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冬と言えば・・・

冬といえば・・・
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何かって言うと
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ふぐたちです。
今か今かと待っているのか、
いやだいやだと身を寄せ合っているのか、
その心はふぐたちにしかわかりません。
そしてザブンと鍋の中へ
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とらふぐの皮はコラーゲンの宝庫(らしい)。そのコラーゲンを出汁に溶かしたてっちりです
写真はまだ具が入る前の鍋です。
コラーゲンゼリーなるものが出汁の中に放り込まれ、
あっという間に溶けてしまいました。
今時の鍋はIHなんですね。
IHヒーターの上に土鍋ではなく、
防水紙を金属プレートで押えた竹篭が鍋代わりになっていました。
竹篭でてっちりだなんて、ちょっと変わった風情があります。

北欧27 / 白夜のヘルシンキ

北欧の冬は夜がとても長いが、
夏は「白夜」で12時頃(?)でも薄暗いといった感じ。
ところで、路面電車はなぜか絵になります。しかも、とても便利。
日本にも広島、富山、京都などなどでも走っているところあると思うが、
東京は荒川線以外はなくなってしまったのがとても残念。
交通渋滞が主な理由だと思うが、もう一度再考すべきことのように思う。
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この写真は確か10時半頃。白夜のヘルシンキはいつまでも暗くならない。

北欧26 / 文化の家

こちらもアアルトの作品で、外壁のレンガに特徴がある。
フィンランドの共産党の建物「ヘルシンキ文化の家」としてつくられたが、
その後、建物は売却されてラジオ交響楽団と美術館局建築史部となっている。
残念ながら休館日で、中には入れなかった。
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外観の全景。
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特殊レンガのディテール。
角がないだけでなんとなく印象が変わって見えます。
レンガも奥が深いですね。

北欧25 / シーフォース

ドル、ユーロが暴落している今となっては、
昨年の夏はなんだったのでしょう?と言いたくなる。
私たちが北欧旅行していた頃がユーロの史上最高値だったのではないだろうか?
1ユーロ170円くらい、今は115円だから、
今行けば半年前の約7掛けで行けてしまうと思うと悔しい。。
円安でなくてももともと北欧は物価が高いので、
どうしても食事の質、量ともに落ちてしまう。
そんな中で、安くて量が多くて食べきれなかったお店。
予約しないで行ったら入れなくて、別の日に予約して再度訪問。
味もおいしく、北欧の料理を満喫。
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友人に紹介してもらったシーフォースというお店。
中心部からトラムで移動しなけらばいけないが、
街が小さくあっという間につく距離。
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フィンランドの定番料理「サーモンのクリームスープ」。
サーモンと大きなじゃがいもがたっぷり入っている。
ハーブも効いていてとても美味しい。
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日本人にしては特に目新しい味ではないが、
こちらもフィンランドの定番料理の「ニシンのフライ」。
バルト海の新鮮なニシンのフライが何層にもにも重なっていて、
食べても食べてもなくならず、旅行中初めて残してしまった。

北欧24 / フィンランディアホール

アアルトの晩年の作品、フィンランディアホール
コンサートホールと大会議場からなる建物。
こけら落としはシベリウスの「フィンランディア」が演奏されたそうだ。
毎週土曜日にガイドツアーがあり、それに参加した。
アアルトのスタジオ、自邸、夏の家などもガイドツアー(英語)があって、
名建築がきちんと観光のために使われている印象を受ける。
参加している人はやはりヨーロッパの人が多く、専門家に限らず家族連れもいる。
その時間にあわせて行動するので、
あちこちの建物で当然同じ人に会うことになる。
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外壁はイタリア産大理石のビアンコ・カラーラ。
アアルトがイタリア旅行をした時に大変気に入り、
どうしてもこれを使いたく使ったそうだが、
ヘルシンキの寒さが厳しくて割れてしまったそうだ。
芝生の上に置かれているオブジェ(円柱状のもの)は、
その割れた石を集めてつくったもので、
日本人アーティストの作品のようです。
やはり気候にあった素材を使うのが基本なのではないでしょうか。
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その問題の大理石のアップ写真です。
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こちらが内観。
紺青の部分は木製音響壁。

北欧23 / ヘルシンキ工科大学

アアルトの代表作のひとつであるヘルシンキ工科大学は、
アアルトのスタジオ自邸から海を隔てたオタニエミにある。
ヘルシンキ中心部を経由しないでショートカットすることで、
学校が閉まる前にギリギリ入ることができた。
白夜といっても、北欧はどこも閉まるのが早い。
ところで、今さら言うまでもないが、インターネットの普及により、
旅行に行く前に世界中の詳しい情報を得ることができる。
各地の観光案内所にメールで質問したり、
日本のNAVITIMEなどと同じようなサービスがある上、
バス乗り場や時刻表などもネットですべて入手可能でとても便利だ。
逆にあまりにも効率良くまわれ過ぎるため、
ある意味でツアーのようなものになってしまう恐れがあるくらいだ。
私たちが学生の頃は、多くの建築学科の学生と同様、
ほとんど情報もなく数か月間放浪していたのが今となっては不思議だが、
そんな無駄の多い旅が非常に有意義だったとつくづく思う。
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ヘルシンキ工科大学の定番のカットは、やはりこちらでしょう。
メインオーディトリアムの外部は野外円形劇場となっている。
昔の雑誌などにはフィンランド工科大学と書いてあるので、
大学の名前が変更したのでしょうか?
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こちらがメインオーディトリアムの内部空間のお決まりのカット。
間接光が美しい。

北欧22 / アカデミア書店

ヘルシンキの中心部にあるアカデミア書店はアルヴァ・アアルトの設計。
注意していないと通り過ぎてしまう店構え。2階にはカフェもある。
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デザインされたトップライトから3層下の1階まで光が届く。
シンプルなつくりだが、少しづつ吹抜けがずれている開放的で快適な本屋さん。
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2階にはカフェ・アアルトがある。
アルネ・ヤコブセンのアントチェアが置かれている。
ヘルシンキが舞台となった映画「かもめ食堂」で、
主人公が「ガッチャマンの歌詞知りませんか?」と日本人に訪ねた場面で、
ここの場所が使われている。
そのためだと思うが日本人の女性(しかも一人)が多い。
ちなみに「かもめ食堂」の舞台となったカフェは、
カフェヴィラ・スミオという店名で営業している。
時間がなくて残念ながらそちらに行けなかったが、
おそらく日本人がたくさんいることでしょう。

北欧21/Klaus K(クラウス・コー)

ヘルシンキで泊まったホテルはKlaus K(クラウス・コー)
こちらはヘルシンキのデザインホテルとしては最も有名(らしい)。
フィンランドの民族叙事詩「カレワラ」を独自に解釈したインテリアとのことだが、
その「カレワラ」を知らない私たちにとっては、
コンセプトとデザインの関係は当然わからなかった。
デザインホテルの利用者は若年層が一般的には多いイメージがある中、
こちらは温かみのあるインテリアのせいかご年配の方も結構泊まっていた。
北欧は週末割引がある上、こちらは早期予約割引もあったので、
比較的にリーズナブルに泊まることができた。
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客室はしっかり色のついたインパクトのあるデザイン。
大きなヘッドボードに寄りかかると案外快適。
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レセプションは真白のオブジェのようなカウンター。
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カウンター上部の照明。
安い材料を使って、なかなかセンスの良いデザインです。
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朝食はこちらのカフェで。

年越そば

前回はコンサート会場で年明けを迎えたので「年越しちゃったそば」でしたが、
今回はしきたりどおり、コンサートに出掛ける前の年越し前に
「年越そば」を食べました。
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実家手打ちの年越そば。おいしかったです。 ※注!そば屋ではありません。

ジルヴェスターコンサート2008-2009

大晦日の話に遡りますが、
一昨年同様、ジルヴェスターコンサートに行ってきました。
コンサートは大晦日の夜9時スタートで、年明けまで行われます。
2008年最後の演奏はベルリオーズの「幻想交響曲」第4楽章。
これを2009年午前0時ピッタリに演奏し終え、新しい年を迎えるわけですが
今回はなんだか、ちょっと、あれ?と感じさせるビミョーな感じ。
なんと、指揮者の手元の時計と会場の時計がややズレていたらしく、
それに気付いて「なんとか会場の時計に合わせました(汗)」と
指揮者自らカミングアウト(笑)
「2009年は『うるう秒』が入るからね~。」と音楽監督がフォローしていました(笑)
でも「うるう秒」ってグリニッジ子午線の時刻を基準にしているので
日本では元旦の朝9時前に1秒追加されるらしい。初めて知りました。
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一昨年のジルヴェスターコンサートの様子はこちら