• Archive

アメリカ西海岸23 ホリホックス邸

ハリウッドにあるホリホックス邸は、フランク・ロイド・ライト設計の豪邸だ。
今は一般市民に開放されているが、以前は個人住宅というので驚きだ。
休館日で中に入れず残念。
ホリホックスRIMG0254.jpg
ハリウッドの丘の上にある豪邸。
ホリホックスRIMG0262.jpg
装飾の施された柱はライトらしいデザインだ。
ホリホックスRIMG0260.jpg
こんなディテールも。
ホリホックスRIMG0258.jpg
丘の上にはこの豪邸しかなく、四周はこんな風景。
ホリホックスRIMG0273.jpg
たまたま見かけたリス。日本のリスよりかなり大きい。

アメリカ西海岸22 ロサンゼルのビーチ

ロヴェル・ビーチ・ハウスからロサンゼルスへは、
しばらく夕暮れ時の海岸沿いを走ることにした。
ビーチボーイズやイーグルスをBGMで、といきたいところだが、
ラジオから聞こえる音楽は・・・・・。
「サーフィンUSA」に歌われるマンハッタンビーチ、
サンタモニカビーチ、ロングビーチなどなど、どこまでもビーチが続く。
島国の日本とは違うスケールの大きさを改めて感じる。
いつまでたってもロスに着く気配はなく、
気が付くと真っ暗になってしまったので途中からハイウェイで帰った。
ビーチDSCF0010.jpg

アメリカ西海岸21 ロヴェル・ビーチ・ハウス

オーストリアから渡米したルドルフ・M・シンドラー。
彼の自邸を見学して非常に印象が良かったので、
彼が設計したロヴェル・ビーチ・ハウスを見に行くことにした。
ロヴェル・ビーチハウスはピロティ、横連窓など、
アメリカの初期インターナショナルスタイルの秀作である。
ロサンゼルスからやや離れたニューポートビーチにあり、
東京と葉山との関係のようなものだろうか?
場所は非常に分かりにくいところにあり、
行ったり来たりを繰り返し、1時間くらい探してようやく到着。
探し疲れてかなり不機嫌な状態で、中も見ることができず、
残念ながらこの建物はすこぶる印象が悪い。
人が住んでいるので、中に入れないのは当然だが・・・・・
ビーチハウスDSCF0249.jpg

NISSAN SHIFT の撮影

NISSANのSHIFTという雑誌で、
「日本建築の美学」をテーマに新車の撮影をしたいとのことで、
私たちMDSが設計した『王子木材工業本社ビル』が選ばれました。
早朝の撮影で、朝3時過ぎに現地に到着。すでに撮影準備が始まっていました。
カメラマンの小川義文さん、AXISの宮崎光弘さん、
カワバタデザンオフィスの川畑さんなど、
1枚の写真のために早朝から大勢の方が集まりました。
雑誌は来月発行される予定です。
日産SHIFTR0010663.jpg
私たちが設計した王子木材工業本社ビル
車が主体の撮影で、いつもの建築写真撮影とは違った光景です。

日産SHIFTR0010680.jpg
未発表の車で、ナンバープレートを付けていないので
行き帰りはこのトラックで大切に運ばれます。

アメリカ西海岸21 イームズ自邸&スタジオ

チャールズ&レイ・イームズ。
言わずと知れたミッドセンチュリーの代表格。
この建物は「ケース・スタディ・ハウスNo.8」で
イームズ夫妻の自邸&スタジオとして建てられた。
交換可能な既製の工業製品を使って、
2m×6mの基本モデュールを8組用いて住宅とし、
5組用いてスタジオとしているらしい。
日本での彼らの人気はコルビュジェ以上だろうか。
以前から行ってみたいと思っていた住宅だったが、
実際に行ってみると想像以上に良かった。
周りの環境が良く、保存状態も良い。
ディテールにこだわりが伝わってくる。
イームズRIMG0235.jpg
スタジオから自邸へのアプローチより、自邸です。
イームズDSCF0015.jpg
自邸の長手方向立面。広い敷地にはこんな大木が何本もある。
イームズRIMG0247.jpg
自邸のリビングをなんとなく・・・ 室内は撮影不可なのが残念。
イームズRIMG0250.jpg
自邸の玄関。紐を引くと呼び鈴がクルクル回り、音が鳴る仕組み。
用がなくてもクルクル回したくなる。

イームズRIMG0242.jpg
自邸とスタジオの間の外構。

神宮外苑の新緑

今は自転車通勤が最高に気持ちの良い季節。
自転車で都内を走っている建築家は結構いるらしい。
エコに少なからず貢献することと健康管理、
街中をブラブラするのが好きといった理由だろうか?
先日は、夜中の1時頃、青山一丁目の交差点で、
アラン・バーデンさんとばったりあった。
「鉄の家」の構造設計をして下さった方で、
アランさんも自転車派のひとり。
しばらく建築の話(?)をしながら自転車で並走。
なぜこの時間に、この場所で、このメンバー?
ちょっと不思議な気分。
通勤途中には気に入った場所がいくつもあるが、
神宮外苑のイチョウ並木はそのひとつ。
日本では珍しい並木の突き当たりに象徴的な建物があるという風景。
神宮外苑の新緑R0010643.jpg
イチョウ並木の先に見えるのが絵画館
神宮外苑の新緑R0010642.jpg
自転車で走るのはコチラ。TVのロケや写真撮影などをよくやっている。

アメリカ西海岸20 ブラッドリービル

ハリソンフォード主演の近未来映画「ブレードランナー」。
その舞台となったビルが、ロスのダウンタウンにある。
『ブラッドリービル』という古いビルで、
吹き抜けのある内部は映画での印象とは違い、かなり明るい。
大学の2年生の時、難波和彦さんが非常勤講師で、
設計課題の中で近未来映画の話をたくさんして下さった。
「ブレードランナー」「未来世紀ブラジル」など、
それをきっかけにたくさんの映画を観た。
僕より上の世代の建築家は「ブレードランナー」好きが多い。
先日、建築家の木下道郎さんの事務所で、
アメリカ旅行のスライド上映会をした時に、
『ブラッドリービル』に反応した人たちがちらほら。
それでなんとなく歳がわかる気がする(笑)
ちなみに僕は原作のフィリップ・K・ディックのSF小説
『アンドロイドは電気羊の夢を見るか?』と、
サントラCDまで持っている(笑)
ブラッドリービルRIMG0148.jpg

アメリカ西海岸19 ウォルト・ディズニー・コンサートホール

ウォルト・ディズニー・コンサートホールは、
建築家のフランク・O・ゲーリーの設計。
ビルバオ・グッケンハイムと極めて似ているうねる曲面。
ホール内の音が抜群に良いそうだが、残念ながら入れなかった。
「ベルリン・フィルハーモニー」と同様、
ステージを客席がとり囲むヴィニヤード方式で、
日本の永田音響が音響設計を担当しているそうだ。
ディズニーRIMG0134.jpg
金属の外壁がキラキラと光り、異彩を放つ。
夕方は黄金色に染まり、それもまたいい。
ディズニーRIMG0136.jpg
外壁の3次曲面の金属板の隙間。
右が鏡面、左がヘアライン(?)という、同じ素材で別の仕上げになっている。
ディズニーRIMG0131.jpg
内部空間は外観と比べるといまひとつな印象。
この建物は評価がわかれるような気がする。

アメリカ西海岸18 シンドラー自邸

ロサンゼルスの空港からレンタカーで市内へ移動。
ロサンゼルスは無駄に広がった大都会で、
車の量の多さにやや腹が立ってくる。
まず、ビバリーヒルズのシンドラーの自邸に行く。
シンドラーは古き良きアメリカの西海岸の建築家だ。
以前から行きたかった住宅のひとつだが、
日本の影響を受けているせいか、どことなく懐かしい感じもした。
シンドラーDSCF0177.jpg
アプローチの生垣
シンドラーDSCF0179.jpg
エントランスの周辺。左手は竹林。
シンドラーRIMG0117.jpg
エントランスの反対側の庭。
キャンバス地(?)の引き戸を開けると、庭と連続する。
シンドラーRIMG0127.jpg
古さを全く感じさせない外観
シンドラーDSCF0180.jpg
建物の案内をしてくれたおばあちゃん
シンドラーRIMG0124B.jpg
室内はやや暗めの落ち着いた雰囲気。欄間から光がこぼれる。

アマルフィイ・デラセーラ

江ノ電沿いを七里ヶ浜駅より西へ数分歩くと、
線路をまたいだ先にちょっと急な階段があり・・・
アマルフィR0010637.jpg
その先のまたやや急な小道を1分ほど登ると・・・
アマルフィR0010639.jpg
湘南の海を180度見渡せる絶景のレストランがあります。
アマルフィR0010641.jpg
遠くに見えるのが江ノ島。花火の時は特等席なので、早めの予約が必要。
アマルフィイ・デラセーラというイタリアンレストラン。
左は葉山海岸・三崎灯台から、右は江ノ島・富士山まで。
そして正面には大島と雄大な眺めが堪能できます。
しかも味もよく、リーズナブル!
こちらのレストランの姉妹(?)店「トラットリア・サレルノ」には
内装設計で携わりました。