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「ポジャギの家」が「新建築住宅特集」に掲載

ポジャギの家」が「新建築住宅特集」に掲載されました。

新建築住宅特集2012年9月号
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ポジャギの家
建主様からのご要望で、韓国の伝統的なパッチワークである
ポジャギ」を取り入れての計画です。ポジャギを日本の「襖」と見立て、
ポジャギのレイアウトを変えることにより空間がフレキシブルに変化し、
様々なシーンが生まれます。
日本の伝統的な畳が敷き詰められた「続き間」の概念の
進化形といったところでしょうか。
ポジャギのデザイン、製作は建主様によるもの。
現在もポジャギ増殖中です!

隅田川の花火とスカイツリー2012

毎年恒例の花火大会。
今年はついにライトアップしたスカイツリーと一緒です。
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比較するとその進捗状況がよくわかります。
去年は コチラ。 一昨年はコチラ
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「月と東京スカイツリー」
照明計画はご存知、シリウスライティングオフィスの戸恒さん。
いつもお世話になっています。(笑)
当日は186倍の抽選をくぐりぬけた約700人の人々が
高さ350メートルと450メートルの二つの展望台から
地上約200メートルに上がる大輪を見下ろしたそうです。
夜景を背景にした花火観賞とは正に「雅」。
(この日は「粋」の水色でしたが・・・)
でも、この日最も「雅」な花火観賞をしたのは、
花火と夜景とスカイツリーを見下ろした
上空を飛ぶヘリコプター・・・ではないでしょうか?

サンクトペテルブルグ視察/ペテルゴーフ

ピョートル大帝の夏の宮殿、世界遺産のペテルゴーフ。
サンクトペテルブルの南西約30km、フィンランド湾に面した宮殿です。
この周辺にはこのような宮殿が建ち並んでいて、
MDSに依頼されたプロジェクトのひとつがこの近くにあります。
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宮殿前広場から一段低くなったテラス両端に階段があり、
光輝く金箔の銅像が立ち並んでいます。
写真の手前の20mも水を噴き上げるライオンの口を引き裂いたサムソン像は、
対スウェーデン戦勝25周年を記念した1734年につくられたもの。
ライオンはスウェーデンの国章に描かれていることから、そのような像としたとのこと。
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宮殿の頭もきらびやか!
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軸線はフィンランド湾に向かって伸びています。
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最初の噴水が出来上がったのは1721年。
これらの噴水はポンプなどを一切使わず自然の高低差のみを利用したもので、
22km離れた水源からまず、上の庭園まで水を引き、
パイプを使ってそこから16m下に水を落とすことで、水を噴き上げています。
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宮殿の裏側の庭は、宮殿のものとしてはちょっと地味ですが、
現代人にとっては馴染みやすい庭です。
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サンクトペテルブルグ視察/イサク聖堂

帝政ロシアのシンボルのイサク大聖堂。
高さ101.5mの世界でも最も大きな教会建築とも言われています。
設計者はオーギュスト・モンフェランというフランスの建築家で、
完成まで40年の歳月を費やし、1858年に竣工。
軟弱地盤のため、もともとあった教会の下の1万3000本の杭に加え、
さらに1万本以上の杭を打ち込み、その上に花崗岩や石灰岩を敷き詰めています。
この土台だけで5年が費やされたそうです。
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聖堂の入口には四方あわせて48本の柱が建っていて、
高さ17m、直径1.8m、重さ114トンで、
これらの柱を建てるだけで2年かかったそうです。
高さ60mのところにあるドーム部分は回廊の展望台となっています。
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センターの大きなドームの横のこちらの棟は階段室。
旧市街は高さ制限あるため、展望台から360度、街を見渡すことができます。
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奥に見えるステンドグラスは「キリストの復活」。
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頭上の直径25.8mのドーム。
現在は教会としてはしては使われていなくて、
博物館として利用されています。ちょと残念です。

サンクトペテルブルグ視察/カザン聖堂

血の上の救世主教会やイサク聖堂は今は博物館となっていますが、
カザン聖堂はサンクトペテルブルグにおけるロシア正教会の中心地。
1612年のポーランド軍撃退以来ロシアの守護神となった、
カザンのイコンを安置するために建てられました。
ロシアに侵攻したナポレオン率いるフランス軍を撃退した、
祖国戦争によって一時建設が中断され、1811年に完成。
その戦争の功労者である将軍が埋葬されていて、
フランス軍から奪った数本の軍旗と鍵が飾られています。
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カザン聖堂の外観は、どことなくイタリアの教会を思い起こします。
それもそのはず、建築を命じたパーヴェル1世は建築家に、
バチカンのサン・ピエトロ大聖堂のような聖堂をと希望したそうです。
ロシア正教では珍しくカトリック風の列柱の回廊を持ち、
上から見ると十字架の形をしているので、
ロシア正教側からは難色を示したさそうです。
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カザン聖堂は、サンクトペテルブルグの繁華街、
ネフスキー大通りに面しています。
ちょうどお祭りをやっていて、人でいっぱいでした。

サンクトペテルブルグ視察/モスク

滞在中はほとんどクライアントの車での移動しでしたが、
わずかなフリーの時間に地下鉄でこちらのモスクに行きました。
クライアントの一人にこのモスクを見るように言われたからです。
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街の中心部からそれほど離れていませんが、
観光客は全くいませんでした。
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内部を見上げるとこんな感じです。
モスクの入口は男女別々で、男性はこちらに入れましたが、
女性はこちらに入れず・・・・
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2階の格子越しにしか、メインの大空間を見ることができませんでした。

サンクトペテルブルグ視察/血の上の救世主教会

西欧風の町並みを誇るサンクトペテルブルクにおいて、
ひときわ異彩を放つロシア風の「地の上の救世主教会」。
いわゆるネギ坊主が頭にのっているモスクワの赤の広場の南側に建つ聖堂、
ポクロフスキー聖堂(ワシリー寺院)と外見は似ていますが、
技術的にも歴史的にも全く異なっています。
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「血の上の〜」とは、何ともおどろおどろしい名前ですが、
皇帝アレクサンドル2世が暗殺されたこの場所に、
1907年に 息子のアレクサンドル3世が聖堂を建てたことに由来します。
サンクトペテルブルク はもともと沼地で地盤が悪いのですが、
この建築物で初めて土台に杭を打たず、
また、コンクリートが使われた当時の最新の建築技術が使われたため、
内部空間は広くて明るいモスクワのポクロフスキー聖堂とは対照的。
ちなみに、ポクロフスキー聖堂は1560年、
対モンゴルの戦勝を記念してイワン雷帝によって建てられたもの。
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ネギ坊主のアップです。
こんなに近くで見れるとは・・・・・
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外装には宗教画の他に、ロシアの144の町、地域の紋章などが描かれています。
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内装の宗教画はモザイクタイルです。
寒いロシア。窓ガラスが二重にした開口のデザインです。
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上を見上げるとこんな感じです。

サンクトペテルブルグ視察/エルミタージュ美術館

サンクトペテルブルクと言えば、エルミタージュ美術館。
世界屈指の大美術館であると同時に、サンクトペテルブルク随一の宮殿。
これ見ずしてロシアは語れないということで、
仕事の合間に観光に行ってきました。
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エルミタージュ美術館と旧参謀本部に囲まれた宮殿広場。
その中心にそびえ建つのがアレキサンドルの円柱です。
写真奥に見えるのが旧参謀本部で、
イタリアの建築家カルル・ロッシにより、
1827年にロシアにおける帝政様式の建築です。
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宮殿広場に面して建つこちらの建物が、
サンクトペテルブルクの顔とも言える「エルミタージュ美術館」。
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こちらが有名な大使の階段(ヨルダン階段)。
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こちらがピョートル大帝(小玉座)の間。
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そして、こちらが紋章の間。
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「聖ゲオルギー(大玉座)の間」は、歴代皇帝による謁見の間。
大使の階段から続けて通された外国人の大使や使節は、
ここで皇帝に謁見したそうです。
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この玉座に皇帝がお座りになられていたんですね。
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そして、こちらが「パヴィリオンの間」です。
絵画だけでなく、その器だけでもかなり見応えがあります。
とにかく華やかで、スケールの大きさに圧倒されました。

サンクトペテルブルグ視察/ロシア料理

ボルシチ、ピロシキ、ビーフストロノガノフ・・・・
日本ではロシア料理はあまり知られていないと思いますが、
旧ソ連の国々を含めるとかなり多彩。
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基本的にスープは全般的にどれもおいしい。
アーティチョーク、マッシュルームなどはロシアでは一般的なようで、
毎日、食べ放題といった感じです。
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こちらは、ロシアで一般的なサラダ。
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こちらも一般的なサラダで、紫色のものがビーツです。
サラダもいけます!
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こちらは蕎麦の実。確かウズベクスタン料理です。
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こちらはうどんのような食べ物です。
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餃子もかなり一般的に食べるようです。
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こんな餃子デザートもあります。
ちょっと日本人にとっては違和感がありますが、
食べると普通においしいデザートでした。

サンクトペテルブルグ視察/日本料理

極東での出来事が日本人はどうしても気になってしまいますが、
サンクトペテルブルグに行ってみると、
ロシア人はとても親日的な印象を受けました。
サンクトペテルブルグは他のヨーロッパの主要都市と比較すると、
日本人は少ない印象がありましたが、
日本料理(的な)店はかなり多いように思いました。
車もドイツ製と日本製が二分しているような感じです。
日本の印象は極めて良いようです。
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やや日本的な雰囲気(?)。
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こちらはフージョン料理というカテゴリーのお店でしょうか。
SUSHIはロシアでもかなり浸透しています。
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カリフォルニアロールのようなロシアのSUSHI。
いわゆる寿司では、サーモンが一番人気だとか。
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日本の寿司とは全く違いますが、なかなかおいしく、
日本でも十分通用する料理ではないでしょうか?