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「東小金井の家」内装工事

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「東小金井の家」の現場に行ってきました。
内装は断熱工事を終え、プラスターボードを貼るフェーズに。
仕上がりの雰囲気がほぼ把握できるようになってきました。
竣工が楽しみです。

「代田の町家」見学

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数年前に売りに出ていた坂本一成氏設計の1976年竣工の「代田の町家」。
新しい住み手が決まりリニューアルされました。
リニューアル前に一度拝見させていただことがあるので、今回は2度目。
階段廻りが少し変わったり、キッチン、洗面浴室は新品の状態になっていますが、
床の石も含め、色もほぼオリジナルのまま。
それでいて古さを全く感じさせないというのは、素晴らしいですね。
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こちらは緑道側。シルバーの外壁が輝いています。
竣工当時もこの状態だったらしいのですが、
新建築は白黒だったこともありシルバーの印象はあまりないようです。
途中で色を塗ってしまったようですが、今回オリジナルの状態に戻したとのこと。

コラム8/影をいざなう「アカリ」  

仕事だ、学校だ、といっていると、一日のうちに家で過ごす時間は、案外太陽が沈んだ後の方が長いかもしれません。そんな日常において、家で過ごす夜の時間を豊かにするために、「アカリ」はおろそかにできません。
桂離宮の月見台や月波楼、高松の掬月亭など、名前に「月」のついた建築は数知れず、古来日本には月を愛でる文化があります。月明かりは闇があるからこそ引き立ち、その風情を感じることができます。今は街に光が溢れ、空を仰いで月を眺めることは残念ながら少なくなっています。もちろん、光がないと空間を捉えることはできませんが、全体が明るく影のない空間は、奥行きのない退屈なものとなってしまいます。空間に質感をもたらす陰翳をつくること、すなわち「影のデザイン」は昼夜を問わずとても大切なことなのです。
これまでの私たちの多くのプロジェクトで照明計画に携わっていただいているSIRIUSの戸恒浩人氏はこう語っています。「『照明デザイン』は、照明器具そのもののデザインではなく、建築のコンセプトや構成を理解した上で、建築に光を与えて魅せる照明計画です。昨今のLED照明の急速な進化と普及によって、照明計画も変化しています。LEDになって、器具の形や大きさの種類が増え、緻密な調光ができるようになり、その結果繊細な照明計画が可能になりました。一昔前の照明計画では省エネなどの経済性が重視されていましたが、現在では昼から夜への感覚的な変化や人間の感性に寄り添う計画が求められるようになりました。」
今後も新しい時代の夜の空間を模索していこうと思っています。
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ル・コルビジェ×日本@国立近現代建築資料館

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旧岩崎邸の隣にある国立近現代建築資料館に行ってきました。
理科大の美術館の設計課題の敷地ということで行ったのですが、
ル・コルビジェ×日本展がやっていました。
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僕が教えに行っている日大の学生(廣田研究室)がつくった立派な模型が、
展示してありありました。11月8日までですのでご興味がある方はお早めに!

タンゴと鬼子母神

雑司ヶ谷のタンゴバー、エル・チョクロに行ってきました。
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以前から気になっていた雑司ヶ谷の住宅地にひっそりと佇むライブハウス。
古い木造住宅を改装したようです。
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タンゴということで、アルゼンチンのビール・キルメスをいただきながら、
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タルタ・デ・チョクロ(とうもろこしのキッシュ)とチョリソー、
エンパナーダ(ビーフミートパイ)のアルゼンチン料理。
そして、アルゼンチンの赤ワインと、
すっかりタンゴの気分になったところで、、、、
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いよいよ近藤久美子さん(バイオリン)とレオナルド・ブラーボさん(ギター)の演奏です。
とてもこじんまりとした落ち着いた空間で、しかも間近で聴くタンゴは格別。
良い意味でタンゴらしい日本の場末感がここにありますね。
タンゴと言えばバンドネオンというイメージが強いのですが、
もともとはギターと、フルートといった管楽器からはじまり、
バイオリン、そしてさらに遅れてバンドネオンが入ってきたとのこと。
そんなバンドネオンが今やタンゴの代名詞になっているのが腑に落ちない(?)
という近藤さんのご主人は、
若手バンドネオン奏者のリーダー的存在、小松亮太氏です(笑)。
そんな興味深い話も交えたとても楽しいライブでした。
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ライブハウスを出ると、ちょうど鬼子母神のお祭りで雑司ヶ谷は人で一杯。
レトロな雰囲気を醸し出す都電と池袋の超高層ビルを背景に写真を一枚。
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宗教行事ではありますが、ややサンバのように聞こえなくもなく、、、、
楽しそうに激しく踊り狂う(?)集団もいる不思議な光景です。
東京にこんなお祭りがあるとは知りませんでした。
タンゴと鬼子母神、雑司ヶ谷は不思議な街です。すっかり気に入りました。

ドイツ「 SCALE- ENCLOSE | BUILD 」に「白金の家」

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ドイツの出版社から発売された 「SCALE- ENCLOSE | BUILD 」で、
MDSが設計した白金の家が紹介されました。
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アントニオ・ガウディ設計のカサ・バトリョ、
パリのノートルダム寺院、
リートフェルト設計のシュレーダー邸、
フランク・ロイド・ライト設計のミラード邸などなど
世界遺産クラスの建築の続きで、
右ページ左下、MDS設計の白金の家が解説されています。。。。。光栄です!

コラム7/「素材」の持つ力を活かす

 素材は手ざわりや見かけといった点で住み手にとっていちばん身近なもので、好みの雰囲気をつくる上で欠かせないものです。同じ形をした空間であっても、どこにどのような素材を使うかによって全く異なったものになります。一方で、空間の大きさや明るさ、用途や性能といった要因でも素材の選択は変わってきます。素材選びは住み手が好みを直接表現できるところでありながらも、空間の質を大きく左右するものでもあるため、双方をすり合わせていくのに苦心することも少なくありません。「カタチ」がコンセプトに基づいて論理的に導かれるように、素材においては好みによるパッチワークに留まらない、素材の持つ力を活かした質の高い空間を引き出していきたいものです。木、コンクリート、鉄といった構造材も仕上の一部として効果的な役割を果たします。木は木らしく、木でしかできない表現を、コンクリートはコンクリートならではの、鉄は鉄らしくその特性を活かしたものをつくりたいものです。
 このように素材は実際の建築において大きな影響を与えるのですが、大学の設計教育の現場においては最終的な成果物として図面、模型、パースといったもので仮想の建築を表現するので、素材を考えて設計することは少ないと思います。実際には建たないものしか設計する機会のない学生の時は、むしろ、素材に縛られない自由な発想で建築を考えるトレーニングが大切と思う一方、素材が建築デザインに大きな影響を与えることも知っておいて欲しいと思います。
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「つつじヶ丘の家」お宅訪問

今年の夏に竣工した「つつじヶ丘の家」のご紹介。
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家の中に幾つもの家型が連なります。
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キッチンからリビングを見たところ。
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こちらがリビング。夜になると昼とは違った趣に。
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玄関から入るとバスルームまで見通せるプランは、
建て主のリゾートホテルのビラのようなイメージを具現化したもの。
小さな家には固定観念にはとらわれない発想の転換が必要です。
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バスルームからベッドルームが見えます(勿論、閉じることもですます)。
視線の行き止まりをつくらないように「抜け」を随所につくっています。
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ベッドルームはまさにリゾートホテル!
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小さな敷地に駐車場を確保することでL型の建物配置となり、
家に入りやすくするためにさらに建物の幅を縮めるといった感じで、
使い勝手を考えながら意図的にガタガタの平面としています。
そのガタガタなプランだからこそ、
その平面形状にあわせた小さな屋根が連続します。
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外観から天井、そして家具、レンジフードの小さなスケールまで、
家型のデザインがシームレスに連続しています。

コラム6/コンセプトが導く「カタチ」

  「形態は機能に従う」というモダニズムの巨匠、ルイス・サリバンの言葉や、構造の合理が形態と一致することを良しとする風潮がありますが、合理的なものが必ずしも美しいデザインにならないことがあります。言い換えると、説明のできない感覚的な部分も大切であり、合理の近傍に美しさがあるのかもしれません。
  私たちは図面や模型、パースなどによって、設計中はもちろん、工事中であってもスタディを繰り返しますが、そのすべての過程において「なぜ○○○なのか?」と問われた時に筋道を立てて説明できることは、多くの人が関わってできあがる建築の世界ではとても大切なことだと思っています。明快なコンセプトに基づいて論理的な思考によるスタディをすることで、建主をはじめ設計を一緒に進めるスタッフ、協力事務所、施工者の全員と進むべき方向性を共有することができるので、円滑にプロジェクトを進めることができます。そのようにしてできあがった建物は、その成り立ちが理解しやすく、説得力のある形態となります。ただ、デザインを論理的につめると言っても、そこにはもちろん設計者の感性や主観が入り込むため、例え着眼点が同じであっても、設計者によって全く違うものになります。つまり、論理的につめることと同様、設計者の感性も大切であり、どこまで論理的につめるかは最終的には設計者のさじ加減だと思っています。
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紅葉の軽井沢

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初秋の軽井沢に行ってきました。
今年の紅葉は例年よりも少し早いとのこと。
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川口通正さんが設計した住宅を拝見させていただきました。
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建主様のご厚意で、美しい風景を眺めながら食事までさせていただき、
とても有意義な時間を過ごすことができました。どうも有難うございました。