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恵観山荘を見学

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今回は建築家協会主催の見学会ということで、講師の松本氏と一緒に見学。
一見、田舎の民家のような佇まいですが、
桂離宮と同時期に建てられた京都の由緒正しい建物です。。。
鎌倉に移築されたのは随分前のようですが、
一般公開されたのが最近ということもあり、
恐らくご存知だった方は少ないのではないでしょうか?
詳しくは、公式HPをご覧になって下さい。
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プランも含め随所に工夫の痕跡が垣間見えます。
基礎知識がないと、工夫や面白さに気づかない知的な間違い探し(?)。
それが数寄屋というものなんでしょうね。
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天井もよく見ると遊んでいることに気づきます。
一箇所だけ細い枝のようなもので網代を留めていますね。
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今回は茶会以外では非公開の建物も見学させていただきました。
恵観山荘は予約をしないと入れないのでご注意を!

「西原の家」久しぶりの訪問

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久しぶりに西原の家に行ってきました。
強い日差しが出目地の影をくっきりと落とし、ファサードを引き締めます。
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上から強く照りつける夏の光が夏を感じせますね。
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スチールの枠に輸入ガラスを組み合わせてつくった玄関扉は、

重厚かつエレガントな雰囲気を醸し出しています。
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見返すと、少しずつ床のレベルを下げながら静かな裏庭に続きます。
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カメラを構えると、愛犬フロックはモデル気分(笑)。
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リビングの和紙越しに差し込むハイサイドライトは、
夜になっても淡い光が室内を照らし、まるで行灯。
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寝室から洗面所の先はリビングのソファ上部。
どの部屋もとても美しく住まわれいて嬉しい限りです。

奈良井宿

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こちらの写真は木曽の宿場町、奈良井宿の中村邸の裏庭につづく土間通路。
建築写真家の藤塚さんの写真集(文章は藤森さん)「日本の木造建築」に、
中村邸の写真が掲載されていて、久しぶりに奈良井宿に行ってきました。
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宿場町は奈良井宿以外にもあちらこちらに保存されていますが、
ここの凄さは建物の保存の状態が良いことは勿論、
今も昔と変わらずお店として機能していることです。
昔の宿は他の業態にかわったりはしているそうですが・・・
江戸時代は、漆塗りの櫛で栄えたようですが、今もその名残があって、
お土産というレベル以上の上質なものを扱っている店もチラホラ。
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こちらは、昔、櫛屋だったところが、一般公開している中村邸。
何も知らずに見ると、京都にありそうな町家のファサードですが、
実は奈良井宿にしかない特徴があとのこと。
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それがこちらの庇です。
猿が並んでいるようにも見えるので、猿頭というそうです。
先端が金物で吊られていて、人が上にのると外れる仕組みになっています。
宿場町らしい防犯です。
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こちらは他の家の1階ですが、1番上の板は家の内側に跳ね上げる蔀戸、
下と中の2枚の板は柱と柱の間に落とし込しんいます。
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こちらは中村邸の1階の内部から見た店先空間。
室内に扉が跳ね上がっているのが見えますね。
一本、柱が残っていますが、二本の柱は外して、
無柱の店先空間にもなるようで、
その他にも、一面障子にすることもできたりと、
かなりのバリエーションがあるようです。
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2階には大事な商談をするためのこのような床の間のある座敷も。
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もうひとつ公開されている建物(昔は番所)があったので、入ることに。
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中庭があって、裏庭には山を控えていることを除けば京の町家ですね。
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庭の緑は美しく、黒光りした床に映り込む緑も美しい!
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そして、たまたま立寄ったそば屋の徳利屋。
大きな吹き抜け空間と大架構、そしてトップライトから降り注ぐ光。
立派です。
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そして、帰りに木曽大橋へ。
太鼓橋の急なところは階段状なんですね。
雪が降ったら、急過ぎてすべりますもんね(笑)。
昔からあるものも、じっくり見ると面白いものです。

建築の日本展

六本木ヒルズで行われている建築の日本展に行ってきました。
展覧会はいつも終わる直前になってしまうのですが、、、
今回は一ヶ月間違えて普通に行きました(笑)。

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入ってすぐのところにある格子の壁。
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こちらは巨大な「丹下邸の模型」。
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大きな模型は近くに寄って眺めると、実際に来たように錯覚します。
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現存しない住宅ですが、やはり美しいですね。
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こちらは千利休の待庵。国宝の茶室です。
勿論、レプリカです(笑)。
このようなものは写しとは言わないのですかね?
知らない人と3人で入ると、少し窮屈な感じが体感できるので、
利休の狙った寸某体系を知るには良い機会かもしれません。
実際の待庵はかなり暗いのですが、ここはかなり明るいです。
2回中に入りましたが、夜の方が少し風情があって良いかもしれません(笑)。
本物の待庵は中には入れませんが、一度入ってみたいものです。。。
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ライゾマティクスの映像のブースも撮影可でした。
ちなみに、MDSのHPは彼らに随分昔につくってもらったもの。
現代建築の選択には賛否両論ありますが(笑、必ず文句が出ますね?)、
じっくり見ると3時間は堪能できる濃密な展示です。
来月までやっているので、是非、行かれてはいかがでしょうか?

「松濤の家」施主検査

「松濤の家」の一期工事、賃貸棟の施主検査がありました。
この住宅は、高級賃貸を多く手掛けるケンコーポレーションに、
アドバイスをいただきながらプロジェクトを進めました。
不特定の外国人をターゲットとしている点で、
MDSのいつものテイストとは違ったものになっています。
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マスターベッドルームの天井はとても高く、
トンネル(WIC)を抜けると、マスターベッドルーム専用の水廻りへ。
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そしてトンネルからマスターベッドルームの見え返しはこんな感じです。
その他の個室もすべてゆったりとした空間となっています。
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キッチンはイタリア製。
若干の残工事と手直し後、お盆明け頃に引き渡しの予定です。
詳しくは、またのお楽しみ。

隅田川の花火2018

東京の夏の風物詩、隅田川の花火大会。台風で一日ズレましたが、無事に決行!
隅田川の花火は、夏の訪れを感じさせるイメージがありますが、
今年は随分前から猛暑続きで、すでに夏バテ気味ですね。
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今年もいつものように友人宅へ。
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途中からスカイツリーのライトアップが変わり、また違った趣に。
気がつくと20年以上、毎年、同じ場所から見ていることになります。
諸行無常を感じながら、、、美しい花火を眺め​ました。​

全体講評会@東京理科大学

東京理科大学の2年生の全体講評会がありました。
今回の課題は「谷中の事務所つき住宅」です。
まず8班、班毎に5名が発表して、8人の先生が8票持ちで8作品に投票。
得票の多かった8名が2次審査に進み、それらについてを議論した後、
再投票して、1、2、3位を決めました。
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こちらが、森班5名の発表風景。
2次審査には真ん中の3名、中島さん、鎌田さん、倉島さんが進みました。
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こちらが中島さんの作品。
二重螺旋で事務所と住宅の空間を分離しながらも、
中心の楕円がそれらをつなぐワープ空間になっています。
プライバシーを確保したいものは楕円の中に、
そして、オープンでも良いものが道路沿いに、
その中間は楕円の裏側にくるようプランニングしています。
ガラス張りの住宅なので賛否両論あるところですが、
2年生の第二課題としてはかなりの力作です。
僅差ではありましたが、、、一等に。おめでとうございます!
講評会の後、そのまま製図室で学生を交えて懇親会。
その後、お店に移動して終電まで楽しい時間を過ごしました。
学生諸君、夏休み中は名建築をたくさん見てまわって下さい!

「上大岡の家」祝!竣工

「上大岡の家」が竣工しました。
この住宅のクライアントは10年以上前の大学での最初の教え子で、
MDSの最初のスタッフの加藤君(現UND)との共同設計のプロジェクトです。
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写真中央のあたりに立派な擁壁があり、敷地内に大きな段差のある高台に、
高低差のあるそれぞれのレベルに1棟ずつ建っていて、
エキスパンションジョイントでそれらを繋いでいます。
写真の右側が2階建ての上部、そして左側が2階建ての下部です。
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こちらが低い敷地に建つ棟の地下一階。
左側に擁壁、右側には眺望が広がっていて、
ここにしかない、とても不思議な空間が生まれています。
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窓の先には電車が・・・。飽きのこない風景です。
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キッチンの窓からも1階のような2階のような風景が広がっています。
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この長〜い床のようなテーブルのような水平面。
地震時の揺れを吸収する特殊なデザイン。
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その先に階段で上部へあがると、最上階は絶景のルーフテラスが!
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狭小な住宅ということもあって、階段の踊り場に洗面所。
この特徴的な窓は、ファサードのスパイスに。
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こちらがファサード。奥にもう一棟が見えるでしょうか?
この敷地だからこその魅力的な住宅が出来たと思います。
詳しくは、またの機会に!

猛暑の中の造園工事

猛暑の中、松濤の現場は植栽の大移動。
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屋根に当たらないように大きな木を移動するのは大変そう。。。
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チェーンで吊り上げて、ユンボ2台で押すと、、、
ほんの少し移動したような、しないような?
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打合せが終わって進捗状況を見に行くと、わずかに動いていました。
数時間でたったこれだけ。。。。見ているだけでも疲れてきました。
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造園設計の戸田さんにも随時チェックしていただきたながら、
植栽だけでなく、巨石や灯籠などを配置していきました。
暑い中、お疲れさまです!