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全体講評会@日本大学

日本大学の設計製図の前期最後の授業に行ってきました。
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各班2、3名の優秀作品を選んで全体講評会。
こちらは、僕が担当した班の藤澤くんの発表の様子。
力作でしたがややつめが甘く、惜しくも3等。
授業の後は、いつものように学生と楽しい飲み会へ。
では、学生諸君、有意義な夏休みを過ごして下さい!

MDSの講演会@新宿・パークタワー

新宿・パークタワーにてレクチャーしてきました。
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一般の方向けの講演会でしたので、
設計のプロセス、住まわれ方などをメインに、
分かり易い言葉で話をするように努めました。
講演会で話をするのは、こちらとしても勉強になります。

「住まいの設計」「岡崎の家」が表紙に

MDSが設計した岡崎の家が「住まいの設計」に掲載されました。
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最近、MDSの建物が表紙に掲載されることが多いですが、
表紙はやっぱり嬉しいものです。
本日、発売なので書店に平積みされていると思います。
是非、お手にとってご覧になって下さい。

修善寺・柳生の庄で執筆

修善寺・柳生の庄に行ってきました。
こちらの旅館は以前から行きたいと思っていたところのひとつです。
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竹林を抜けると、エントランス。
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暗く天井を抑えた半外部の空間をつくることで、
気分を徐々に高める演出でしょうか?
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そして、こちらで、靴を脱ぎ、
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雁行しながら中へ中へと導かれます。
右側は堀文子氏の日本画が飾られています。
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まず、こちらのロビーに通され、一休み。
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この壁は久住章氏による左官壁。
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そしてお部屋へ。
簾戸越しに緑。初夏を感じさせてくれます。
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こちらが小書院。
今回、こちらの部屋を選んだのは、
この机で執筆活動をするため。
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障子を開けると、ご覧の通り!
涼しい風が通り抜けます。
さて、お仕事、お仕事?
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執筆に疲れたら、露天風呂へ。
こちらの階段も左官職人、久住氏によるもの。
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修善寺の夏は時期外れのようで、お風呂はほぼ独占。
離れの松の生、梅の生、本数寄の初雁といった代表的なお部屋を、
いろいろ見せて頂きました。
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露天風呂や半露天風呂がついた部屋など様々ですが、
こちらはそのひとつ。
久住氏の左官のお風呂も拝見させて頂きましたが、
お湯がはった写真は柳生の庄のHPをご覧になって下さい。
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本館とは離れたところにある剣道場。
柳生という名前はそこからきているそうです。
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玄関をくぐって、また、現実の世界へ。
とても濃密な日本の美学を堪能できました。

「富津岬の別荘」断熱検査

「富津岬の別荘」の工事監理に行ってきました。
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屋上はデッキ工事の施工中。
防風林の向こう側には海。。。。もうすっかり夏ですね。
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断熱材の厚さをチェックしました。
天井が高い、大空間。完成が楽しみです。

「東山の家」一年検査

東山の家」の一年検査検査に行ってきました。
いくつか手直しするところがありましたが、
大きな問題はなく、快適に過ごされているとのこと。
とても嬉しく感じます。
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つい、なでたくなるような(笑)素材感の左官の壁。

小泉邸・アシタノイエの訪問

首都大学東京の教授でもある建築家の小泉雅生氏の自邸、
「アシタノイエ」のホームパーティにお招きいただきました。
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あまり酔ってしまう前に、小泉さんに建物の案内をして頂きました。
写真右奥がキッチン、芝生の下がリビングです。
屋根形状が地形とリビングの建具などに寄って決まっていると、
説明をして頂いているところ。
地形に沿った屋根形状と樹木が、
周辺から建物の存在を消し去っています。
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あまり良い写真がありませんが・・・
左側階段を登ったところがキッチン。
建築家の自邸でのこのような機会は意外と少ないので、
とても有意義な時間を過ごすことができました。
小泉さん、夜遅くまでどうも有り難うございました。

建築視察@韓国・済州島

今回の済州島は、伊丹潤の建築視察がメインでしたが、
他にも気になったものをいくつかご紹介します。
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済州島の石を積んでつくった壁にコンクリートのまぐさ。
横スリットの向こうには、世界遺産に登録させれている、
城山日出峰(ソンサンイルチュボン)が見えます。
もう少し引くとこんな感じ。
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石積みの門の奥に、コンクリートの門、
そのさらに奥に先ほどの横スリットが見ます。
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こちらが入口、ゲニウスロキという美術館です。
この写真を見ても安藤忠雄氏の設計とは、
気づかないのではないでしょうか?
コンクリートの扱い方、空間構成など、
これまでの安藤さんの設計手法とは少し違った印象を受けます。
安藤さんが設計した建物は済州島に他に二つありましたが、
この建物はそう言う意味でも新鮮で、必見ではないでしょうか。
他にもマリオボッタの設計した建物など、
いくつか現代建築を見ましたが、いまひとつ。
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保存地区の集落にも立ち寄りました。
独特な屋根形状ですね。
トイレ、台所は勿論、部屋がそれぞれ一棟になっています。
いわいる分棟タイプです。
バリ島などの暖かい地域ではよく見られるタイプとは思いますが、
雪の降る済州島のような地域でもこのようなものがあるんですね。
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こちらは美術館に展示されいたポジャギ。
簡単に言うと韓国式のパッチワークですが、
本場、韓国のポジャギを初めて見ました。
MDSで設計したポジャギの家のポジャギですが、
いろいろんなものがあるんですね。
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夕食は焼き肉ではなく、海鮮鍋に変更。
ハサミで細かく魚介類を切ってくれますが・・・・・・
少し不思議なもの(?)も含まれいましたが、
マッコリを飲んであまり気にせず完食(笑)!
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コチラは、ポドホテルの韓式の朝食。
いろいろ盛りだくさんの一泊二日の済州島でした。

伊丹潤の建築視察@韓国・済州島

済州島の南西には、伊丹潤の作品がたくさんあります。
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ポド・ホテルからすぐの広大な敷地に、
伊丹潤が設計した集合住宅と美術館が点在しています。
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こちらは、「三つの美術館・水」。
あいにくの天候でしたが、かろうじて遠くに島が望めました。
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水面に空が映り込み、静けさの中で自然との対話する装置?
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そして、「三つの美術館・風」。
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この日は風があまりなかったのですが、
風が強い日は、風の音が聞こえるのでしょうか?
そして、夏の暑い時期は涼しい風を感じる場所となることでしょう。
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鉄板のボックスに円筒が突き刺さっった「三つの美術館・石」。
そして、遠くに見えるのが、「二つの手美術館」。
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円筒から暗い室内に光を入れ、石を浮かび上がらせています。
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「二つの手美術館」の地下の展示空間。
アートよりも、光沢の床に映り込む光と風景が印象的でした。
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こちらは「風の教会」。
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こちらは、PINXクラブハウス。
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エントランスーホールのトップライト。
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明暗のコントラストが強く、まわりは暗く沈み込んでしまうので、
柱はしっかりと素材感を感じられる荒い仕上げになっています。
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こちらは、少し離れた島の中心にある「ザ・クラシック・クラブハウス」。
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格子のディテールは、日本人にはややラフな感じてしまうつくりですが、
スケールの大きさからするとOKですね。
やはり、伊丹潤の建築は光と影、そして素材ですね。
とても勉強になりました。