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谷中で夕涼み

理科大の第2課題の敷地は谷中ということで、
授業の後、久しぶりに谷中へ行ってきました。
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計画地を見学した後、谷中を徘徊して上野桜木方面へ。
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戦前の木造2階建て三軒家の「あたり」というお店へ。
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日本では木造の資産価値は経年変化により下がりますが、
このような建物は実際はとても価値がありますよね。
特に東京ではありそうでない佇まい。
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テラス席は一杯だったので、三軒家に囲まれた路地で夕涼み。
アジサイが咲くそんな素敵な場所で、ビールを飲みながら建築談義。
楽しいひと時でした。

臨春閣で春を感じる

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臨春閣の特別拝観で中に入れるということで、
久しぶりに三渓園に行ってきました。
いつもはガラス越しに見ていた床の間や障子や欄間など、
間近でじっくり見ることができました。
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こちらの欄間も有名ですね。
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こちらは2階へ続く階段。
特別公開とはいうものの、、、残念ながら非公開。
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今回もこちらの聴秋閣は外からしか見れませんでしたが、
秋に中に入れるようなので、また来ようと思います。
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今回の目的はひとつは臨春閣。そして、もうひとつはこちらの古民家。
三渓園に隣接したこちらに、原三渓の長女家族が住んでいてそうで、
今は、そこで原三渓の孫が「隣花苑」というお店の女将をしていています。
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こちらの、土間の三和土で靴を脱ぎ、板の間に上がります。
室町時代の古民家と言うことなのですが、
それが本当ならかなり貴重な建物ですね。
そこに、江戸、昭和の民家を増築させたとのこと。
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そして食事をいただいたのは、
こちらの室町時代のものと言われるお部屋で、

大きな掃き出し窓からお庭越しに三渓園の五重塔がみえます。

近所に住む外国人に人気があるそうですすが、
最近、ミシュランの星をもらったとのことで、
外国人がさらに増えたそうです。
今、このようなものを見学したり、そこでお食事ができるのは、
日本中からこのような古建築を移築保存した原三渓のおかげです。
戦前の資産家は、文化人ですね。。。

谷口吉生「雪ヶ谷の家」見学

谷口吉生が設計した「雪ヶ谷の家」が見学ができるとの情報を知人から得て、
急遽、諸々の予定を変更して見学に行ってきました。
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谷口さんはニューヨーク近代美術館増築なども手掛けているので、
恐らく一般の方にも認知されている建築家ではないでしょうか。
谷口さんの初期の作品、しかも個人住宅が見学できるというのは貴重な機会。
この頃の都市住宅に共通していることだとは思いますが、
外部から切り離された中庭があって、
天井の高さや床のレベル差を設けることで高さ方向に緩急をつけて、
階段がそれらの空間をつないでいます。
白い正方形のタイルもその頃の流行なのでしょうね。
とは言うものの、全く古臭さを感じさせない、
時代を超えてここにあるといった印象で、、、、
今、僕らが考えているようなことをすでにやられていて、
もっと頑張れ!と喝をいれらた感じがしました。

横須賀の竹の子

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横須賀の個人美術館の裏庭の竹林。
宮脇愛子のアート作品がさりげなく竹林に溶け込んでいます。
こちらの竹林の採れたての竹の子を使ったお料理をいただきました。
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竹の子のカルパッチョ。
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こちらは、竹の子のステーキ。

採りたてでないとつくれないらしい。
どれも竹の子の美味しさを引き出す竹の子三昧のフルコース。
存分に春を楽しませていただきました。

初詣@金王八幡宮

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スタッフと一緒に氏神様に新年のご挨拶。
明けましておめでとうございます。
本年もどうぞよろしくお願い致します。

年末年始のお休み

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MDSの忘年会。本年はいろいろとお世話になりました!
12月28日(木)〜12月8日(月)は年末年始のお休みとさせていただきます。
新年早々、1月6日(土) 4時30分、
首都圏の方は、是非、(早朝なので録画して)ご覧になって下さい。
それでは、来年もどうぞよろしくお願いします。良いお年を!

人生フルーツ

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今年、「ル・コルビジェとアイリーン」とともに、
建築家の間で話題となったもう一つの映画、「人生フルーツ 」。
なかなか行けずに、アンコール上映、ギリギリで観てきました。
こちらの映画は建築家、津端修一さんご夫婦のドキュメンタリー。
津端修一さんは、戦後復興期に住宅都市整備公団のエースとして、
阿佐ヶ谷団地や高蔵寺ニュータウンの設計をした人として有名ですが、
高蔵寺ニュータウンはご自身がマスタープランを描きながも、
市場原理で高層マンションが建ち並んだ街になり、
それに対抗するかのように宅地数区間を買って、敷地内を雑木林にしたり、
はげ山をドングリの里山にかえたりしながら、
夫婦で50年間暮らしたことも知られています。。。
実はJIA建築セミナーで数年前津端さんを訪ねたことがあって、
その時の映像も映画の中で出てきます。。。
敗戦から高度成長期を経て、現在に至るまでの津端夫婦の生活から、
日本人があきらめてしまった本当の豊かさを見つめなおすきっかけとなる作品。
ル・コルビジェのように一般人には全く知られていないし、
建築界でも知らない人は多いと思いますが、後世に残したものは大きいですね。
建築家、津端修一の素晴らしい生き様に感動!

ANDO

六本木の国立現代美術館の安藤忠雄展に行ってきました。
会期中、もっと早めに暇を見つけていけば良いのに、
今回も、閉館ギリギリの最も忙しい時に行くことになってしまいました。。。
平日の昼間だというのにものすごい人混みでした。
建築の専門家ではなく、ほとんどは一般人だったのでないでしょうか。
建築の設計という範疇では、僕らが学生の頃がピークのような気がしますが、
今尚、幅広い分野で精力的に活動されているサマは、脱帽です。。。
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展示されているものはほとんどどこかの展覧会で見たことがあるものですが、
屋上に展示された光の教会の原寸のレプリカは圧巻でした。
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大学生の頃、実物は竣工早々に大阪に見に行きましたが、
こちらのレプリカは実物より劣っているわけではありません。
十字のスリットにはガラスの入っていない安藤さんの理想とした姿。
こんなカタチで理想のものを最終的につくり出す安藤さんの執念に、
感服させられました。やはり、凄い人です。安藤忠雄という人は。