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「王子木材工業本社ビル」「内装木質化ハンドブック」に掲載

MDSの設計した王子木材本社ビルが、
木材・合板博物館が企画・発行、team Timberizeが監修した
「内装木質化ハンドブック」という本に掲載されました。
10年以上前に竣工した王子木材本社ビルは、
MDSの処女作であり、数々の賞を受賞したデビュー作。
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表紙真ん中上にも王子木材工業本社ビル。
用途別に木を内装に使用した事例が掲載されていて、
内装制限チェック表が後ろについています。
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事務所の事例としてとりあげられている、
右側「王子木材本社ビル」と左側、日建設計の「木材会館」は
どちらも新木場駅前の広場に面して建っています。

現場でお茶を

新年最初の工事監理は「弦巻の家」。
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この不思議な風景をご覧下さい。
工務店の江口さんにお茶を点てていただきました!
とても和やかな気持ちの良い現場です。
3月竣工を目指してラストスパートです。

遠藤幹子さんと佐貫大輔さん 対談@建築家協会

ベトナムに設計事務所を開設している佐貫大輔さんと、
日本を拠点にザンビア、タイなどを飛び回る遠藤幹子さんを、
新年早々、建築家協会JIA建築セミナーにお呼びしました。
佐貫さんとは彼がまだ理科大の助教をしている頃、
一緒に学生の指導した事があって、久しぶりの再会でした。
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お二人にレクチャーしていただいた後、
僕が司会をしながら、お二人の対談という流れ。
大変パワフルなお二人に少しパワーを分けて頂きました。
お忙しい中、どうも有難うございました。

仕事はじめ

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仕事はじめはスタッフ全員と氏神様の初詣から。
その後、今年の抱負をスタッフに伝えるために、
ランチは事務所の近くのCICADAへ。
そして、場所を変えてスタッフ一人一人と面談。いよいよ始動。
本年もどうぞ宜しくお願いします!

謹賀新年 明けましておめでとうございます!

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今年も横浜みなとみらいホールで新年を迎えました。
こちらのジルヴェスターコンサートでは、
新年と同時に曲を終わらせるというのが毎年恒例なのですが、
今回はラヴェルの「ダフニスとクロエ第2組曲より」でカウントダウン。
めでたく新年を迎えることができました。
皆様、本年もどうぞ宜しくお願い致します!
横浜の元日は雪でしたが、次の日はご覧の通り。
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横浜三渓園の高台から工場越しに見た富士山。
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三渓園と言えば、右奥の三重塔というイメージがあるようですが、
やはり気になるのは、臨春閣聴秋閣
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臨春閣は桂離宮を思わせる雁行配置の大名数寄屋。
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聴秋閣は小川沿いにひっそりと佇む茶室。
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岐阜白川郷の合掌造の民家、旧矢箆原家住宅 では、
飛騨高山の正月を祝う伝統的な花餅が飾ってありました。
たくさんの古建築を移築したこの庭園に改めて脱帽です。

仕事おさめ

MDSの忘年会はいつも通り事務所で、
いただき物のお酒を飲みながら。
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今年は例年以上に忙しい年末で、
スタッフのみの小ぢんまりした忘年会。
皆様、お疲れ様でした。
来年もどうぞよろしくお願いします!

ザハ・ハディド展

今、日本で最も有名な海外の建築家、ザハ・ハディド。
新国立競技場の設計者として何かと議論になることが多いのですが、
今月の23日まで新宿のオペラシティで展覧会が行われています。
近年、実作がかなりたくさんできたようで、見応えのある展覧会でした。
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僕が学生の頃は香港ピークのコンペ案などがとても刺激的で、
アンビルトの建築家として有名でした。
社会人になってすぐの頃、ヴィトラの消防署の実作が出来て、
早速、フランスとスイスとドイツが接する小さな街に行きましたが、
ドローイングと実作との違いにとても失望しました。。。。
その頃の自分自身が未熟だったのかもしれません。
ザハと言えば、どうしてもその頃のイメージが強いのですが、
ザハはあたりはずれがあるような気がします。
もし、東京で本当につくることになるのであれば、
ザハの最高傑作をつくってもらいたいものです。
修正案はかなりひどいものになってしまい、、、
本当にとても難しい問題ですね。

海の博物館と志摩観光ホテル

伊勢神宮の外宮、内宮そしてそれらの別宮も一通りお参りした後、
レンタカーで伊勢から少し離れて鳥羽へ。
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コチラは内藤廣氏の初期の代表作「海の博物館」。
随分昔に見たことがありましたが、
今、見てもやはり素晴らしいですね。
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内藤さんの建物はこの頃から随分進化しているとは思いますが、
これはこれで名作です。
細かいディテールも丁寧に設計されていて、改めて脱帽です。
そして、志摩へ。
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こちらは村野藤吾の設計の志摩観光ホテル
新館のベイスイートが出来た今となっては、
コチラは正式には「志摩観光ホテル クラシック」と言うようです。
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随分昔に、一度泊まったことがあるのですが、
その時に食べ損ねた料理を食べたくて、、、、、
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とても美しい英虞湾が見える窓際の席に座ることができました。
その後、伊勢に戻って、そろそろ帰る時間となりましたが、
東京からすると、伊勢は松坂のすぐそばということで、、、、
松坂牛を食べて帰ることにしました(笑)。
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電車の関係もあったので、駅のそばにある鉄饌というお店へ。
予約で一杯の人気店のようでしたが、
開店と同時行ったので運良く入れて頂きました。
伊勢神宮と名建築、そして美味しい食事。とても満足の旅でした。

晩秋の伊勢神宮

秋深まる伊勢神宮に行ってきました。
伊勢神宮の式年遷宮と言えば、
昨年、終わったと思っている人も多いのですが、
実は、別宮を含めると今もまだ続いています。
この時期にわざわざ出かけるのには、
勿論、今だからこそ行く意味があるからです。。。
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こちらは外宮、正宮の鳥居。
ここから先は撮影禁止なので、公式HPにお譲りして・・・・・
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正宮と同様に興味深いのは、その隣りの古殿地です。
小さな小屋が前回の御正殿の中心にあった心御柱(しんのみはしら)を、
次の式年遷宮、つまりこれから20年間守り続けるのです。
その心御柱が謎に包まれたものであることがさらに神秘的ですね。
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その古殿地の横を歩いて行くと、
写真の一番右側に見えるのが御饌殿(みけでん)。
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御饌殿は、毎日朝夕の二度、天照大御神、豊受大御神をはじめ、
神々にお食事がたてまつられるところ。
それはさておき、建築的には厚板をせいろう組とした板倉造り。
この板倉がその後、小屋と倉の歴史に脈々と繋がっているとのこと。
最近、安藤邦廣先生に色々なことを教えて頂き、
いろいろなものに興味がでてきました。
そもそも今回の伊勢参りは、安藤先生のそのようなお話がきっかけです。
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早朝の内宮、宇治橋。
やや天候がいま一つでしたが、人も少なくむしろ幻想的な雰囲気でした。
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御手洗場から眺めた朝靄の五十鈴川。
人の多いざわついた日中より、静かな早朝の方が神秘的ですね。
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御稲御蔵(みしねのみくら)と外弊殿(げへいでん)。
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弥生時代の高床式倉庫を思わせる掘っ立て柱の建物。
昔の建物が代々、伝えられて今に至ったと思うと感動です。
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内宮メインルートから少し離れたあまりお参りする人のいない瀧祭神。
社殿のないこのような場所も、とても神聖な雰囲気を放っています。
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隙間から覗いて、、、、、写真を撮らせて頂きました。
別宮に準じて祭儀が奉仕される石神様とのこと。
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別宮は今がちょうど遷宮の最中。いろいろな段階が同時に見れます。
建てたばかりのものと、20年経ったものが同時に見れて、
その経年変化がとても興味深いのですが、
それは単に、木の色の違いや茅の痛み具合の比較ということでなく、
20年変わらないもの、またその月日が耐えられる工夫とデザイン、
歴史から学ぶことはたくさんありますね。
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コチラは外宮の別宮、月夜見宮の左手にある大木。
伊勢にあちらこちらに不思議な力があるようです。
とても清らかな気分になり、パワーをいただいたような気がします。

菊竹清訓展@国立近現代建築資料館

国立近現代建築資料館で現在行われている
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模型と図面、映像などで紹介されています。
来年の2月1日まで展示されていますが、
となりの旧岩崎庭園は今が紅葉のベストシーズン。
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ジョサイア・コンドル設計の洋館とみごとなイチョウ。
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菊竹さんの展覧会に行くのであれば、今がおすすめですね。