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「成瀬の家」設計検査

「成瀬の家」の設計検査に行ってきました。
いくつかの指摘事項がありましたが、
今月末には無事引き渡しができそうです。
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陰影のある落ち着いた雰囲気に仕上がりました。

ゲスト審査員@積水ハウス

元「都市住宅」編集長の植田実氏とMDSの我々二名が、
積水ハウスで竣工したものの中から年間トップを決める場に、
社外の特別審査委員として招待されました。
積水ハウスの設計部には全国で1700名程いるそうですが、
事前審査で選んだ12名に発表していただき、我々が講評するというものです。
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審査会の後、MDSのレクチャー。そして、その後、懇親会。
二日目はMDSが設計した住宅をご案内しました。
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1軒目は「たまらん坂の家」。二班に分けましたが、この状況。
床が全く見えません(笑)。。。
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そして、2件目は「ポジャギの家」。こちらも人でいっぱいです。
住宅メーカーの方とお話する機会はほとんどないので新鮮な体験でした。
ある意味ではこちらもいろいろ勉強させていただきました。
建築家と住宅メーカーは住宅をつくるという意味では同業ですので、
今後も双方で意見交換しながら、日本の住環境が向上していけばと願っています。

「仙川の家」 左官工事

「仙川の家」の工事監理に行ってきました。
この住宅の最も重要な北側R壁の左官工事。
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こちらの窓から1階の北側リビングまで、曲面の壁をなめて光を落とします。
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「掻き落とし」仕上げは、始めに柔らかいブラシで荒くこすって、
仕上げに剣山のような固いものでテクスチャーをつけていきます。
完全に乾く前のベストなタイミングで掻き落としをしています。
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材料は京都の土と粘土だけ。
糊も海藻糊を使っているのですべて自然素材の土壁です。
掻き落とされた土は水でこねれば再利用可能なエコな材料です。
竣工まで、もう一息です。

中学生の職業体験@MDS

静岡大学教育学部付属の中学生が、MDSに職業体験にやってきました。
将来やりたい職業を見つけて、実際に会いにいくということですが、
先生や親の引率もなく、アポも自分で行います。
中学1年生だというのに大したものです。
学校で教わるお勉強より、なりたいという強い動機の方が重要なので、
このようなカリキュラムは良いですね。
希望の職業は政治家、銀行員、漫画家、モデル、アナウンサーなど様々で、
建築家は男女問わず、かなり人気が高いとのこと。
日本全国はもちろん、地元静岡にもたくさん建築家がいるのに、
なぜ3時間以上もかけてはるばるMDSに来たかったの?
という質問に対して、自分たちでいろいろと調べた結果、
MDSの建物が気に入り、どうしても我々に会いたかったとのこと。
中学生だというのに、うれしいことを言ってくれます(笑)。
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事務所での仕事を紹介して、昼食がてら事務所周辺の表参道建築探訪。
施工中の現場にも連れて行きました。
熱心に工務店の現場監督さんに質問するので、
説明する方もついつい熱くなってしまいます。
中学1年生というのに、大学生顔負けの真剣さです。
彼らのような子供達が新しい時代をつくってくれると、
日本の将来は明るいですね。

「成瀬の家」工事監理

「成瀬の家」工事監理に行ってきました。
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天井も張られて空間がわかるようになってきました。
大屋根の勾配天井が多様な空間をつくりだしています。
3月中旬頃にオープンハウスを行う予定です。

「仙川の家」工事監理

「仙川の家」の工事監理に行ってきました。
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2階の子供の勉強スペースになるところ。
このハイサイドからR天井をなめた光が、北側の1階リビングにまで届きます。
これから左官と塗装の工事に入ります。

「白金の家」コンクリート打設

「白金の家」いよいよ最後のコンクリート打設です。
勾配屋根かつ冬期の打設なので、難易度の高い工事になります。
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まずは2階の壁の部分にコンクリートを流し込みます。
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一部屋根のないルーフテラスがあるので、さらに複雑です。
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勾配屋根部分の打設は、途中に小さい開口をつくってそこから流し込み、
蓋をしながら少しずつ上の方に移動していきます。
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最後は尾根の部分からコンクリートを流し込みます。
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そして、終了。コンクリート型枠を外すのが楽しみです。
職人の皆さまお疲れさまでした!
このように鉄筋コンクリート(RC)造においても、
日本の職人の高い技術に支えられています。どんな構造にしても、
複雑な形状の建物は職人技術の継承に必要なのかもしれません(?)ね。