が3作品を選びました。
その結果を踏まえ講師間の白熱した議論がありました。
そして、最後に第三次審査の投票で上位3作品が決定されました。
第一次審査風景。右奥に見えるのは中村好文さん。
一等の作品。風の流れを生かした魅力的な作品です。
二等の作品。チャーミングな屋根形状がつくる楽しい街並み。
昨年、オープンデスクに来てくれた阿部君の作品。
惜しくも、3位入賞はできませんでしたが、10作品に残る力作。