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アメリカ西海岸19 ウォルト・ディズニー・コンサートホール

ウォルト・ディズニー・コンサートホールは、
建築家のフランク・O・ゲーリーの設計。
ビルバオ・グッケンハイムと極めて似ているうねる曲面。
ホール内の音が抜群に良いそうだが、残念ながら入れなかった。
「ベルリン・フィルハーモニー」と同様、
ステージを客席がとり囲むヴィニヤード方式で、
日本の永田音響が音響設計を担当しているそうだ。
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金属の外壁がキラキラと光り、異彩を放つ。
夕方は黄金色に染まり、それもまたいい。
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外壁の3次曲面の金属板の隙間。
右が鏡面、左がヘアライン(?)という、同じ素材で別の仕上げになっている。
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内部空間は外観と比べるといまひとつな印象。
この建物は評価がわかれるような気がする。

アメリカ西海岸18 シンドラー自邸

ロサンゼルスの空港からレンタカーで市内へ移動。
ロサンゼルスは無駄に広がった大都会で、
車の量の多さにやや腹が立ってくる。
まず、ビバリーヒルズのシンドラーの自邸に行く。
シンドラーは古き良きアメリカの西海岸の建築家だ。
以前から行きたかった住宅のひとつだが、
日本の影響を受けているせいか、どことなく懐かしい感じもした。
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アプローチの生垣
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エントランスの周辺。左手は竹林。
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エントランスの反対側の庭。
キャンバス地(?)の引き戸を開けると、庭と連続する。
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古さを全く感じさせない外観
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建物の案内をしてくれたおばあちゃん
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室内はやや暗めの落ち着いた雰囲気。欄間から光がこぼれる。

アメリカ西海岸14 ベルビュー美術館

シアトルの郊外にベルビューという街がある。
以前は湖に面した単なる美しい高級住宅地であったようだが、
マイクロソフトの急成長とともに、
その本社ビルのあるこの街も都市化が進んでいるようだ。
その街の中心部にベルビュー美術館がある。
設計はスティーブン・ホールだ。
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コンクリートに着色した外観。
建築家のスティーブン・ホール氏のこだわりが細部にまで感じられる。
隣は高層ビル。周辺は高層化が進んでいる。
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エントランスホール。
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展示室に上がる階段。
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展示室は設計当初、ハイサイドライトの自然光が差し込む予定だったが、
現在は暗幕で塞がれているため、いまひとつ。

アメリカ西海岸13 セントイグナチウス

シアトル大学の校内にある教会、セントイグナチウス。
僕が好きな建築家であるスティーブンホールの設計だ。
反射光を使った、光の取り入れ方がとても美しい。
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神秘的な光が美しい祭壇。
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あちらこちらから神秘的な光が差し込む。
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上の写真の左奥のアップ。
手前側の壁(裏側)は朱色に塗られていて、
太陽の光がその壁に反射して室内全体を朱色に染める。
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入口側の外観。
上部に見えるガラスの部分から自然光を取り入れている。
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自然光を取り入れる屋根形状が特徴的。

アメリカ西海岸12 シアトル図書館

レム・コールハース設計のシアトル図書館は、
アメリカ西海岸で今、最も話題の建物だろう。
フランス・リールのコングレスポ、
オランダのユトレヒト大学、
ロッテルダムのクンストハルなど、
今までにも彼が設計した建物は実際に見に行ったことがあるが、
シアトル図書館のスケール、過激な(?)形態は、
今までのものとは群を抜いている。
行く前はやや否定的な部分もあったが、
圧倒的なパワーでそのようなものは吹き飛ばされてしまった。
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構成が理解しやすい南東の外観
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南側のファサード。。
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敷地が一街区と広いことと、急な坂道であることが、
建物と道路面との関係を複雑にしている。
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北側のエントランス部分。
レベル差があるため、建物としては3階部分?
リビングルームとよばれるエントランスロビーへの入り口がある。
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エントランスロビー全景
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3階のエントランスロビーにあるレセプション。
シアトル図
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3階のエントランスロビー。まさに、リビングルーム?
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最上階の読書室。
吸音マット(?)をそのまま仕上げに使ったラフなインテリア。
なかなかカッコいい。
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エスカレーターの近未来的な黄色の照明も魅力的。

アメリカ西海岸11 EMP

スペースニードルの足元にEMPがある。
EMPはEXPERIENCE MUSIC PROJECTの略で、ロックの博物館だ。
シアトルは伝説のロックギタリスト、
ジミー・ヘンドリクスの出身地である関係で、
ロックの奇跡が分かるミュージアムがつくられたそうだ。
設計はフランク・O・ゲーリーで、
スペイン・ビルバオのグッゲンハイムと同様、
有機的な曲線の造形物だ。
写真で見るとかなり過激な建物だが、
実物を見るといまひとつ感動がなかった。
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EMPとスペースニードル
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かなり有機的?
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EMP内部空間
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スペースニードル展望台よりEMPを鳥瞰撮影

アメリカ西海岸3 シーランチ

マリン郡庁舎から数時間北上し、海岸まで山を越える。
久しぶりの左車線の運転で、山道はかなり厳しい。
海岸線に出てから、いつまで経っても目的地に着かない。
実は地図を持っていなかったので、これほど遠いとは思わなかった。
すばらしい海岸線だが、シーランチで夕日が沈むのが夢だったので、
慣れない左車線、しかもくねくねの道を猛スピードで飛ばした。
おかげで今日一日ですっかり運転には慣れてしまった。
なんとか日没前に到着。
レストランで日没の瞬間を見る。
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アメリカ西海岸2 マリン郡庁舎

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12日、日本からサンフランシスコ空港に到着。
空港でレンタカーを借りて、市内を抜けて北上する。
快晴であまり情緒的に見えないゴールデン・ゲート・ブリッジを通り過ぎて、
しばらくするとマリン郡に入った。
そこにフランク・ロイド・ライトの設計したマリン郡庁舎がある。
フリーウェイから降りてすぐなので、ほとんど迷わず行けた。
そこの食堂で、昼ごはんを食べた。