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卒業設計講評会@東京理科大学

東京理科大学の卒業設計の講評会に行ってきました。
この学年は2年前、つまり2年生の設計の授業で教えましたが、
とてもやる気のある学生が多かった記憶があって、
卒業設計も全体的に完成度が高かったと思います。
理科大の講評会は議論を徹底的にやることが特徴ではありますが、
今年は13時〜23時の10時間の最長記録?!
発表した19人全員のレベルは高いという一方で、
逆に、ずば抜けたものがなかったから、
長時間におよんだということですね。。。。
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事前審査時に僕が最高得点をつけたのがこちら。
東京湾の埋め立て地の新たな可能性を提案しています。
確かなものと考えがちな大地は実際は不確かで、
等間隔に配置した杭をたよりに建築をつくるというもので、
時間とともに大地と建築との関係性もかわり、
詩的でありながらも建築的なランドスケープが素晴らしいと思います。
途中は良いところまでいきましたが、
残念ながら上位には残りませんでした。
今年の卒業設計の中では、最も印象に残っています。
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こちらも僕が事前審査で最高得点をつけた北国の建築。
光の入れ方、空間を丁寧に設計していますが、
ややつくり方のルールや深みのなさが気になりました。
長時間の議論の末、最後の投票でこの案が2位と1票差で1位に!
吉尾さんはMDSの事務所にもオープンデスクに来ていましたが、
とても頑張り屋。今後、さらにレベルアップして欲しいですね。
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こちらは2等の高層集合住宅。
低中高の3層構成を構造から考えたということですが、
新たな建築デザインの可能性を感じました。
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こちらも同点2位の渋谷駅前の複合ビル。
考え方、造形力、プレゼンテーション能力など、
総合的にはこれが一番だったと思います。
今年は大規模な建築作品が多かったと思います。
それはオリンピックや景気が関係しているのかわかりませんが、
学生のテーマ選びは時代背景が関係しているのは確かだと思います。
いつもは講評会の後は朝まで学生と飲むのですが、
残念ながら、次の日の朝に予定があったので終電で帰りました。。。
MDSのスタッフを探そうと思っていたのに、、、、(笑)

本年度最後の授業@日本大学

日大の全体講評会に行ってきました。
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一等に選ばれた堀田君のプレゼンテーション。
課題はオフィスビル。
外と内のつながり方が画期的な素晴らしい案だと思いました。
2年生としては上出来ではないでしょうか。
今後が楽しみですね。3年生になっても頑張って下さい!

今年最後の現場@弦巻の家

「弦巻の家」の工事監理に行ってきました。
本棚沿いの大階段が出来ていました。
順調に工事が進んでいることを確認して、
今年の現場はこれでおしまいです。
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「秋田の家」雪の上棟式

「秋田の家」がようやく上棟しました。
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飛行機から見える風景は、すっかり雪景色。
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一日前は大雪で飛行機も飛ばなかったようで、
秋田市内も例年より少し早く雪景色。
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今回も床がとても複雑ですが(笑)、工務店はとても前向き。
現場の雰囲気はとても良く、良いものができそうです。
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秋田では上棟式も本格的。
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紙吹雪が、本当の雪のよう。
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掛け声とともに、棟梁が柱を叩きます。
滞りなく上棟式を終え、夕方まで打合せ。
そして、市場へ。この時期は、ハタハタです。
夜は現場の方々と秋田のお酒で懇親。最高です!

坂本一成先生とバルセロナの建築家EMBA@東京理科大学

今日は東京理科大学の今年最後の授業。
ゲスト講師として坂本一成先生をお呼びした全体講評会なので、
やや緊張しながらもとても楽しみにして大学に行ってみると、
EMBAの ENRIC MASSIP-BOSCH氏とELVで偶然一緒となり、
どうやら講演していただけるとのこと。
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バルセロナ大学でも教鞭をとられている建築家なのですが、
東京工業大学の篠原研究室の留学生だったらしく、
坂本先生ともつながっているようでした。 
ということで、急遽、講評会の前に1時間程のご講演して頂きました。
随分と豪華な授業になりました。
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英語での講演でしたが、サクラダファミリア周辺のプロジェクトや、
海沿いに建つ集合住宅など、とても魅力的なものでした。
バルセロナは学生の時に一度だけ行ったことがありますが、
新旧が混ざり合った魅力的な街で、
また、近々に行って見たくなるようなレクチャーでした。
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その後、坂本先生を交えて、設計製図の全体講評会。
学生に丁寧にコメントする坂本先生に、
我々の指導方法も講評していただいている感じでした(笑)。
全体講評会の後は、学生と打ち上げ、
しばらくして、坂本先生と講師だけは場所を変えて、夜遅くまで建築談義。
とても充実した一日でした。

「富津岬の別荘」竣工検査

「富津岬の別荘」の竣工検査に行ってきました。
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屋上のベンチからの眺めは最高です。
天気も良く、空気が澄んでいて、遠くまで良く見えました。
手直し後、家具搬入。来月には引き渡しができそうです。
室内の写真はまた後日。お楽しみに。

全体講評会@東京理科大学

東京理科大学の設計製図の全体講評会がありました。
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今回は各班から3名、合計18名が発表しました。
全体的になかなか良い出来だったのではないでしょうか。
この調子でみなさん頑張りましょう!

坂本一成先生の講演@東京理科大学

東京工業大学名誉教授の坂本一成先生に、
理科大の設計製図の授業に来ていただきました。
次の集合住宅の設計課題は坂本先生の出題です。
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坂本先生の初期作品から現在進行中のプロジェクトまでの実作を中心に、
建築に対する考え方をレクチャーをしていただきました。
形式だけで建築をつくるのはいかがなものか?という内容は、
大学2年生にとってはやや難しいものだったかもしれませんが、
僕にとってはとても濃密な時間でした。