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全体講評会@日本大学

日本大学の全体講評会がありました。
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各班2名、合計14名のプレゼンテーションの後、
7人の先生が投票して上位数名に賞を出します。
僕の班の福住君は3位、飯野君が4位とまずまずの結果。
写真は福住君の作品。
次回は一等を目指して、頑張って下さい!

「石神井台の家」祝!上棟

「石神井台の家」が、上棟しました。
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畑のずっと向こう側に小さ〜く見えるのが(笑)、上棟した住宅。
それにしても、キャベツがあっという間に大きくなりました!
見事に並んだキャベツの連なり。
実はこの美しい配列には、プロの美学が潜んでいたとは!
建て主様との打合せの後に食事をしながら、
とても興味深い話が聞けて、とても有意義でした。
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キッチンからダイニング越しにキャベツ畑。
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階段際の杉板型枠のコンクリートも上手くいきました。
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裏側も緑がとても美しいです。
竣工は8月上旬予定。今からとても楽しみです。

「国立西洋美術館」特別授業

上野の国立西洋美術館に久しぶりに行ってきました。
ル・コルビジェが設計した日本で唯一の建築です。
東京理科大学の山名先生はコルビジェ研究の第一人者で、
世界遺産登録に向けての活動もされていることもあり、
休館日に普段行けないところを、
学生を引率するという名目で見学させて頂きました。
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ル・コルビジェは、コレクションの増加にともない建物も成長する、
「無限成長美術館」という考え方を提案していたのですが、
ファサードの右側の開口部は、増築を想定していた部分。
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コルビジェ研究の第一人者、山名先生の特別授業。
床のパターンや隣の国立文化会館との関係を説明しているところ。
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休館日なので、人が全くいない、吹き抜けのホール。
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ご覧の通り、全く人がいない西洋美術館!
人が多い普段はやや天井が低過ぎがなと感じるここのスペースも、
人がいないと、水平方向にとても伸びやかな空間に見えますね。
そして、天井の高い方に行くと・・・
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上部左側から絵に光を当てています。
普段は登れないこの階段を登ると・・・
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コルビジェの設計では、
上部トップライトからこのスペースに太陽光を入れて、
その反射光で絵画に光を当てるように考えていましたが、
現在はこのように蛍光灯がぎっしり並んでいます。
そして、屋上へ。
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先ほどの展示空間のためのトップライトが四周にあり、
中心には吹き抜けのホールの部分のトップライトがあります。
コルビジェと言えば、近代建築5原則。
学生諸君、言えますか?
建築学科出身で、これを言えないは人は潜りですよ(笑)。
ピロティ、屋上庭園、自由な平面、横長の窓、自由なファサード、
つまり屋上はとても重要なのですが、
現在は残念ながら立ち入り禁止となっています。
以前は、植物が置いていた時期もあったそうです。
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こちらが、吹き抜けのホール部分のトップライト。
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そして、地下へ。
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こちらが「免震レトロフィット」。
平成8年に着工して、平成10年に完了。
この後、歴史的・文化的価値のある建物に、
このような免震装置をつけるようになったそうです。
西洋美術館へ何度も行ったことがある方にとっても、
新鮮な写真がたくさんあったのではないでしょうか?
とても有意義な見学会でした。
学生よりも講師陣の方が有り難く拝聴させて頂いたような感じです。
山名先生どうも有り難うございました。

韓国の雑誌「The Haus」に「目白の家」掲載されました。

韓国の雑誌「The Haus」にMDSが設計した目白の家が掲載されました。
目白の家は竣工して10年が経ちますが、
いまだに掲載依頼が絶えません。。。。
時を超えたデザインということでしょうか(自画自賛、笑)。
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韓国の住宅雑誌「The Haus」。
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ハングル文字だけなので、何が書いているのか・・・・。

「富津岬の別荘」祝!上棟

「富津岬の別荘」が上棟しました。
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祝!上棟。
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屋上に登ると、海がバッチリ見えます!
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帰りに富津岬の突端まで行ってきました。
展望台から内陸側を見るとこんな感じです。
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こちらは東京方面を見た風景です。
海は遠浅で、小さな砂の島(写真左側)が出来る程。
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潮干狩りをしている人もパラパラ。
「富津岬の別荘」は8月竣工予定。
夏は道が混みそうで、現場の行き帰りが少し心配です。

「たまらん坂の家」久しぶりの訪問

たまらん坂の家」に久しぶりに行ってきました。
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玄関前の木々もとても大きくなっていてビックリ。
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木漏れ日がとても美しいお風呂場の前のお庭。
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相変わらずお隣のお庭も美しいですね(笑)。
「たまらん坂の家」は竣工して5、6年が経ちますが、
竣工時よりもどんどん良くなっているように思います。
「時を経ても愛され続ける建築」をつくりたい、
と常々、私たちは思っていますが、
半分は住まい手によるものだとつくづく思いました。

「小山敬三美術館」と「無言館」

束の間の休暇。長野に行ってきました。
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空気が澄んでいて天気も良く、
勝沼あたりから南アルプスの赤石、北岳がとてもハッキリと見えました。
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こちらも車窓からの風景。右の山が甲斐駒です。
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小諸にある緑に囲まれた「小山敬三美術館」。
村野藤吾の設計の以前から行ってみたかった美術館です。
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傾斜に沿って展示室内部の床も少し傾斜していますが、
素晴らしい美術館が多い今となっては、内部空間は今ひとつ。。。。
展示されている作品に集中できるという意味では良いかもしれません。
外観は村野藤吾らしい美しい曲面です。
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そして、こちらは上田にある「無言館」。
正式には戦没画学生慰霊美術館無言館という名称ですが、
太平洋戦争で亡くなった青年(主に芸大、美大の学生)が、
生前描いた絵がたくさん展示されいます。
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絵と一緒にプロフィールを読んでいると、
戦争の悲惨さと彼らの無念が伝わってきて、思わず涙が出てきます。
荒い合板を使ったコンクリート打ち放しの質素な建物で、
教会の構成を感じさせる秀作だと思いました。
特に意識していたわけではありませんが、
とても対照的な二つの美術館でした。
恵まれた環境にある私たち。
頑張れねばとつくづく思いました。