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「匠たちの名旅館」稲葉なおと氏@建築家協会

僕が実行委員を勤めるJIA建築セミナーで「匠たちの名旅館」の著者、
稲葉なおと氏にレクチャーをしていただきました。
稲葉氏は今は作家であり、カメラマンでもありますが、
東工大建築学科篠原研究室出身の一級建築士でもある多彩な方。
世界中の名ホテル、日本の名旅館を泊まりながら写真を撮り、
それを雑誌や本で紹介するといったとても羨ましいお仕事。
設計をしながら、僕もそんなこともしたいと思う今日この頃です。。。
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俵屋旅館を設計した吉村順三、佳水園を設計した村野藤吾、
そして二人の建築設計界の巨匠と肩を並べる平田雅哉という名棟梁。
稲葉氏によると、名旅館にはこの3人が関係しているとのこと。
「日本のおもてなし」について興味深いお話がたくさん拝聴できました。
どうも有難うございました。
資料としても非常に役立つオススメの1冊です!

「王子木材工業本社ビル」「内装木質化ハンドブック」に掲載

MDSの設計した王子木材本社ビルが、
木材・合板博物館が企画・発行、team Timberizeが監修した
「内装木質化ハンドブック」という本に掲載されました。
10年以上前に竣工した王子木材本社ビルは、
MDSの処女作であり、数々の賞を受賞したデビュー作。
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表紙真ん中上にも王子木材工業本社ビル。
用途別に木を内装に使用した事例が掲載されていて、
内装制限チェック表が後ろについています。
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事務所の事例としてとりあげられている、
右側「王子木材本社ビル」と左側、日建設計の「木材会館」は
どちらも新木場駅前の広場に面して建っています。

現場でお茶を

新年最初の工事監理は「弦巻の家」。
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この不思議な風景をご覧下さい。
工務店の江口さんにお茶を点てていただきました!
とても和やかな気持ちの良い現場です。
3月竣工を目指してラストスパートです。

遠藤幹子さんと佐貫大輔さん 対談@建築家協会

ベトナムに設計事務所を開設している佐貫大輔さんと、
日本を拠点にザンビア、タイなどを飛び回る遠藤幹子さんを、
新年早々、建築家協会JIA建築セミナーにお呼びしました。
佐貫さんとは彼がまだ理科大の助教をしている頃、
一緒に学生の指導した事があって、久しぶりの再会でした。
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お二人にレクチャーしていただいた後、
僕が司会をしながら、お二人の対談という流れ。
大変パワフルなお二人に少しパワーを分けて頂きました。
お忙しい中、どうも有難うございました。

仕事はじめ

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仕事はじめはスタッフ全員と氏神様の初詣から。
その後、今年の抱負をスタッフに伝えるために、
ランチは事務所の近くのCICADAへ。
そして、場所を変えてスタッフ一人一人と面談。いよいよ始動。
本年もどうぞ宜しくお願いします!

謹賀新年 明けましておめでとうございます!

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今年も横浜みなとみらいホールで新年を迎えました。
こちらのジルヴェスターコンサートでは、
新年と同時に曲を終わらせるというのが毎年恒例なのですが、
今回はラヴェルの「ダフニスとクロエ第2組曲より」でカウントダウン。
めでたく新年を迎えることができました。
皆様、本年もどうぞ宜しくお願い致します!
横浜の元日は雪でしたが、次の日はご覧の通り。
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横浜三渓園の高台から工場越しに見た富士山。
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三渓園と言えば、右奥の三重塔というイメージがあるようですが、
やはり気になるのは、臨春閣聴秋閣
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臨春閣は桂離宮を思わせる雁行配置の大名数寄屋。
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聴秋閣は小川沿いにひっそりと佇む茶室。
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岐阜白川郷の合掌造の民家、旧矢箆原家住宅 では、
飛騨高山の正月を祝う伝統的な花餅が飾ってありました。
たくさんの古建築を移築したこの庭園に改めて脱帽です。

仕事おさめ

MDSの忘年会はいつも通り事務所で、
いただき物のお酒を飲みながら。
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今年は例年以上に忙しい年末で、
スタッフのみの小ぢんまりした忘年会。
皆様、お疲れ様でした。
来年もどうぞよろしくお願いします!

ザハ・ハディド展

今、日本で最も有名な海外の建築家、ザハ・ハディド。
新国立競技場の設計者として何かと議論になることが多いのですが、
今月の23日まで新宿のオペラシティで展覧会が行われています。
近年、実作がかなりたくさんできたようで、見応えのある展覧会でした。
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僕が学生の頃は香港ピークのコンペ案などがとても刺激的で、
アンビルトの建築家として有名でした。
社会人になってすぐの頃、ヴィトラの消防署の実作が出来て、
早速、フランスとスイスとドイツが接する小さな街に行きましたが、
ドローイングと実作との違いにとても失望しました。。。。
その頃の自分自身が未熟だったのかもしれません。
ザハと言えば、どうしてもその頃のイメージが強いのですが、
ザハはあたりはずれがあるような気がします。
もし、東京で本当につくることになるのであれば、
ザハの最高傑作をつくってもらいたいものです。
修正案はかなりひどいものになってしまい、、、
本当にとても難しい問題ですね。

海の博物館と志摩観光ホテル

伊勢神宮の外宮、内宮そしてそれらの別宮も一通りお参りした後、
レンタカーで伊勢から少し離れて鳥羽へ。
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コチラは内藤廣氏の初期の代表作「海の博物館」。
随分昔に見たことがありましたが、
今、見てもやはり素晴らしいですね。
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内藤さんの建物はこの頃から随分進化しているとは思いますが、
これはこれで名作です。
細かいディテールも丁寧に設計されていて、改めて脱帽です。
そして、志摩へ。
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こちらは村野藤吾の設計の志摩観光ホテル
新館のベイスイートが出来た今となっては、
コチラは正式には「志摩観光ホテル クラシック」と言うようです。
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随分昔に、一度泊まったことがあるのですが、
その時に食べ損ねた料理を食べたくて、、、、、
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とても美しい英虞湾が見える窓際の席に座ることができました。
その後、伊勢に戻って、そろそろ帰る時間となりましたが、
東京からすると、伊勢は松坂のすぐそばということで、、、、
松坂牛を食べて帰ることにしました(笑)。
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電車の関係もあったので、駅のそばにある鉄饌というお店へ。
予約で一杯の人気店のようでしたが、
開店と同時行ったので運良く入れて頂きました。
伊勢神宮と名建築、そして美味しい食事。とても満足の旅でした。

晩秋の伊勢神宮

秋深まる伊勢神宮に行ってきました。
伊勢神宮の式年遷宮と言えば、
昨年、終わったと思っている人も多いのですが、
実は、別宮を含めると今もまだ続いています。
この時期にわざわざ出かけるのには、
勿論、今だからこそ行く意味があるからです。。。
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こちらは外宮、正宮の鳥居。
ここから先は撮影禁止なので、公式HPにお譲りして・・・・・
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正宮と同様に興味深いのは、その隣りの古殿地です。
小さな小屋が前回の御正殿の中心にあった心御柱(しんのみはしら)を、
次の式年遷宮、つまりこれから20年間守り続けるのです。
その心御柱が謎に包まれたものであることがさらに神秘的ですね。
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その古殿地の横を歩いて行くと、
写真の一番右側に見えるのが御饌殿(みけでん)。
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御饌殿は、毎日朝夕の二度、天照大御神、豊受大御神をはじめ、
神々にお食事がたてまつられるところ。
それはさておき、建築的には厚板をせいろう組とした板倉造り。
この板倉がその後、小屋と倉の歴史に脈々と繋がっているとのこと。
最近、安藤邦廣先生に色々なことを教えて頂き、
いろいろなものに興味がでてきました。
そもそも今回の伊勢参りは、安藤先生のそのようなお話がきっかけです。
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早朝の内宮、宇治橋。
やや天候がいま一つでしたが、人も少なくむしろ幻想的な雰囲気でした。
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御手洗場から眺めた朝靄の五十鈴川。
人の多いざわついた日中より、静かな早朝の方が神秘的ですね。
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御稲御蔵(みしねのみくら)と外弊殿(げへいでん)。
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弥生時代の高床式倉庫を思わせる掘っ立て柱の建物。
昔の建物が代々、伝えられて今に至ったと思うと感動です。
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内宮メインルートから少し離れたあまりお参りする人のいない瀧祭神。
社殿のないこのような場所も、とても神聖な雰囲気を放っています。
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隙間から覗いて、、、、、写真を撮らせて頂きました。
別宮に準じて祭儀が奉仕される石神様とのこと。
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別宮は今がちょうど遷宮の最中。いろいろな段階が同時に見れます。
建てたばかりのものと、20年経ったものが同時に見れて、
その経年変化がとても興味深いのですが、
それは単に、木の色の違いや茅の痛み具合の比較ということでなく、
20年変わらないもの、またその月日が耐えられる工夫とデザイン、
歴史から学ぶことはたくさんありますね。
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コチラは外宮の別宮、月夜見宮の左手にある大木。
伊勢にあちらこちらに不思議な力があるようです。
とても清らかな気分になり、パワーをいただいたような気がします。

菊竹清訓展@国立近現代建築資料館

国立近現代建築資料館で現在行われている
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模型と図面、映像などで紹介されています。
来年の2月1日まで展示されていますが、
となりの旧岩崎庭園は今が紅葉のベストシーズン。
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ジョサイア・コンドル設計の洋館とみごとなイチョウ。
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菊竹さんの展覧会に行くのであれば、今がおすすめですね。

逓信~郵政建築展@郵政博物館

祝日だというのに、今日は大学の授業。
一昔前、祝日は休みだったように思いますが、
今は文科省から大学にいろいろとお達しがあるようです。
建築学科の学生にとっては、
良い建築を見て廻ることこそが最良の授業とも思いますが、
このご時世はなかなかそうはいかないようです。
祝日が大学だけというのもちょっと悔しいので、
逓信~郵政建築展に立ち寄ってきました。
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逓信建築と言えば、吉田哲郎山田守という名前を思い出しますが、
これまではあまり、いや全く興味がなかったと言っても過言ではありません。
山田守と言って知っているのは、京都タワーと武道館、
あとは事務所近くの蔦珈琲店(旧自邸)くらい。
吉田哲郎の代表作は、やはり東京中央郵便局でしょう。
東京中央郵便局と言えば、学生の頃、
消印有効の締め切りぎりぎりまで粘って、
徹夜続きの寝不足な時に何度も通ったのが懐かしくもあり、
天井の高い室内が名作の香りをはなっていたのを思い出しました。
今の学生はそんな時は近くのコンビニに行くので、
そのような思い出がないのも少し残念ですね。
今は、KITTEとなって表層だけは残っていますが、
残念ながらその空気感はあまり感じられませんね。
今回の展覧会では、吉田哲郎はブルーノタウトと交流することで、
日本建築を世界に、あるいは欧米の思想を日本に伝え、
そして、自ら合理主義、機能主義に基づく近代建築を設計するなど、
日本の建築界に多大な影響を与えたことをあたらめて知りました。
逓信建築が明治、大正、昭和と時代背景ととも変遷していくのですが、
海外からの技術を取り入れながら進化していく切り替え地点は、
日本の伝統木造建築でいうところの鎌倉時代と同じような面白さを感じました。
そして、戦後に日本の伝統を再認識した上で、
いかにデザインするかを模索したというあたりは、
21世紀の現代においてもあまり変わっていないと痛感させれました。
逓信ビルの工事風景の映像もいろいろな意味で興味深いものでした。
たった50年前のことだというのに、
工事現場におけるは安全管理が現在に比べると非常に甘く、
鉄骨フレームだけがそびえ立つ、命がけの現場なのですが、
その風景は美しく、とても印象的でした。
そして、その展覧会を後にして、大学へ。
今回のワークプレイスの課題出題は渡辺先生。
彼は僕が大成建設設計部在籍時の一つ下の後輩で、
今も大成建設でバリバリ頑張っています。
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渡辺先生が最近のオフィスの潮流などを熱弁しているところ。
個人的には逓信建築から現代のオフィスという流れで、
明治から現代まで繋がった一連の話になって良かったです(笑)。
その後、各班に分かれてエスキース。
祝日というのに、建築三昧の一日でした。

久しぶりのボジョレー・ヌーヴォー

ボジョレー・ヌーヴォー解禁。
ここ数年、そんなお祭りをするのを忘れいましたが(笑)、
日大でご一緒している建築家の谷内田さんにお招き頂き、
スタッフを連れてボジョレーの会に行ってきました。
スタッフ同士も数名づつ、日大の先輩後輩ということで、
それなりに顔見知りとのこと。
ボジョレーヌーヴォー解禁日のこの日は僕はあいにく理科大。
少しだけ早めに授業を終えて(笑)、駆けつけました。
途中からの参加になってしまいましたが・・・
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写真中央の樽には、15Lのボジョレーヌーヴォー。
さすがに20本分はなかなか空になりません。。。。。
終盤になってようやく空になり、熟成したワインに移行。
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このタイミングで、タカギプランニングオフィスの高木さんが、
美味しい高級チーズをたくさんご持参されていて、自ら豪快にカット。

蜂蜜をかけたブルーチーズ、トリュフのチーズなど、

あまりの美味しさに感動しました!
とても楽しいボジョレーの会でした。
谷内田さん、そして皆様、どうも有り難うございました。

台中の配筋工事@ギャラリー間

紅葉が美しい秋晴れのお散歩日和。
打合せの合間に乃木坂のギャラリー間までお散歩してきました。
事務所から青山霊園を抜けると徒歩20分程。
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伊東さんの台中メトロポリタンオペラハウスの展覧会が行われていて、
中庭にはその原寸のモックアップが展示されています。
いろいろなフェーズの図面や施工中の映像など、
リアルな建築をつくり出すまでのエネルギーが伝わってきました。
学生は必見ですね。展覧会は12月20日まで。

中村好文さんの別荘見学@JIA

僕が実行委員を務める建築家協会のセミナーに、
中村好文さんをお呼びしました。
好文さんとは日大の非常勤講師でご一緒していますが、
レクチャーを拝聴したのははじめて。
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週末、軽井沢の別荘を4件ご案内していただきましたが、
残念ながらそちらの写真は公開不可のため、レクチャーの写真のみ。
夜は軽井沢のビストロで食事をご一緒しました。
建築家協会主催ということもあって、昼間は真面目な見学会でしたが、
夜もふけ、お酒が入ると、いつものように陽気な好文さんに・・・(笑)。
どうも有り難うございました。

遠藤新の加地邸見学@葉山

近代建築の三大巨匠の一人、フランクロイド・ライトの弟子として、
帝国ホテル、自由学園明日館などを設計したことで知られている遠藤新。
その遠藤新が設計した住宅が一般公開されたということで、
早速、葉山に行ってきました。
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一見ライト風の住宅ですが、
良く言えば、日本的なヒューマンスケール。
悪く言えば、ややごちゃごちゃしている印象を受けました。
床の段差を使っていろいろな場をつくり、
暗いところから明るいテラスに出るといったシークエンスの変化は、
なかなか良いと思いました。
加地邸は11月の週末だけ一般公開されいます。
ご興味のある方は、コチラ

内田祥哉氏+安藤邦廣氏 対談@筑波

筑波大学名誉教授の安藤邦廣先生と安藤先生の師匠、
東大名誉教授の内田祥哉先生の対談があるということで、
筑波に行ってきました。
両先生の対談は今後、恐らく聞けることはないでしょうね。
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まず、一般人は立ち入り禁止の木材市場の競りの現場へ。
このような場所に入る機会はなかなかないと思いますが、
この時点での木の安さに、正直、驚きました。
これでは日本の林業は衰退してしまいますね。
とても考えさせられます。
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そして、安藤氏(右)の講義の後、内田氏(左)との対談。
内田祥哉という名前は私たちの学生の頃、
すでに教科書を書いた偉い先生というイメージがありましたが、
今でも研究に没頭しているその姿がとても素敵で、
そのパワーを少し分けていただきました。

SIRUSAI に行ってきました。

照明デザイナーSIRIUSの戸恒さんの事務所移転パーティ、
「SIRUSAI」に行ってきました。
戸恒さんとはLPA所属の頃からの長い付き合いなので、
スカイツリーで脚光を浴び、香港事務所を軌道に乗せるなど
ご活躍が自分のことにように嬉しく思います。
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麻布十番の新事務所は人で一杯。
戸恒さんをはじめ、スタッフ全員が浴衣でおもてなし。
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戸恒さんと僕がお話する場面も。
益々のご活躍、期待してます!
と言ってる間に、我々も頑張れねば・・・・(笑)。

近代住宅展@埼玉近代美術館

埼玉近代美術館で展示されている「近代住宅展」に行ってきました。
丹下健三自邸、清家清自邸、スカイハウスなどの昭和の名作住宅が、
ずらりと勢揃いしている見応えのある展覧会でした。
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黒川紀章が設計した中銀カプセルタワービルのカプセルが、
屋外にぽつんと置かれていました。
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残念ながら中には入れませんでしたが、間近に見られました。
流石、メタボリズムの傑作です。

I'm home. 角田編集長@JIA

私が企画した日本建築家協会の建築セミナーで、
I’m home.編集長の角田さんにレクチャーして頂きました。
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写真を撮る時に気をつけていることや、
美しく見せるための紙面構成のテクニックなど、
とても興味深い話が盛りだくさんでした。
受講生も大変ご満足されたのでないでしょうか。
お忙しい中、有り難うございました!

赤坂迎賓館に行ってきました

一般には公開されていない赤坂迎賓館ですが、
見学する機会を得たので行ってきました。
外観だけは見たことがある人は多いとも思いますが、
車で外濠通りを四谷から赤坂に走ると、
塀の向こう側に鎮座するシンメトリーの荘厳な建物です。
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庭園側に回り込むと、日本にいることを忘れてしまう風景です。
日本が必死に欧米を追いかけていた頃の建物ですが、よく見ると・・・
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庭には、松。このミスマッチなところが良いですね。
中は残念ながら撮影不可。
素晴らしい装飾で飾れたインテリアですが、
現代においては、もう少し日本らしさが欲しいところ。
外国の要人を接待する日本の迎賓館としては、
やはり日本の美を堪能できる京都迎賓館の方が良いですね。

板倉工法の現場見学

安藤邦廣さんの板倉工法の家の現場を見学させて頂きました。
以前、伊勢神宮から現代の板倉工法に至る歴史についてお話して頂き、
そのような建築に対する安藤さんの考え方にとても感銘を受けました。
是非、見学をさせて頂きたいと楽しみにしていました。
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安藤さんに直々にご案内して頂きました。
デザインは木材の生産および流通から考えねばいけないとのことで、
とても貴重なお話をたくさん聞けて、大変有意義でした。
どうも有り難うございました。

谷内田さんの事務所でポルトガルのお話

日大非常勤講師でご一緒にしている建築家の谷内田さんから、
ポルトガルのスライド上映をして欲しいというお誘いがあって、
谷内田さんの事務所にお邪魔させて頂きました。
数年前に旅行に行っただけですが、
なぜかポルトガルに詳しい人ということになっていて、
時々、ポルトガルに旅行に行くという人から相談をうけます。
メンバーはタカギプランニングオフィスの高木さん、
木下道郎さんと谷内田さんのスタッフで2、30人くらい。
その中の何人かが、ポルトガル旅行を考えているとのこと。
アルバロ・シザ、ポサーダ、集落など、建築家向けのお話をしながら、
それを肴にお酒を飲むという感じです。
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話し込んで気がついたら、終電間近のお片づけの時間に・・・・
使わなかった屋上のスペースで、誰もいませんが一枚だけ。
とても楽しいひと時でした。

隅田川の花火21014

毎年恒例の隅田川の花火大会。
今年も友人宅の屋上で見ることができました。
昨年は大雨のため、途中で中止となってしまいましたが、今年は快晴。
そして、煙が右側に微風で流れる最高のシチュエーション。
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今年は花火開始に間に合い、夕暮れ時の空を背景に、
花火とスカイツリーです。
毎年梅雨明けの前後に行われる隅田川の花火は、
東京の夏を訪れを知らせてくれますね。

修善寺・柳生の庄で執筆

修善寺・柳生の庄に行ってきました。
こちらの旅館は以前から行きたいと思っていたところのひとつです。
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竹林を抜けると、エントランス。
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暗く天井を抑えた半外部の空間をつくることで、
気分を徐々に高める演出でしょうか?
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そして、こちらで、靴を脱ぎ、
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雁行しながら中へ中へと導かれます。
右側は堀文子氏の日本画が飾られています。
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まず、こちらのロビーに通され、一休み。
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この壁は久住章氏による左官壁。
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そしてお部屋へ。
簾戸越しに緑。初夏を感じさせてくれます。
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こちらが小書院。
今回、こちらの部屋を選んだのは、
この机で執筆活動をするため。
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障子を開けると、ご覧の通り!
涼しい風が通り抜けます。
さて、お仕事、お仕事?
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執筆に疲れたら、露天風呂へ。
こちらの階段も左官職人、久住氏によるもの。
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修善寺の夏は時期外れのようで、お風呂はほぼ独占。
離れの松の生、梅の生、本数寄の初雁といった代表的なお部屋を、
いろいろ見せて頂きました。
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露天風呂や半露天風呂がついた部屋など様々ですが、
こちらはそのひとつ。
久住氏の左官のお風呂も拝見させて頂きましたが、
お湯がはった写真は柳生の庄のHPをご覧になって下さい。
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本館とは離れたところにある剣道場。
柳生という名前はそこからきているそうです。
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玄関をくぐって、また、現実の世界へ。
とても濃密な日本の美学を堪能できました。

小泉邸・アシタノイエの訪問

首都大学東京の教授でもある建築家の小泉雅生氏の自邸、
「アシタノイエ」のホームパーティにお招きいただきました。
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あまり酔ってしまう前に、小泉さんに建物の案内をして頂きました。
写真右奥がキッチン、芝生の下がリビングです。
屋根形状が地形とリビングの建具などに寄って決まっていると、
説明をして頂いているところ。
地形に沿った屋根形状と樹木が、
周辺から建物の存在を消し去っています。
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あまり良い写真がありませんが・・・
左側階段を登ったところがキッチン。
建築家の自邸でのこのような機会は意外と少ないので、
とても有意義な時間を過ごすことができました。
小泉さん、夜遅くまでどうも有り難うございました。