
雑誌LiVESに「西谷の家」再掲載
コラム11/上質な住まいに隠された「細部」

コラム10/「暮らし」に息づく趣向

「志木の家」お宅訪問






「富津岬の別荘」久しぶりの訪問



土地を切って賃貸に①
持っている土地の使い方・今ある家の建て直し方として、土地を分割して賃貸として運用しながら、コスト面の安心感を作るという方法があります。
このコラムでは、その事例を3つほど紹介します。今回は①。


賃貸棟。敷地の高低差を利用し、地下1階地上2階建木造ガレージ付きの高級賃貸。高級賃貸を専門にする不動産会社様と一緒に、高賃料でも入居者の表れる仕様を詰めて計画しています。








▲賃貸内部。CLICKで大きな画像をご覧になれます。

建て替え後のオーナー住居と賃貸。門まわりは古くなった木扉や狭く段差のが大きく使い勝手の悪かった人用門扉部分の補修とリデザインを経て、再利用しています。植え込みなどもそのままに、交差点の風情を保全しています。お庭には茶室もあり、使い勝手と母屋との関係を考慮して配置を変えています。
美しく古い木々の植わった庭も、計画に合わせて造園家の先生に協力を仰ぎ既存樹木の保全を重視しながら計画していただいています。茶室は補修と元の姿を復元する工事に加え、空調を組み込むことで快適性も改善しています。こちらのお庭と茶室の詳細は、コチラ からご覧になれます。

<賃貸(別棟)を自宅の土地に建築して自宅を建て替える流れ>

実際の計画にあたっては、下図のような工程を踏むことで、仮住まいを借りる無駄なコストと労力を削減する形で進めました。
八ヶ岳の山荘 筬欄間を間仕切りに。
八ヶ岳の山荘 の2階のベッドルームでは、既存の家屋に付いていた「筬欄間(おさらんま)」をベッドルームと通路の間仕切りとして利用しています。欄間は和室の襖・障子等の間仕切りの上に付けられるもので、筬欄間は特に細い桟が並んだ形状のものをいいます。元々は横に付いていた欄間を縦にすると、純和風の欄間も、雰囲気がガラリと変わります。


色の薄い木部は今回新しく作ったもの。柱と柱の間に木目の美しい小梁を通して、その間にコマを噛ませて浮かせて設置しています。

透けのある間仕切りが風通しのよい空間つくり、爽やかな印象を感じられます。
コラム9/使い勝手を編み込む「間取り」

「東小金井の家」内装工事






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