韓国Equalbookから出版された「THE NEW ARCHITECTURE IN JAPAN」に、
MDSが設計した「ジンカンパニー本社ビル」が掲載されました。
かなり分厚い本です。。。。
アパレルメーカーの本社ビルということで、
洋服の生地のようにコンクリートの多様な表情を追求した建物。
3つの用途地域にまたがり、北側斜線、道路斜線など、
法規制をかわしなが外形をデザインしています。
アパレルの本社ビルの顔となるエントランス。
壁には古いレンガ、床はモザイクの石張りです。
詳しくは、コチラへ。
坂本一成「代田の町家」の見学
坂本一成氏の初期の代表作「代田の町家」の見学に行ってきました。
坂本一成氏(下の写真右側から3番目の方)は、
多くの名住宅を設計された建築家ですが、
東工大の教授として優秀な建築家を多く輩出した大先生。
今回は解体されてしまう恐れの大きい状況の中での見学会で、
建築界の名作とはなんなのかを考えさせられました。
内部の写真撮影は禁止されていたので、写真は残念ながら外観のみ。
内外の関係を丁寧に設計された住宅だと思いましたが、
永く愛され、永く建ち続けることの難しさを痛感しました。
スパイラル「ハンス・ウェグナーの椅子展」
スパイラルで行われている「ハンス・ウェグナーの椅子展」に行ってきました。
青山通り沿いにあるスパイラルビルは、
槙文彦氏が設計した表参道のランドマーク的な建物。
事務所から近いこともあって、
1階のスパイラルカフェは時々ランチに行くのですが、
食事をしながらギャラリーの展示が見れるので一石二鳥です。
ハンスウェグナーの椅子がずらりと置かれています。
ザ・チェア、Yチェアなどは勿論、販売されてない椅子もたくさんあって、
実際に座ることもできたので貴重な体験をさせてもらいました。
うさぎスマッシュ展・オープニングレセプション
東京都現代美術館「うさぎスマッシュ展」
オープニング・レセプションに行ってきました。
建築家はレム・コールハース(OMA)と塚本さんだけでした。
先日、建築家協会のJIA建築セミナーで、
台湾にも事務所をもつ建築家の白井宏昌さんに、
「グローバルに活躍する」というテーマで、
レクチャーしていただきました。
白井さんは10年程オランダのOMAに在籍していいた関係で、
今回のOMAの展示に関わったとのことのこと。
というつながりで、白井さんからご招待状をいただきました。
出版関係者などかなりたくさんの人が来ていましたが、
白井さんご本人に展示の説明をしていただきました。
ユーロバーコード、シアトル図書館などが展示されています。
他の展示も見ていると、知り合いの齋藤精一さんの展示もありました。
齋藤さん(ライゾマティクス)はNIKEやauのCMなどの制作など、
今や映像系の世界では中心的な存在ですね。
ちなみに、MDSのHPはライゾマティクスにつくってもらいました。。。。
「うさぎスマッシュ展」は残念ながら撮影不可。
地下1階で「吉岡徳仁 クリスタライズ」が同時開催されていて、
こちらは撮影可能なところの写真です。
実は、この中に吉岡さんがいます。。。。
とても美しい空間でした。
どちらの展示も、明日から1月19日まで行われていますので、
ご興味のある方は是非!
「東山の家」お宅訪問
今年の春に竣工した「東山の家」に伺ってきました。
外観は土の塊に穴を開けたようなイメージです。
壁の左官材は京都の土と砂利を混ぜて、搔き落とししました。
アーチ状のアプローチを抜けて、左手が玄関です。
玄関ホールよりアプローチ見返し。
玄関から半層上がったところにライブラリー。
子供の勉強スペースにもなります。
さらに半層あがったところにダイニングキッチン。
階段の吹抜けを大谷石の壁が貫きます。
上部からは漆喰の壁をなめるように光が差し込みます。
ダイニングキッチンは落ち着いた雰囲気に。
ダイニングとリビングは大階段で連続して、
大勢の来客があった時はベンチとしても使えます。
エッグチェアが絵になっていますね。
リビングよりキッチン見返し。
リビング床のフローリングはウォールナットのヘリンボーン。
階段ホールとの仕切りにもなっている輻射冷暖房。
夏は除湿もできるすぐれものです。。。
ソファの鮮やかなブルーが効いています。
左官、木、石といった素材を生かし、
窓の大きさを適度に抑えた明暗の中に北欧家具と小物が置かれ、
落ちつきのある上質な雰囲気になりました。
やはり住宅は住まわれて、ようやく完成ですね。
旬房@六本木グランドハイアット
六本木のグランドハイアットの日本料理店、旬房というお店で、
米国の大組織設計事務所KPFの友人と久しぶりの再会。
KPFは日本では六本木ヒルズ、名古屋駅ビルなどの設計で有名です。
僕がまだ、大成建設の名古屋支店にいた頃の友人で、
毎晩のように深夜に打合せをし、
一緒に徹夜していた20代の頃を懐かしく思いました。
彼は日本や香港の大規模プロジェクトをいくつも手掛けているようで、
とてもご活躍されているようです。素晴らしい!
さすが世界中で設計をやっているKPF。かなりの情報網があるので、
MDSの海外プロジェクトについて相談にのってもらったりと、
とても有意義な時間を過ごすことができました。
セルビアの雑誌「mini studio」に掲載
「桜丘の家」久しぶりのお宅訪問
昨年竣工した「桜丘の家」に久しぶりに伺ってきました。
間口の狭い敷地を使い切った地下1階、地上2階の住宅です。
駐車場の横のボックス部分は外部から全く見えませんが、
1階は風呂とバスコート、2階はダインニングから連続したテラス。
こちらは玄関に入ったところ。
子供部屋から半層あがったところがダイニングキッチン。
さらに半層上がったところがリビングです。
ダインニングの先にテラスが広がっています。
天井を光がなめるように照明計画をしています。
洗面所から階段ホールを見たところ。
家具や小物、庭やテラスの緑も手入れが行き届いていて、
とても清々しい雰囲気でした。
「赤塚の家」無事、引き渡し
「赤塚の家」無事、引き渡すことができました。
こちらが外観。
この住宅では、壁の 厚みやその配置の仕方、軒の出方や天井の形状、
床のレベルなどにより場をつくり、様々な距離感を持たせています。
大屋根の下に三つのリング状の壁が領域をつくっています。
水盤からの反射光が庇を照らし、夏は室内に涼を取り込みます。
屋根と壁、そしてガラス面の位置を操作することで、
外部と内部の関係性を多様にしています。
ソファもオリジナルでつくりました。
建物の中心の暗いところに、トップライトから光を落としています。
バスルームから寝室に繋がる廊下。
玄関から室内を見たところ。
夕方になると、より一層落ち着いた空間にかわります。
玄関周り。
内部と外部を連続させることで、空間の広がりが感じられます。
幻想的なホール。照明計画は今回もシリウスの戸恒さん。
夜の水盤も涼しげですね。
きちんと竣工写真を撮ったら、またご紹介します。
台風の中、秋田出張
台風がきているのが分かっているものの、
一ヶ月前から打合せの日程が決まっていたので飛行機で秋田へ。
プレゼンはうまくいきましたが、残念ながら帰りに台風が直撃。
午前中は飛行機が飛ばず、半日遅れで東京に戻りました。
夕方に東京に到着した時にはすっかり晴れていました。。。。