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アイリーン・グレイ

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映画「ル・コルビュジェとアイリーン 追憶のヴィラ」を観てきました。
舞台となっているのは数ヶ月前に行ったばかりの南仏コートダジュールのE.1027
映画ではコルビジェを(意図的に?)冴えない人として描いていますが、
時代背景やル・コルビュジェがアイリーンの名声を抜いたことは事実ですし、
この映画を観てアイリーン・グレイについて掘り下げて知ることができました。
是非、ご覧になっていただければと思います。

広瀬謙二「上小沢邸」で食事

建築家にとって「上小沢邸」と言えば、広瀬鎌二氏が設計した1959年竣工の住宅。
そして、この住宅は今は上小沢邸というお店として使われています。
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白金の住宅地にひっそりと建つ隠れ家レストラン。
夜しかやっていないお店で、予約がとりにくいということは聞いていましたが、
電話してみると、早い時間であればとのことで、開店30分前の16時半にお店へ。
お客さんが誰もいないということで、ゆっくり写真を撮らせていただきました。
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こちらが庭から見た全景。構造はコンクリートブロック造ですが、
エッジ部分はコンクリート、屋根も鉄筋コンクリートとなっていて、
庇の水平性を強調するために逆張りとしています。
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エントランスまわりは当時のまま。
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塀も鉄骨とコンクリートブロックの組み合わせたもの。
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竣工時、「1室住居にピアノ室を加えた家」という名の上小沢邸。
お食事をいただいたのはこちらの元ピアノ室です。
右奥に元寝室・居間だったところにソファ席もありましたが、
こちらの方がオリジナルの表面積が多くて良かったかも?
間仕切りに組み込まれて照明もオリジナル。
まぶしくて白い蛍光灯も、ここでは有り難い(笑)。
それにしてもシンプルな住宅です。
もっと快適に暮らし、収益を上げることはできるのですから、
ここに50年近く住み続けた上小沢氏は素晴らしいです。
名作をつくるのは、やはり半分はクライアントですね。
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窓は昔のままでますが、床は床暖房の工事をした時に仕上げを変えたようです。
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こちらのトップライトの雨漏りで苦しめられたとのこと。
改修ではこのオリジナルのガラスを生かして、
この上にもう一枚ガラスの屋根をつけたそうです。
(今は?)夜になるとそこが照明器具のように光って美しい。
今は住宅ではなく、お店に改装されているということもあり、
インテリアや使い方は、勿論、オリジナルのものとは違ったものになっていましたが、
コンクリートブロックや庇、エントランスホールなど、
外観や骨格はほぼオリジナルのままなのようです。
そもそも、寒さや雨漏りの対策でかなり修繕が必要だだだので、
住みながらも随分と変化していたようです。
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帰る頃には、外は真っ暗。結局は店を貸し切った状況で、、、、
食事をしながら、あれこれ詳しく建物のエピソードを聞かせていただきました。
ご興味のある方は、是非!
出来れば、日の長い初夏の開店早々の明る時間帯がいいかもしれませんね。

ときどき皇居ランナー

最近、ときどき皇居ランナーになっています。
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暑くもなく、寒くもないこの季節は気持ち良いですね。
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このあたりが一番のお気に入り。
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皇居の中にちょっと中に入いると緑とビル群の対比が
ニューヨークのセントラルパークのようです(?)。
丸の内の高層ビル群は、かなり充実してきましたね。

UWC ISAK 見学

UWC ISAKを見学のため、秋も深まる軽井沢に行ってきました。
UWC ISAKは4、5年前にできたばかりなのであまり知られていないとは思いますが、
学校運営が全額寄付金で賄われている全寮制高校で、
50カ国以上の国々から極貧の子供から大富豪の子供まで、宗教、性別も様々で、
実に多様であるものの、一学年40名ときわめて少人数。
インドのカースト外のような子供もいるそうですが、
貧しい家庭の子供は返済不要の奨学金で大学卒業まで面倒をみるとことなので、
そのような子供が大学まで行けるそうです。
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そもそも、ここを設計したシーラカンスの赤松さんの案内で見学に来たのですが、
こんな学校があるのですね。ここに入るのはかなり高倍率のようですが、
普通の高校やインターナショナルスクールとは違った人材を輩出しそうですね。
とても興味深い話をたくさんお聞きしましたが、
長くなるので詳しくはHPをご覧になって下さい。

Hokusai 帰国

Hokusai – beyond the Great Wave が大英博物館で行われ、
記録的な入場者数だったとか。海外でも葛飾北斎は大人気のようですね。
その展覧会が日本にも来るということで楽しみにしていましたが、
東京には来ないとのことで、わざわざ大阪、あべのハルカスに行ってきました。
北斎の絵の斬新な構図とデフォルメに惹かれます。
それらは、よく言われていることではありますが・・・・
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日本展のタイトルは「北斎 – 富士を超えて」。
タイトルの通り、富嶽三十六景以降、つまり後半のものが多く展示されていました。
大英博物館の展覧会ですから、大英博物館所蔵のものが多いのは当然ですが、
欧米の国々のもののが多いことに驚きました。
版画以外の肉筆画も多いので、
一点しかないものがかなり海外に流れているということですね。
明治時代になって日本文化が過小評価されて、
大量に浮世絵が海外に流失したものがあることは知っていましたが、
その量はかなりのものかもしれませんね。
外国から評価されないと、なかなか自国の素晴らしさには気づかないものですが、
絵画と違って、建築や都市は一度、壊したら元に戻らないので、
少しでも早くにその素晴らしさに気づかねばいけませんね。
民家や木造の街並など、明治維新以降から戦後にかけて、
もうすでにかなりのものを失ってしまいましたが・・・
ところで、とても興味深い映像を会場で見ました。
世界で最も有名な絵と言われるあの有名なthe Great Wave、
富嶽三十六景「神奈川沖浪裏」のような写真を撮ろうとすると、
海に入って構図は同じようにできるのはさておき、
あの独特な波しぶきはシャッタースピードを1/5000しないといけないとのこと。
天才北斎と言え、1/5000の世界は見えていないと思いますので、
想像で現実の世界を表現しているのですね。
改めて、北斎の凄さに驚いてしまいます。

横河健さんの自邸

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横河健さんの自邸を拝見させていただきました。
2階の環具(キッチン)により緩く分節された空間は勿論、
1階の寝室や水廻りはとても落ち着いた上室な空間が広がっていて、
また、バルコニーの手摺といった細部に至まで完成度が高く、
建築家の誰もが知るこの有名な住宅は、
29歳の時の設計というのですから、脱帽です。
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かわいい猫も、空間を豊かにしていました(笑)。
横河さん、どうも有難うございました。

青空の長野

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高校卒業30周年の同窓会出席のため、長野に行ってきました。
遠くの山の麓あたりが、長野市の中心部。
このあたりから眺める長野盆地の風景は僕のお気に入り。
今年は夏らしい青空になかなかお目にかかれませんが、この日は見事な青空!
あまり暑いのも困りますが、やはり夏は夏らしい青空が良いですね。

隅田川の花火2107

夏の風物詩、隅田川の花火大会。
昼間は晴れていましたが、雨雲レーダーの予測通り、
夕方から雲行きが怪しくなり、花火の最中はあいにくの雨。。。
数年前のように、途中で中止にならなかっただけでも良かったかも。
最近は機械化されているのか、よっぽどの雨でないと中止になりませんね。
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いつもは友人宅の屋上で見ているのですが、
今年は、家の中から窓を開けて花火見物。テレビ中継の解説付きです(笑)。
屋上で見る花火は勿論、格別ですが、
下町情緒溢れる、アンテナや物干竿越しの花火も粋ですね。
参考までに、、、
2010年2011年2102年2013年2014年2015年の花火です。
改めてここ4、5年のブログを眺めていると、、、
花火は儚いようですが、むしろ周りの方が変わっていることに気づきます。
まさに、諸行無常です。

卒業おめでとうございます!

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日大の大学院生の白旗くんが、乃村工藝社に入社するとの報告のため(?)、
後輩の日野くんと小室くんと一緒に事務所に遊びにきました。
3人とも学年が違うので、時期は違いますがアルバイトに来てくれていた面々。
卒業旅行でモロッコ、マリ、スペインなどに行ってきたとのことで、
その写真を見せてもらいました。
モロッコに行った学生の頃を思い出し、とても懐かしく思いました。
何はともあれ、卒業おめでとうございます!