日本建築家協会(JIA)が毎年発行している優秀建築選に、
MDSが設計した「あざみ野の家」が選ばれました。

毎年、建築家協会が発行している「現代日本の建築家」という本。
住宅、事務所、宿泊施設などの用途別に選ばれています。
書店でも売っています。

「あざみ野の家」が掲載されています。
『ソトコト』発売。
『ソトコト』 8月号、発売されました。
テーマは「オーガニック建築」↓


猫のキララもよ~く見るとさりげなく登場しています(笑)
『ソトコト』創刊10周年記念特大号だそうです。
つまり少なくとも10年は世の人々の環境に対する関心が
続いてるってことなんでしょうか?
エコとかロハスとかオーガニックとか、
すっかり時代を象徴する言葉になってますね。
「サレルノ」に行ってきました!
今年から東京理科大学で教鞭をとっていますが、
その途中駅「流山おおたかの森」にある「サレルノ」、
というイタリアンレストランに、先日久しぶりに行ってきました。
数年前に内装設計で携わったお店です。

こちらは前菜。

こちらは湘南のシラスとカラスミのパスタ。
ピザかパスタを選んで、コーヒー付きで1280円とリーズナブル。
![5p01[1].jpg](https://mds-arch.com/blog/wp-content/uploads/5p015B15D.jpg)
こちらは外観。空席が目立つこの写真は、竣工写真。
昼のランチ時は満席でした。写真を取り損ねたので・・・(笑)。
長閑な風景
『ソトコト』の取材の後、
同じあざみ野で、この春竣工した住宅にお邪魔してきました。
住まわれてからお伺いするのは初めてです。
どんなふうに暮らされているのかとても楽しみ。

畑の向こうの三角屋根の家です。緑豊かなとても長閑なところ。

ダイニングから見るリビング。
壁・天井の色は白く見えますが、白ではありません。何色だかわかりますか?
内部は家の外形をそのまま表したシンプルな空間。
壁、天井各々の面によって明暗の出方が変わり、
外の木々が美しく、家の中まで緑が映り込みます。

焼きたての手作りパンが並びます。絵になりますねー(嬉)
横スリットの窓からは銀杏並木の緑が見えます。
秋も黄葉がとても美しく、四季折々の風景が楽しめます。

手作りパンをおみやげにいただき、翌朝さっそく食卓へ。歯応えが確かで香ばしい。
住まい手がとても穏やかで居心地のいい空間をつくり上げていました。
すっかり住みこなされている様子がとてもうれしい。
時間を忘れてずいぶん長居してしまいました。
竣工写真を撮ったら、HPに写真アップします。
と言いつつ、なかなか更新できてませんが・・・
『ソトコト』の取材
雨の日の地鎮祭
ここで宇都宮の旅ブログを一休みして・・・
先日、新たに始まる小平の住宅の地鎮祭が執り行われました。
地鎮祭は計画地で行われるのが常ですが、なんせ梅雨時。
「雨だったら神社で。」という話になり、予定どおり(?)雨に・・・
神社で地鎮祭だなんて、初めての経験です。

小平にある熊野宮。またの名を一本榎神社というそう。
樹齢250~300年と言われる立派な夫婦欅が本殿の前にそそり立っていました
大谷資料館(つづき)
そしていざ内部へ。
当日は夏日を思わせる暑い一日だったのですが
歩を進めるごとにひんやりと湿った空気に包まれます。
まず目の前に現れたのがこの巨大地下空間↓

左下にいる人と比べるとその巨大さがわかると思いますが、
この空間全部が採石された跡です。
そして「これ、柱?」と思うような石の塊(もちろん大谷石!)が
列柱状に並んでいるのは、山の上部層を支えるために残された部分です。
簡単に言うと山の中腹より水平方向に採掘し、
山の頂部が落ちてこないように柱を残しながら
今度は垂直方向に掘り進めて行くという技法のようです。
石材として価値のない上部層を掘る手間を省いたこの採石方法、あっぱれです。

とても幻想的な空間です。
廃坑となったこの空間、現在はコンサートや美術展、演劇といった
様々な活動の場として利用されているそうです。

戦時中は陸軍の地下倉庫、中島飛行機の戦闘機「疾風(はやて)」の
機体工場としても利用されていたようです。
坑内の年平均気温は7度。(この日は10℃)
そのため、ワインや日本酒、野菜、果物などの貯蔵庫としても利用されており、
お米の余った昭和45年には約9万俵の政府米も保管されたそうです。

今回見学した地下採掘場の模型。
山の上部層を残して採掘した様子がよくわかります。
深さ約30m。石柱を除くと東京ドームがひとつすっぽり入る大きさだそうです。
大谷資料館
SUMIKAプロジェクトの見学を終え、次は『大谷資料館』へ。
その名のとおり大谷石に関する資料館で
大谷石の巨大地下採掘場が一般公開されています。
大谷石はフランク・ロイド・ライトが設計した
旧帝国ホテルでふんだんに使われていることでも有名ですよね。
同じくヨドコウ迎賓館でも使われており、
日本におけるフランク・ロイド・ライトの建築の特徴です。

これ全部、大谷石です!
こんな場所が宇都宮駅から車で約20分ぐらいのところにあります。
大谷石とは日本列島の大半がまだ海中にあった2000万年前に
火山の噴火による火山灰や砂礫が海水中に沈殿し、
それが凝固してできたものと言われているそうです。
それが現在の地下200~300Mの深さから、
写真にあるような地上高さまであるのですから、
想像を絶する膨大な時の流れを目の当たりにし、只々驚くばかりです。
その昔、これ全部が海中にあったなんて、想像できますか?
SUMIKAプロジェクト
東京ガスの方に宇都宮のSUMIKAプロジェクトを案内して頂きました。
この日はスタッフ共々研修旅行です。
藤森さんの設計した住宅を初めて見ましたが、
僕らとは全く違うスタンスなのに、共感するところがたくさんありました。

藤森さんとすぐわかる外観がさすがです。
外壁は焼き杉、右側にはハシゴが貫通しています。
とても可笑しな住宅です。

こちらはハシゴが貫通している部分で、茶室です。
茶室は室内ともつながっていますが、客人はこちらのハシゴからとのこと。
現場のハシゴ
雨の降る中、現場へ。
一軒目は間もなく竣工を迎える住宅。
雨の日の住宅内外の雰囲気も確認したかったので、
グッドタイミングです。

窓の向こうにはのどかな畑が広がっています。
そのため、北側と言えども空が広く明るい!
建て替える前の家はこの北側に背を向けて建っていたので
今回はもう少し積極的に北側を取り込んだ計画にしています。
そして二軒目。
こちらはつい先日上棟を迎えた住宅です。

実際建ち上がった空間の中に身を置いて、
窓の大きさ・位置の最終確認です。
足場の悪い現場で中で、あっちへ行ったりこっちへ行ったり。
現場のハシゴはさすがに疲れます(汗)



>暮らしの空間デザイン手帖/改訂版
>暮らしの空間デザイン手帖
>日本建築師才懂の思考&設計/台湾