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アメリカ西海岸32 セントメリー教会

サンフランシスコのセント・メリー教会(1971年竣工)。
設計はピエトロ・ベルーシとピエール・ルイジ・ネルヴィ。
四隅を力強いボリューム感のある柱で支え、見事な曲線を描いている。
屋根を十字に切り取ったスリットにはステンドグラスが入っている。
あまりの感動に、しばらく天を仰いでしまう。
丹下健三の代表作「東京カテドラル(1964年起工)」にどことなく似ている。
こちらも素晴らしい建築だ。
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十字に切り取られた屋根スリット。
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外観は「東京カテドラル」にやや似ている。外装材はトラバーチン。
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建物を支える柱脚。コンクリートでつくり出された素晴らしい構造美。
窓の向こうには、サンフランシスコの街が広がっている。
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祭壇

アメリカ西海岸31 マイクロソフト

シアトル郊外にマイクロソフトの本社がある。
広大な公園のような敷地に建物があり、
この素晴らしい職場環境から生み出されたものによって、
世界を制しているのかと思いながら敷地内を散歩した。
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敷地内には川や池があり、大きな公園のよう。

アメリカ西海岸30 ハイアットリージェンシー

ハイアット・リージェンシー・サンフランシスコは、
ジョン・C・ポートマンの代表作(1974年竣工)で、
シティ・ホテルの大きな吹き抜けの走りだそうだ。
やや古き良きアメリカという雰囲気はあるが、
大きな吹き抜けに圧倒され、思わず見上げてしまう。
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ロビーのソファでアトリウムを見上げていると、時間が経つことを忘れてしまう。

アメリカ西海岸29 レイニヤー・バンク・タワー

シアトルのダウンタウンにあるレイニヤー・バンク・タワー。
設計者はNYのワールド・トレード・センターの設計で知られるミノル・ヤマサキ。
ワールド・トレード・センターは先進的な構造が有名であったが、
設計者の全く予測しない悲劇により倒壊してしまったことは非常に悲しい。
こちらのビルの竣工はワールド・トレード・センターとほぼ同じ1977年。
ビル基壇部分が細くなっているのが特徴で、シアトルの人で知らない人はいないだろう。
奇抜な形態というだけでなく、見えないはずの向こう側が見通せるという意味で、
ビルに囲まれた道路に対して風通しの良さを感じさせていると思う。
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ビルの足元からの見上げ。基壇部分が細くなっているのが特徴。
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半分は見えなくなってしまうはずの向こう側のビルが見える。

アメリカ西海岸28 ソーク生物学研究所

今回の旅行のメインのひとつ、「ソーク生物学研究所」。
ロサンゼルスを早朝に出発し、これを見るためだけに1日がかりで南下。
ラホーヤというアメリカ人の老後の住まいとしてベスト3に入るリゾート地にある。
「ソーク」はルイス・カーンの代表作で、僕より一回り上の世代の建築家は、
一番好きな建築にあげることも多いのではないだろうか。
少し前までは、なぜそれほどまでにカーンが良いと言われているのか理解できなかったが、
最近になってようやくその良さがわかってきたような気がする。
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あまりに有名なお決まりのショット。水の流れる先は水平線。
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床を見ると、素晴らしい文章が。
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水の流れいった先で、研究者たちがくつろいでいる。
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中庭の反対側の外観は分節されたコンクリートの塊。

アメリカ西海岸27 双眼鏡

建築家のフランク・O・ゲーリーが設計した大きな望遠鏡。
この望遠鏡は正確には「シャット/デイ/モージョー広告代理店」のエントランス。
90年代のポスト・モダンという建築のムーブメントの中の作品で、歴史的には重要なもの。
賛否両論が勿論ある建物だと思うが、今でも大切に使われていることは間違いない。
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アメリカ西海岸26 ロサンゼルスの丘の上

ロサンゼルス北部の丘陵地に高級住宅街が広がっている。
ロスの街が眼下に見渡せる素晴らしいロケーションで、
ビバリーヒルズとはまた違う、アメリカらしい高級住宅街だ。
プールサイドのガラス張りのリビングと、
眼下に広がるロスの夜景の写真で有名な
ピエール・コーニッグの「ケース・スタディハウス#22」もこのあたりにある・・・
はずなのだが、ぐるぐる探し回った挙句、辿り着けず・・・
フランク・ロイド・ライトが設計した豪邸もいくつかあり、
外観だけだが見ることができた。
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丘の上からの夜景が素晴らしかったが、写真は残念ながら夕景のみ。
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フランク・ロイド・ライト設計のストーラー邸。
テキスタイル・ブロックと垂直にのびるカーテンウォールが特徴。
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フランク・ロイド・ライト設計のエニス邸。
日本の感覚では大きなビルと言っても過言ではない大きさ。
1994年の地震で倒壊したところを今も補修しているようだ。

アメリカ西海岸25 モーフォシス

大学生の頃、建築専門誌「a+u」からモーフォシスを掲載したものが出版された。
その当時の学生の間では絶大な人気があり、すぐにその号は絶版となるほどで、
設計課題もどことなくモーフォシスを意識したものが多かった気がする。
ドローイング、模型などがとにかく格好良かったからだ。
しばらくしてその熱も冷めてしまい、これまで実物はひとつも見たことはなかった。
今回初めていくつかの建物を見たが、全く感動もなく・・・
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カルトランス第7地区本社

ファイヤーキング

代々木上原駅のすぐそばに、ファイヤーキング・カフェがある。
アメリカの雑貨に詳しい人にはよく知られた「ファイヤーキング」。
その食器の名前が店名となっている。
実際にコーヒーやデザートなどは「ファイヤーキング」で出される。
天井は高く、床はラフなフローリング。
ミースやコルビュジェの家具がずらりと並び、
店内はやや暗めで落ち着いた空間だ。
定期的に写真や絵などが展示される、ギャラリースペースでもある。
平日のランチは1000円のアジアン・メニューで、お気に入りは「パッキマオ」。
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代々木上原駅からすぐのところにある。
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「ファイヤーキング」の食器で飾られたカウンター席。
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天井の高いギャラリースペースに、コルビュジェなどの椅子が置かれている。
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お気に入りのパッキマオ(タイ風辛口ビーフンいため)

アメリカ西海岸24 モンドリアンホテル

バブル期に浅草に建てられた「アサヒ・スーパードライ・ホール」のデザインや、
椅子、照明などのプロダクトデザイナーとして人気のあるフィリップ・スタルク。
スタルクはいくつものデザイナーズホテルを手がけているが、
そのひとつに、ウエスト・ハリウッドの「モンドリアンホテル」がある。
プールに面したレストランは、ポップでおおきな植木鉢の樹木が木陰をつくり、
カリフォルニアらしい気持ちの良い空間になっている。
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このアンバランスなスケールが気になって、ついキョロキョロしてしまう・・・