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上大岡の家 外壁工事

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「上大岡の家」の現場に行ってきました。
外壁はこれから左官工事に入るところ。
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この住宅の敷地はかなり特殊で、ここを境に一層分の段差がありますので、
左右別棟で、2棟をエクスパンションジョイントで繋いでいます。。。
詳しくは、またの機会のお楽しみ。

横須賀の竹の子

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横須賀の個人美術館の裏庭の竹林。
宮脇愛子のアート作品がさりげなく竹林に溶け込んでいます。
こちらの竹林の採れたての竹の子を使ったお料理をいただきました。
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竹の子のカルパッチョ。
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こちらは、竹の子のステーキ。

採りたてでないとつくれないらしい。
どれも竹の子の美味しさを引き出す竹の子三昧のフルコース。
存分に春を楽しませていただきました。

「西原の家」祝!竣工

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「西原の家」が竣工しました。
駅前のお店の多い商業エリアから高台の住宅地に切り替わる境界に建つ都市住宅です。
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ファサードは特殊型枠によるコンクリート打ち放し。
パネコートの単調になりがちなコンクリート打放しを、
ランダムに水平な目地を入れることで打ち継ぎ目地をその中にまぎれこませ、
細切れの台形のラーチ合板を隙間を開けた型枠とすることで出目地となります。
どこにでもある合板にほんの一手間、二手間かけることで、
現代の工業化された規格寸法を消し去った個性的な表情のファサードが生まれました。
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テラスの先に隣地の桜の大木が望めます。
そして、リビング上部、和紙を通した淡い光が上から降り注ぎます。
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桜が舞うテラスを駆け抜けるワンちゃん。
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今回は、玄関扉もかなり頑張りました!
色々な輸入ガラスも織り交ぜながらつくったオリジナルのスチール扉です。
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照明はいつものように、シリウスの戸恒さん。
リビングとダイニング、そして階段室を緩やかに分節する短手方向の壁は、
耐震壁でもありますが、その壁が空間に奥行きと動きを与えています。
家具や素材、照明、ディールにもこだわった上質の空間。
詳しくは、またの機会に。

南青山の桜

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青山の桜と言えば、青山霊園の桜が有名ですが、
MDSからお散歩に行くような距離なので、
私たちにとっては身近なのはアニエス・ベーの前のこちらの桜。
通りをはさんで向かいのCafe Maduのテラス席が特等席。
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その隣りの店は、こんなディスプレイ(生け花?)。
なかなか斬新ですね。

「松濤の家」祝!上棟

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傾斜した道路に大きなクレーン車が鎮座して、建て方がはじまりました。
規模が大きいということもあり、建て方は二日かかりました。
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そして、祝!上棟。建主様に上棟式を行っていただきました。
引き続き、頑張ります!

新建築住宅特集の撮影@等々力の家

昨年末竣工のMDSが設計した「等々力の家」が、
新建築住宅特集の5月号に掲載されることとなり、
先日、その撮影に立ち会ってきました。
この住宅は細いところで間口2mにも満たない南北に細長く歪な土地で、
隣地との高低差が大きいところで2m程、
計画地内においてもこの地域の起伏の残像が残る敷地に建つ住宅です。
ファサード面となる北側道路側から奥に行くに連れ、
緩やかにカーブして狭まる敷地境界に沿って4つの小さなブロックを連ね、
ブロック毎に東西方向に片流れ屋根を上下に振幅させています。
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妻面上方の窓の先には空が見え、
奥に行くに連れ狭く絞り込まれるパースの効いた空間は、
実際の面積以上に視覚的な広さを助長しています。
1階レベル西側は隣家の地階=擁壁となっているため、
擁壁に面して開口を設けていますが、
対面の東側は隣家が迫っているため、隣家に正対しないよう、
ブロックのずれにより生じた南北面の僅かな妻面に開口部を設けていています。
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階段を上がると、個室に続き浮遊感のあるプライベートリビング、
ベッドスペースへとつながるが、ベッドスペースはオープンでありながらも、
床レベルや軸の振り方によりベッドの存在が消されています。
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このような緻密な諸室の配置が、様々なシークエンスを展開させます。
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それぞれの開口部から性格の違う光が差し込み、
角度を持った壁や天井が太陽の動きと共に刻一刻とその表情を変え、
変化に富む飽くことのない内部空間となっています。
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キッチンの先に庭。上部は奥様の寝室。
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平断面において建物の中央に位置するダイニングは上下左右に視線が抜けながらも、
天井で抑えられた落ち着いた団欒スペースとなっています。
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 外から続くタイル張りのホールはピアノが置かれた応接スペース、
そこから敷地境界なりに角度を成してダイニング、キッチンとつながります。
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非常に難しい敷地でしたが、とても魅力的な住宅が出来たと思います。
詳しくは新建築住宅特集5月号(4月19日発売)を是非、ご覧になって下さい。

ベトナム4 現地で頑張る日本人

ベトナムで設計活動をしている日本人建築家の作品も見学させてもらいました。
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こちらはボチョンギアのパートナーだった時に西澤俊理さんが担当した住宅。
元々は2世帯住宅として設計したのですが、
諸事情で地下1階が西澤さんの事務所で、3階より上が西澤さんのご自宅。
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地下のアトリエで、西澤さんに丁寧なレクチャーをしていただきました。
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細長い地下空間で、室内はとても暗く(暑い日差しを遮っている?)、
突き当たりの僅かな光が壁を照らしているのがドラマチック。
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ファサード側の日よけの室内側はこんな感じ。
年中暑いホーチミンでは基本的に日差しをカットするのが鉄則なんですね。
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屋上の日よけはこのような感じ。
雑誌などで見ていた竣工時とは違ったジャングルですね。
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内外が連続した開放的な内部空間。
日本では網戸を必ずしますが、ベトナムでは気にする人としない人と半々らしい。
現代の日本人はあまりにも虫が家に入ることを気にしすぎるばかりに、
デザインの可能性を狭めてしまっているかもしれませんね。
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どこを切り取っても絵になる素晴らしい住宅でした。
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その後、西澤さんが設計したレストラン4PSで、一緒にお食事。
オーナーも日本人のピザ屋さん。
大人気のお店で、最近、2店舗目が開店したとのこと。
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床をぶち抜いて、その代わりに他を補強。
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西澤さんは、東大出身の安藤忠雄事務所出身なのですが、
多彩の素材の使い方や色気のあるディテールなど、
ちょっとそれらを感じさせない作風です。
空間もお味も最高でした!あと、西澤さんと篠崎さんとの会話もですね。
そして、ベトナムで活動をしているもう1人の建築家佐貫大輔さん。
佐貫さんは以前、セミナーでお呼びしたことがありますが、
今回はツアーでは時間的に組み込めなかった佐貫氏設計のアパートには、
フリーの時間に少人数で拝見させていただきました。
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間口が狭く奥に細長い敷地に建つ3階建ての集合住宅です。
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特徴的なファサードは実は既製品だそうです。
水平方向にランダムなコンクリートのラインがアクセントとなっていますが、
それはこの素焼きのブロックを施工する際の基準にもなっています。
このブロックが日差しを遮りつつ、涼しい風を通します。
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細長い敷地の途中に中庭のあるいわゆる立体町家ですね。
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佐貫さんは理科大の小嶋研究室に所属中、ハノイモデルを担当していたのですが、
その経験も生かされているのでしょう。
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所々に風の通り道もデザインされていて、とても良い風が流れています。

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住んでいる住人にお願いしてくれて、室内にもいれていただきました。
丁寧にご説明いただき、そして、ホーチミンの夜もご案内いただき有難うございます。
ベトナムで活躍しているギアさん、佐貫さん、西澤さん。
今回の企画の中心人物の塚田さん、そしてそのつながりで篠崎先生。
彼らは以前からどことなく繋がりある知り合いのような同世代で、
そんなそれぞれが、それぞれの場所で頑張っていることを確認し合い、
今まで以上に頑張ろうと思えたように思います。
本当に濃密な毎日で、とても3日間とは思えない充実したものになりました。
ご協力して下さった方々に、感謝、感謝です。

ベトナム3 ホーチミンと近代建築

2日間のホーチミンの1日目は主に郊外のギアの建築見学で、
2日目は東洋大学の篠崎先生に近現代の建築をご案内していただきました。
篠崎先生は同世代ということもあって、元々、知り合いではありますが、
ベトナム建築の研究者としては今や第一人者ですので豪華な案内人です。
東洋大学の先生つながりでツアーの詳細をつめてくれたで塚田氏が、
同時期に国際会議でホーチミンに来ていた篠崎先生にお願いしてくれて、
直前に一段とグレードアップしたツアーになりました。
バスの中で、フランス統治下のサイゴン、多くの中国人が住んでいたチョロン、
ホーチミンの歴史や街割りについて簡単にレクチャーしていただきました。
そして、最初に向かったのは統一会堂。
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こちらが、ベトナムの近代建築の最高峰と言われる「統一会堂」。
都市の重要な軸線上にのった重要な建物です。
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外周部は日陰をつくりつつ、風を流れるようなバッファーゾン。
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どことなく、ブラジルのオスカー・ニーマイヤーに似てる気もします。
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建物中央部の大階段。手摺が立派で、とても美しい階段ですね。
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手前の手摺はどことなく中華風ですが、外は典型的なフランス風。
建物のセンターに立って大通りのずーと先を見ると、突き当たりは動・植物園。
当時のフランス人は動・植物園が好きだったらしい。
この後、中央郵便局やべンタン市場など、市内の見るべき建築を足早に見学。
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こちらがベンタン市場。
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こちらは図書館。日よけのデザインが印象的。
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日よけの内側にガラス面があって、ガラスに太陽光が当たらないようになっています。
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とても美しい窓まわりです。
過密スケジュールの中、わずかなフリータイムに第二児童病院に行きました。
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開放的な廊下が両側にあって、日差しを遮るように病室があります。
パリのエッフェル塔を設計したギュスターヴ・エッフェルが、
この建物に関わったという話もあるようですが、篠崎先生によると関係ないようです。
それはさておき、リズミカルの列柱が美しい建築ですね。
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建物中央にある吹き抜けまわり。
休んでいるにしては、随分とくつろいだご様子。。。
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名作の建築にこんなことでいいのでしょうか?
と思ってしまうのですが、ここは低所得者のための国立病院。
地方から出て来てホテルに住めない患者の家族がここで寝泊まりしているとのこと。
アジアのこのような病院はどこの国にでもある普通の風景なのでそうです。
夕暮れ時は、ビルの屋上のテラスでビールを飲んで一休み。
一日目は、河岸のマジェスティックホテルのオープンエアーのエム・バーで。
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そこからの眺めは最高です。南側はサイゴン港。
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そして、北東には開発が進むビル群。
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二日目はカラベルホテルのルーフテラスで夕日を眺めながらビールを一杯。
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眼下には古いビルもたくさん残っていて、
それをリノベーションした若者が集うオシャレなお店もありますが、
その先には地下鉄や大規模ビルの工事が迫ってきているので、
再開発に飲み込まれるのも時間の問題かもしれません。
世界中のどこにでもあるビル群のようにならないことを願っています。

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ベトナム2 ハノイとドォンラム

ベトナムに来たのは今回が2度目。
15年ほど前に一度来たことがあるのですが、
途切れることのないバイクの多さが印象的でしたが、、、
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いました!いました!たくさんのバイクに乗った人たち。
ただ、随分とバイクが減って、車が多くなったように思いますが、
実際のところ、どうなんでしょうね?
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まず、最初に向かったのは、36通り地区。
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オシャレなカフェもたくさんある繁華街として有名なようですが、
そこにまぎれ込むようにハノイの町家があります。
京都の町家のように手前が商売のためのスペースとなっていって、
中庭をはさんで奥が居住エリアとなっているようです。
ただ、保存運動も盛んなようですが、かなり取り壊されたり、
中庭が埋められた状態に増築されてしまっているものが多いようです。
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そんな中、ほぼ原型の状態で残されているのがこちら。
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床はすべて土間エリアなので、京の町家のように靴を脱ぐ場所がないこともあり、
現代でも全く問題なく使用できそうな感じ。
ただ、ビルが建ち並ぶこの超一等地にこの佇まいをキープするのは、
かなり経済的には難しいことだと思います。
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家具や建材のひとつひとつが細部にまで気を配っていることもあり、
とても上質な空気感が漂っています。
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フランス統治下、ハノイ市内の西洋街にはオペラ座、ホテル、庭園など、
フランス人による本場フランスと同じようなものがあって、それらもさらっと見学。
そして、こちらはフランスの建築家がベトナム風につくった建築。
同じような時代に、日本で日本人の建築家がつくった帝冠様式のようなものですね。
木造のようなデザインですが、すべてコンクリートでできるというのですから、
建築的にどうかはさておき、かなりの執念でつくり上げたことが伝わってきます。
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そして、バスで郊外に行く途中、ザンボー団地に少しだけ立寄りました。
こちらはドイモイ前の集合住宅。
なぜかこのファサードだけは原型を留めていますが、、、、
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基本的には、バルコニーからはみ出すように増築が繰り返されて、
その原型を留めないアジア的カオスのファサードです。
ドイモイ後、このような集合住宅は取り壊され、
世界中、どこにでもある超高層マンションに建て変わっているようです。
そして、バスで1時間程かけて、ドゥオンラム村へ。
日本の政府や大学など調査、保存活動に力を入れている村で、
これから観光地になるかもしれませんが、
今は一般の旅行者にはほとんど知られていないのではないでしょうか?
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ここが村の入口。ここから少し歩いたところに集落があります。
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どことなく、中国の影響を受けた街並です。
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ベトナムは信仰心がとても強いようで、
広場に面したこの立派な建物は英雄を崇める場所とともに集会所のような場所。
日本同様、古来、中国の影響を強く受けているベトナムですが、
木造建築は似ているようで、細部に至っては全く違ったものになっています。
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屋根の先端の反り返りがとても美しいですね。
細部にまで装飾が施されています。
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家の中にも数軒、入れていただきました。
基本的には通りに対しては背を向けた中庭型で、
真ん中が低く外側に向かって上に上がった屋根形状。
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ベトナムの屋根は基本的には、この素材のこのカタチ。
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こちらは、また別の家ですが、基本的には同じです。
素材感といい、軒の低い屋根が美しいですね。
入り口の高い敷居(?)は日本の茶室の躙り口のように、
外との結界で大股でまたがせ、少し頭を下げて入らせる装置でもあり、
地面より少しだけ浮かせた隙間は、外部から侵入者を見張るためとも(?)。
正確なところは、よくわからない。。。
なかなか見学できないこの村を見学できたのは、
東洋大学の篠崎先生のご紹介があったからです。
どうも有難うございます。