いつか行ってみたいと思っていた
イタリアン料理の日高良実氏の店・アクアパッツァ
・・・・・ではなく、その姉妹店・マンジャ・ペッシェに行ってきました。
兼ねてより賞味してみたかった「バーニャカウダ」が目的です。
まずは前菜。三種類ある中からアンティパスト盛り合わせを選択。
「盛り合わせ」という言葉に釣られて頼んでしまいましたが、ごくフツーな印象です。
実は「有機野菜の蒸し物」の方がウリだったのではないかと勘繰ってしまいます。
そしていよいよ目的の「バーニャカウダ」。
コースメニューにはないのでアラカルトで注文。
右上に写っているのがバーニャカウダ専用のポットで、
オリーブオイル、アンチョビ、にんにく等でつくられたディップを
キャンドルの火で温め、野菜にディップを絡めていただきます。
色とりどりの季節の野菜が目にも楽しく、
温められたディップの香りが食欲をそそります。
お味の方はイメージどおり、素朴な野菜に濃厚なディップが
とてもよくあいます。野菜だけでなく、パンにも少し絡めていただきました。
おいしいっです!ウチでもやってみたくなります。
バーニャカウダセット、買ってしまおうか・・・
コースメニューに戻って、メインディッシュ。
お肉料理を選びました。その名も「いも豚のグリル」。
お肉はもちろん、付け合わせもかなり好みでした。
コースメニューに欲張ってアラカルトを付けてしまったので
かなりの満腹度。お肉半分で充分でした。
お店の外観
「たまプラーザの家」撮影&取材
その日は秋晴れの撮影取材日和。
「新しい住まいの設計」の撮影と取材で
「たまプラーザの家」にまたまたお邪魔して来ました。
お隣の畑では、野菜たちが収穫を今か今かと待っているかのように
生茂っています。葉っぱは虫食いだらけで無農薬ぶりが見てわかります(笑)
カメラマンが小物類に気を配りながら、撮影アングルを決めていきます。
窓の外のイチョウ並木はまだ黄葉前でしたが、銀杏は既に収穫三昧。
おみやげとしていっぱいいただいてきました。(笑)
パンづくりが趣味でいらっしゃる建主のSさん。
パンづくり風景ももちろん撮影対象に。
さすがの手際よさで、いつもつくられている様子がよくわかります。
これはベーグルをつくっているところ。
キッチンはトーヨーキッチンを入れていますが、
最大の特徴である3Dシンクをしっかり使いこなされていました。あっぱれ!
出来上がったパンたち。
手前は「ピンツァ」(確か…)というレモンオイルを生地に混ぜ込んだ黄色いパン。
そのままだと甘い感じなのですが、サンドイッチによくあうとのことで、
お昼にごちそうになりました。ほんのり甘い生地との組み合わせがとても上品。
「ピンツァ」とはイタリア語で鋏(ピンチ)を入れるという意味。
生地を丸めて上面を鋏で切れ目を入れから焼くことで、
焼き上がった時のカタチがつくられます。(Sさん、あってますか?)
奥は先程のベーグル。手作りで焼き立てのベーグルは初めていただきましたが、
モチモチ感が絶妙で、歯ごたえといい、生地の甘みといい、実においしい!
ベーグルはもともと好きですが、どうかするとアゴが疲れるので
やや敬遠してしまったりしますが、これはかなりイケます!
「小平の家」照明の検査・調整&取材
今週末オープンハウスの予定の「小平の家」。
照明の検査・調整&取材で出掛けてきました。
今回の見せ場は大きな屋根。
この特徴を生かした照明計画になっています。
1階部分。照明全開って写真になってますが、
もちろん部分的に点けたり消したりして、
いろいろな雰囲気が楽しめるようになっています。
夜景。外構がまだ出来ていないので、全体像が完成してませんが、
まだまだよくなる予定です(笑)
「J本社ビル」 基礎断熱
現場定例を始める頃にはこんな感じだったのが↓
途中、抜け出して見に行くとこんな感じになっていました↓
基礎部分の断熱材をサクサク取り付けていました。
職方のみなさま、お疲れ様です。
「ポジャギの家」 地下床スラブ打設
「ポジャギの家」掘削から日が経ち・・・
擁壁が想像以上に頑丈で分厚かったりで、掘削に手間取りましたが、
なんとか地下の床打設にたどりつきました。
「これ、地下?」って思うかもしれませんが、地下です。
でも外観上は半地下と言った方が正しいかもしれません。
敷地は道路面より2M近く上がっていて、ガレージスペースを設けるため
敷地の一部を道路面まで掘り下げる計画となっています。
虎屋菓寮京都店
虎屋とは・・・・
ずーっと東京の老舗和菓子店だと思っていました。
(虎屋さん、ごめんなさい・・・)
虎屋発祥の地、虎屋菓寮京都店。
室町時代には既に存在していたらしいとのことで
500年近くの歴史がある老舗中の老舗です。
代々御所の御用を勤めてきた虎屋は、
明治維新で朝廷が京都から東京へ遷ったのを機に、
東京にも店を構えたそうです。
そんな虎屋の由緒ある京都店が、内藤廣氏の手により
新しく生まれ変わったとのことで、出掛けてきました。
開店時間をちょっとフライングしての入店。
大きな吹抜け空間となっている店内には客席の他、
和菓子や日本文化、京都に関わる本が置かれ、
自由に閲覧できるようになっています。
客席からは庭が眺められます。
屋外にも長く伸びた庇の下に客席があります。
虎屋の商標がモチーフとなっていると思われるペンダント。
内部空間とは裏腹に、低く抑えられた庇を持つ外観が印象的です。
瓦屋根が美しい。
いただいたのはコチラ。目にもおいしいお菓子でした。
カフェ・ハロー
京都に滞在すると必ず立ち寄りたくなるカフェ・ハロー。
繁華街から外れたところにひっそりと、でもありませんが、
街並みに溶け込んで建っています。
今回訪れたのは夜。10時近くだったでしょうか。
相変わらず立ち寄らずには居られない魅力を放っています。
夜行ったのは初めて。お隣りにも新たな店(パン屋+ギャラリー)を展開しており、
同じ町屋ながら雰囲気のがらりと違う空間をつくり出していました。
2階のさり気ない窓の開き方が、とっても気になります。
入ってすぐは大きな吹抜けとなっており、
改装している様子が目に見えてわかるおもしろい空間となっています。
2階席もありますが、吹抜け下の大きなテーブル席も案外落ち着きます。
昼には陽だまりとなって雰囲気が様変わりします。
枝モノの生花がとてもよく似合います。
季節が変わる度に訪れてみたくなります。
書斎のような一角。
本棚には写真集や美術、建築本などがぎっしり並んでいます。
自由に閲覧でき、時間が経つのを忘れて読みふけってしまいます。
お隣りのパン屋+ギャラリーとは内部でつながっています。
余談ですが、いつも「ハロー行こう、ハロー。」と言ってるくせに、
正式名称を今回初めて知りました。正確には Cafe’ Bibliotic Hello! 。
「ビブリオティックって何だっけ?」と思い調べるのですが、
該当する言葉は見つからず。
もしかして?と思ったのはフランス語のbibliotheque 。
書庫とか図書館という意味で、これなら納得です。
う~む、スペル、あえてこうしてるのでしょうか?
前はHalloと書いてあったと記憶していて、
その時も、Helloと書かないのはきっと何か意味があるに違いない、
と踏んでいたのですが、いつの間にかHelloに。
お店の人に「前はHalloじゃなかったですか?」と聞いたところ、
「いえ、前からHelloです。」と答えが返ってきました。
ほんとかな~・・・?
雨の京都
さて、今日は京都の話題に戻ります。
JIA新人賞公開審査の次の日は、京都視察。
スタートは朝食を兼ねた早い昼食をいただきました。
その日はあいにくの雨。しっとりとした京都の街を堪能です。
お店は「光泉洞寿み」。姉小路にある京都の家庭料理の店です。
坪庭に降る雨の音を聞きながら、食事が運ばれるのを待ちます。
坪庭をよく見ると、なんと、ウサギとカエルが相撲をとっています。
ナゼ、ウサギトカエル???
何よりも周りで笑い転げているウサギとカエルが気になります。
おかしくっておかしくってたまらないといった様子が実におかしい。
運ばれてきたのは老舗「麩嘉」の生麩を使った生麩田楽付き定食。
見るからにヘルシーです。
根津散策 ―根の津―
そしておなかがすいてしまったので、根津のうどん屋さんへ。
讃岐うどんの「根の津」の暖簾をくぐりました。
暖簾の色が鮮やか!
冷たいうどんを食べたくて、生醤油うどん(650円)をいただきました。
すだちの香りがさわやかな、ツルツルとしたコシのある
とてもおいしい一杯でした。また食べに行きたい。
祝-いわい-@千駄木・旧安田楠雄邸
この週末は縁あって、「祝-いわい-」という展示会に出掛けてきました。
会場は千駄木の旧安田楠雄邸。
伝統的な和風建築に西洋の建築様式や技術を取り入れた建物で、
7組の書道家、華道家、陶芸作家、金工作家、デザイン事務所が
それぞれの視点で日本の伝統的な「祝いごと」を表現するというもの。
西洋化する生活スタイルの中で、
目にすることが少なくなってきた日本の伝統的な「祝いごと」。
その「祝いごと」の持つ美しさや意味を再確認してもらうという趣旨で
行われたようです。
旧安田楠雄邸の門構え。玄関までのアプローチに風情があります。
玄関の軒先には華道家・片桐功敦氏の作品が。
これから始まる「祝いごと」への高揚感に満たされます。
洋風の応接室のある応接部分から住居部分につながる長い廊下。
庭側の板敷き部分を家人が、畳部分を客人が歩いたそうです。
畳の廊下は当たりが柔らかく、新鮮な感覚を覚えました。
「残月の間」より庭を眺めています。
残念ながら床の間部分の写真がうまく撮れませんでしたが、
表千家の残月亭を模してつくられているそうです。
お茶とお茶菓子をここでいただきました。
「茶の間」では月見の宴が・・・
床の間に掛けられた掛軸の「月」が水盤の水面に写り、花が彩りを添えています。
書は書道家・大橋陽山氏、花器は陶芸家・二階堂明弘氏
花は華道家・片桐功敦氏のコラボレーション作品です。
2階に上がって「予備室」。
「予備室」という殺風景な名に反して、とても情趣ある部屋です。
さっきまで誰かが居たような、それでいてずっと前から誰もいなかったような、
時が止まってしまったかのような静けさ漂う絶妙なインスタレーションです。
書は書道家・大橋陽山氏の作品です。
台所。この時代には珍しいトップライトのため、
昔の台所としては明るい空間となっています。
コンロの真上には換気口(手動で開けます。多分。)まであります。
ここでお茶とお茶菓子が用意されていました。
展示自体をその意図する表現のままに撮るのは難しいので、
全ては載せられませんが、記憶の中に留めておきたいと思います。