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「ホテルオークラ」のメインロビー

仕事で近くまで出掛けた帰りに、ホテルオークラに立ち寄りました。
言うまでもなく日本を代表する老舗ホテルです。
谷口吉郎氏のデザインしたメインロビーは気品と風格のある日本的な空間で、
今でも日本において不動の地位を守っています。
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明るい外部から屋内に入ると
エントランスは暗く、奥のロビーは明るく、
逆光でシルエットが際立ちます。
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天井高が低く抑えられたエントランスを進むと、
吹抜けの天井の高いロビー空間となります。
明るい空間ですが、逆光なのでしばらく人影しか見えません。
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窓の下段には緑が見えます。
上段には美しい木格子、中段からは和紙を通して淡い光が差し込みます。
長大作がデザインしたゆったりとした椅子に座ると、とても落ち着きます。
時代とともにリニューアルを余儀なくされる商業施設でありながら、
このメインロビーは時代を越えた日本の上質空間です。
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照明も天井の高さと広さを生かした素晴らしいデザイン。

バリ3/茅葺屋根のヴィラ

バリのヴィラといえば、やはり茅葺屋根。
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茅葺屋根の連なりが美しい。
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棟の部分にはこんな装飾が施されています。
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茅葺屋根の天井から蚊帳のかかる客室。
バリのおもてなしのひとつが花。日本の「生ける」花とは違い、
切り花がや花びらを散りばめるという表現です。
ベット上も花で演出されています。
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見上げると、萱葺屋根の裏面、萱葺(?)天井です。
ヴァナキュラーな構造の美学ですね。
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こちらがディテール。しっかりと編み込まれています。
この編み込み方で萱葺屋根の格も違ってくるようです。
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フラワーバスにゆったりつかりながら、ジャングルの絶景が眺められます。
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各ヴィラには斜面に迫り出すようにテラスがついています。
ジャングルの音と匂いと潤いに身を委ねていると、時間を忘れてしまいます。
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テラスからの風景は、木々が生い茂るまさにジャングル。
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突然の来客が・・・。
間近で見る迫力と荒々しさにびっくり!

バリ1/ナンディニ・バリ

屋内は節電で例年よりちょっと暑い気もしますが、
南国のバカンスを想像し、涼をとることとしましょう。
ということで、一昨年の旅ブログの続きを・・・(笑)
空港から車で1時間ぐらいの山間の村、ウブド。
バリでもリピーターが最も多いところではないでしょうか。
そのウブドからさらに車で数十分の渓谷にあるビラ、
ナンディニ・バリに宿泊しました。
人里離れたジャングルの斜面に点在するヴィラからの眺めは絶景。
ウブド周辺には有名な高級リゾートホテルが点在していますが、
中心部からちょっと離れていることもあり、リーズナブル。
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ジャングルの斜面に点在するビラ全景
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かなりの高低差なので、移動はゴンドラを使います。
体力に自信のある方は、階段でどうぞ。
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ご覧のとおりのモノレール式ゴンドラ(?)
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ジャングルの中を静かにゆっくり移動し、気分を高めます。
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ゴンドラの操作も扉の開閉も、乗客自身で行います。

夏恒例の建築視察。今年はインドネシア

夏恒例の建築視察、今年はインドネシアに行ってきました。
なぜかクライアントにバリ好き、あるいはバリ在住経験アリといった人が多く、
インドネシアを知っておきたいというのがきっかけでしたが、
改めてその文化レベルの高さに驚かされました。
バリ島、ジャワ島の集落、遺跡、そしてリゾート。
詳しくは、今後ブログで紹介していきます。
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バリで宿泊したビラ。渓谷沿いにあります。
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世界最大級の仏教遺跡、ボロブドゥールからの朝靄。

北欧10/白夜の船旅 ヴァイキングライン

スウェーデンからフィンランンドまでは船で移動した。
ストックホルム―ヘルシンキは豪華客船が毎日定期運行されている。
シリヤラインとヴァイキングラインの2社があり、
特に、シリヤラインはかなり大きく豪華な船らしい。
私たちは、ヘルシンキではなくトゥルクという街に行きたかったので、
ヴァイキングラインの少しだけ小ぶりの船に乗ることにした。
夜8時にストックホルムを出港、トゥルクには朝7時半に到着。
天候はあまり良くなかったが、白夜の風景は素晴らしかった。
レストランやお店などもあり、なかなか快適な船旅だった。
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船の先端からたくさんの車が載せられていた。
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船後方部。とても大きな船です。
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夜だというのに昼のような風景。
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小さな島がたくさんあります。
その島々には数軒、場合によっては1軒の別荘(?)が・・・・・
つまり、自家用の船で移動しているということですね。

アメリカ西海岸30 ハイアットリージェンシー

ハイアット・リージェンシー・サンフランシスコは、
ジョン・C・ポートマンの代表作(1974年竣工)で、
シティ・ホテルの大きな吹き抜けの走りだそうだ。
やや古き良きアメリカという雰囲気はあるが、
大きな吹き抜けに圧倒され、思わず見上げてしまう。
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ロビーのソファでアトリウムを見上げていると、時間が経つことを忘れてしまう。