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「柳宗悦自邸」を見学

柳宗悦の自邸の見学に行ってきました。
バタフライチェアなどで有名な柳宗理のお父さんが柳宗悦ですが、
その親子が住んでいた住宅です。
今回の見学はJIAセミナーの企画ということで、
特別に許可をいただき内部も撮影させていただきました。
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柳宗悦は「民藝の父」と呼ばれる方。詳しくは日本民藝館のHPをご覧ください。
こちらの建物が本館で、その向かいにあるのが西館。
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この西館が柳宗悦の自邸です。
栃木県から移築した石屋根の長屋門と、それに付設した母屋からなっています。
1935年に完成、母屋の設計は柳宗悦。
72歳に亡くなられてしばらく空家になっていたものを修復して、
月に数回、一般公開されるようになりました。
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屋根は大谷石!
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こちらがダイニングで、隣に和室があります。
板の間より少し高いところに和室があるというスタイルは、
現在のマンションでは一般的ですが、当時として画期的だったようです。
ここで、館長さんに講義をして頂き、その後は各々自由に見学。
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修復で苦労したのが、照明器具。
昔は一般的だったこちらの照明器具は、現存するものがほとんどなく、
既製品の丸いガラスの照明器具を切り取って作ったそうです。
当然、その作業は難しく、ガラスが割れずにできたのは10個中2個。
家全体にたくさんこの照明器具あったので・・・・。
いろいろと修復の苦労話が聞けて面白かったです。
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2階には子供部屋が二つあり、その片方が柳宗理が育った部屋。
ベッド越しに襖で二つの部屋がつながっています。
※ 日本建築協会(JIA)主催のJIAセミナーの実行委員をやっています。
JIAセミナーの詳細は コチラ をご覧ください。

「ふじみ野の家」「コンフォルト」の取材

インテリア系専門誌「コンフォルト」の取材で、
久しぶりに「ふじみ野の家」に行ってきました。
MDSが設計した2010年に竣工した住宅で、
ルーフバルコニーやテラスなどをくり抜くことで、
近隣からの視線をカットしながら光と風を取り入れています。
下記の写真はすべて、カメラマンの西川さんが撮ったもの。
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「くり抜く」という形態操作が、
夏の暑い日差しと近隣からの視線をカットしています。
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光と影がつくりだすのびやかな空間です。
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この住宅の照明デザインはシリウスライティングオフィス
9月5日発売の「コンフォルト」は光と影をテーマとした特集で、
夜の部は戸恒さんのコーナーとなる予定。

BBQ@向陽ロッジアハウス

今年の「住宅建築賞」受賞メンバーでBBQをしました。
主催者は金賞を受賞したコンノチエさんで、
場所は受賞作品の向陽ロッジアハウス。
授賞式の後の飲み会で仲が良くなり、このようなことに。。。
審査員長の塚本さんも交えて、建築以外の話で盛り上がり(笑)、
あっという間に時間が流れたとても楽しいひと時でした。
つまり、それは良い空間であるという証ですね。
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夜のBBQの写真は酔っていたせいか、全部手ぶれで・・・・
庭と室内の不思議な関係の家でした。

「八ヶ岳の山荘」の写真撮影

「八ヶ岳の山荘」の写真撮影に行ってきました。
八ヶ岳と言っても、こちらは農作業ができる標高700mくらいなので、
東京よりは涼しいですが、外で撮影をしていると普通に暑いです!!!
この建物は扇状に開いた門型の軒と壁が日陰をつくり、
室内はとっても涼しく、設計意図通り。
家の前の畑で農作業をした後、縁側で一休みできると、
建主様もとてもご満足のご様子でこちらもうれしくなりました。
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今回もカメランは矢野さんです。

「雪が谷大塚の家」 炎天下の瓦工事

「雪が谷大塚の家」の工事監理に行ってきました。
こちらの住宅はコンクリート二階建てで、屋根のみ木造、仕上げは瓦です。
最近、地震を意識して重い瓦は敬遠されがちですが、
やはり瓦はいいですね。
お値段も高いのでなかなか使えませんが・・・・
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暑い日が続きますが、夏場の職人さんたちは本当に大変です。
気温は35度近くでしたが、瓦の上は何度くらいなんでしょう??
お疲れ様です!!!
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屋根は建主様自らが現地で調達してきたこだわりの吉野杉の丸太です。
太い方で直径450mm、長さ12mの丸太材をこの建物にあわせて、
直径330~400mmのところを7mに切って使用しています。
かなりの迫力です!
コンクリート造の建物に木構造の屋根がのっているカタチですが、
屋根荷重によるコンクリート壁のはらみを防ぐため、
スチールのテンション材でコンクリートの壁を引っ張っています。

「ポジャギの家」が「新建築住宅特集」に掲載

ポジャギの家」が「新建築住宅特集」に掲載されました。

新建築住宅特集2012年9月号
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ポジャギの家
建主様からのご要望で、韓国の伝統的なパッチワークである
ポジャギ」を取り入れての計画です。ポジャギを日本の「襖」と見立て、
ポジャギのレイアウトを変えることにより空間がフレキシブルに変化し、
様々なシーンが生まれます。
日本の伝統的な畳が敷き詰められた「続き間」の概念の
進化形といったところでしょうか。
ポジャギのデザイン、製作は建主様によるもの。
現在もポジャギ増殖中です!

隅田川の花火とスカイツリー2012

毎年恒例の花火大会。
今年はついにライトアップしたスカイツリーと一緒です。
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比較するとその進捗状況がよくわかります。
去年は コチラ。 一昨年はコチラ
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「月と東京スカイツリー」
照明計画はご存知、シリウスライティングオフィスの戸恒さん。
いつもお世話になっています。(笑)
当日は186倍の抽選をくぐりぬけた約700人の人々が
高さ350メートルと450メートルの二つの展望台から
地上約200メートルに上がる大輪を見下ろしたそうです。
夜景を背景にした花火観賞とは正に「雅」。
(この日は「粋」の水色でしたが・・・)
でも、この日最も「雅」な花火観賞をしたのは、
花火と夜景とスカイツリーを見下ろした
上空を飛ぶヘリコプター・・・ではないでしょうか?

サンクトペテルブルグ視察/ペテルゴーフ

ピョートル大帝の夏の宮殿、世界遺産のペテルゴーフ。
サンクトペテルブルの南西約30km、フィンランド湾に面した宮殿です。
この周辺にはこのような宮殿が建ち並んでいて、
MDSに依頼されたプロジェクトのひとつがこの近くにあります。
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宮殿前広場から一段低くなったテラス両端に階段があり、
光輝く金箔の銅像が立ち並んでいます。
写真の手前の20mも水を噴き上げるライオンの口を引き裂いたサムソン像は、
対スウェーデン戦勝25周年を記念した1734年につくられたもの。
ライオンはスウェーデンの国章に描かれていることから、そのような像としたとのこと。
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宮殿の頭もきらびやか!
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軸線はフィンランド湾に向かって伸びています。
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最初の噴水が出来上がったのは1721年。
これらの噴水はポンプなどを一切使わず自然の高低差のみを利用したもので、
22km離れた水源からまず、上の庭園まで水を引き、
パイプを使ってそこから16m下に水を落とすことで、水を噴き上げています。
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宮殿の裏側の庭は、宮殿のものとしてはちょっと地味ですが、
現代人にとっては馴染みやすい庭です。
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サンクトペテルブルグ視察/イサク聖堂

帝政ロシアのシンボルのイサク大聖堂。
高さ101.5mの世界でも最も大きな教会建築とも言われています。
設計者はオーギュスト・モンフェランというフランスの建築家で、
完成まで40年の歳月を費やし、1858年に竣工。
軟弱地盤のため、もともとあった教会の下の1万3000本の杭に加え、
さらに1万本以上の杭を打ち込み、その上に花崗岩や石灰岩を敷き詰めています。
この土台だけで5年が費やされたそうです。
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聖堂の入口には四方あわせて48本の柱が建っていて、
高さ17m、直径1.8m、重さ114トンで、
これらの柱を建てるだけで2年かかったそうです。
高さ60mのところにあるドーム部分は回廊の展望台となっています。
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センターの大きなドームの横のこちらの棟は階段室。
旧市街は高さ制限あるため、展望台から360度、街を見渡すことができます。
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奥に見えるステンドグラスは「キリストの復活」。
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頭上の直径25.8mのドーム。
現在は教会としてはしては使われていなくて、
博物館として利用されています。ちょと残念です。