とてもお世話になっている木材会社さんに、
軽井沢のログキャビンにご招待していただきました。
外観はシンプルな切妻、高く堂々とした佇まい。
ログハウスと言っても様々なものがありますが、
一段一段が大きく不揃いなハンドカットの丸太材が積まれています。
丸太材の個性を活かし切った迫力ある構法。
ログ材の自重や乾燥収縮によりログ材一本一本が沈下するので、
ボルトで締めて調整します。写真はログ材交差部分の調整ボルト。
室内も不揃いの丸太が迫力満点。
心安らぐひと時を過ごさせていただきました。
ログハウスは木の香りで充満しており、服にも香りがうつるため、
東京に戻ってもしばらくその余韻が楽しめました。
カテゴリー: Note
日記
「長谷木記念幹」
一般非公開の「長谷木記念幹」を特別に拝見させて頂きました。
建物は内井昭蔵氏の設計ですが、中心に据えられた「心の木」が主役です。
地面から天空へ向かって立ち上がる、森の中の大樹の印象です。
柱ではありません。
北米の樹齢600年のダグラス・ファーの大木。
乾燥によるひび割れが渦を巻いて天に伸びています。
北半球と南半球では渦を巻く方向が違うそうです。
「心の木」は「最後の木挽き」と言われる林以一氏により
八角形に挽かれています。
挽かれた八面全てに美しい虎目があらわれるのは、
芯が真ん中にあり真っ直ぐに育った木のなせる業。
並外れに良い環境で育った証拠とのことですが、
その環境が600年も維持されていたという事実も驚きです。
新木場の運河が眺めながら、記念幹の隣で昼食をご馳走になりました。
時間を忘れてすっかり長居してしました。
新木場の夕暮れを背景にした「長谷木記念幹」。
映画「ル・コルビュジェの家」
映画「ル・コルビジェの家」を観てきました。
20世紀を代表する建築家、ル・コルビュジエが、
南米に唯一設計した「クルチェット邸」。
普段は資料館として公開されているようですが、
日本からするとアルゼンチンは地球の裏側なので、
なかなか実際に見に行くことはできません。
ということで、動画で「クルチェット邸」を見るのが目的でしたが、
ストーリーもなかなか良く、やや考えさせられる映画でした。
東京大学・歴本研究室を訪問
僕が実行委員を務めるJIAセミナーで、
東京大学駒場リサーチキャンパスの歴本研究室に行ってきました。
「人間が取り巻く新しい環境」ということで、
拡張現実(AR)の最先端を切り開く研究室を訪問し、
一線で活躍する歴本教授のお話を聞きしました。
その後、実際にその技術を体感させていただきました。
4つのプロペラのついたこちらの物体が、
人の動きにあわせて動くところを体感。
未知なる世界が広がっていました。感激!
「八ヶ岳の山荘」 HPにアップしました!
「柳宗悦自邸」を見学
柳宗悦の自邸の見学に行ってきました。
バタフライチェアなどで有名な柳宗理のお父さんが柳宗悦ですが、
その親子が住んでいた住宅です。
今回の見学はJIAセミナーの企画ということで、
特別に許可をいただき内部も撮影させていただきました。
柳宗悦は「民藝の父」と呼ばれる方。詳しくは日本民藝館のHPをご覧ください。
こちらの建物が本館で、その向かいにあるのが西館。
この西館が柳宗悦の自邸です。
栃木県から移築した石屋根の長屋門と、それに付設した母屋からなっています。
1935年に完成、母屋の設計は柳宗悦。
72歳に亡くなられてしばらく空家になっていたものを修復して、
月に数回、一般公開されるようになりました。
屋根は大谷石!
こちらがダイニングで、隣に和室があります。
板の間より少し高いところに和室があるというスタイルは、
現在のマンションでは一般的ですが、当時として画期的だったようです。
ここで、館長さんに講義をして頂き、その後は各々自由に見学。
修復で苦労したのが、照明器具。
昔は一般的だったこちらの照明器具は、現存するものがほとんどなく、
既製品の丸いガラスの照明器具を切り取って作ったそうです。
当然、その作業は難しく、ガラスが割れずにできたのは10個中2個。
家全体にたくさんこの照明器具あったので・・・・。
いろいろと修復の苦労話が聞けて面白かったです。
2階には子供部屋が二つあり、その片方が柳宗理が育った部屋。
ベッド越しに襖で二つの部屋がつながっています。
※ 日本建築協会(JIA)主催のJIAセミナーの実行委員をやっています。
JIAセミナーの詳細は コチラ をご覧ください。
BBQ@向陽ロッジアハウス
今年の「住宅建築賞」受賞メンバーでBBQをしました。
主催者は金賞を受賞したコンノチエさんで、
場所は受賞作品の向陽ロッジアハウス。
授賞式の後の飲み会で仲が良くなり、このようなことに。。。
審査員長の塚本さんも交えて、建築以外の話で盛り上がり(笑)、
あっという間に時間が流れたとても楽しいひと時でした。
つまり、それは良い空間であるという証ですね。
夜のBBQの写真は酔っていたせいか、全部手ぶれで・・・・
庭と室内の不思議な関係の家でした。
隅田川の花火とスカイツリー2012
毎年恒例の花火大会。
今年はついにライトアップしたスカイツリーと一緒です。
比較するとその進捗状況がよくわかります。
去年は コチラ。 一昨年はコチラ。
「月と東京スカイツリー」
照明計画はご存知、シリウスライティングオフィスの戸恒さん。
いつもお世話になっています。(笑)
当日は186倍の抽選をくぐりぬけた約700人の人々が
高さ350メートルと450メートルの二つの展望台から
地上約200メートルに上がる大輪を見下ろしたそうです。
夜景を背景にした花火観賞とは正に「雅」。
(この日は「粋」の水色でしたが・・・)
でも、この日最も「雅」な花火観賞をしたのは、
花火と夜景とスカイツリーを見下ろした
上空を飛ぶヘリコプター・・・ではないでしょうか?
「東京スカイツリー+10」展
いよいよ今年オープンする東京スカイツリーの照明デザインをされた、
戸恒さん率いるシリウスの展覧会に行って来ました。
MDSでもよく一緒に仕事をしていただいています。
東京スカイツリーの照明計画の考え方はもちろん、
どのように照らしているのかを実際の器具を使って
「深沢の家」現地審査
ある賞の現地審査のため、久しぶりに「深沢の家」に行ってきました。
審査員長の塚本さん他8名をご案内しました。
審査結果が出ましたら、またこちらのブログでお知らせします。