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地下空間を探検@大谷

宇都宮から北へ2、30分、久しぶりに大谷に行ってきました。
ちょうど10年前、大谷資料館に行ったことがありますが、
今回は打ち合わせを兼ねて現在稼働中の採掘所を見せていただくことと、
採掘後に地下水が溜まった地底湖をボートに乗るというイベントつき。
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こちらは現在、稼働中の採掘所。下を覗くと、、、
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こんなに深いです!そこから横に掘り進めています。
下に行くには左側の階段で降りて行くそうです!大変ですね。。。
地上からは全くわかりませんが、
大谷地区全体はかなり複雑に何層にも掘り進めているそうです。
ごく稀に地下で隣と繋がったり(笑えない話のようですが・・・)もするとのこと。
一時は陥没事故が続いて問題になった時期もあったそうですが、
今はきちんと計画を立てて安全に務めているとのこと。
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こちらは明治後期頃から採掘が始まった採掘場跡。
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大谷石はミソと言われる茶色の斑点が特徴ではありますが、
その斑点は不純物なのでミソの少ないものが良いとされているようで、
虎目(とらめ)の茶色の文様が入ったものが高価で取引されているとのこと。
この辺りは虎目の入った良い石の層ということで、
欲を出してしまってこんなに細くまで切り出してしまったのでしょう(笑)。
こんなに細くて大丈夫なのでしょうか???
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やはり全く大丈夫じゃないですね。。。。
ここが立ち入り禁止になるのも時間の問題とのこと。
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ここは戦時中に武器庫として使われていたようで、その残像が・・・
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ここは使われなくなった石切場の搬出口。左は事務所。
トンネル奥からトロッコを使って搬出していたようです。
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そして、地底湖に到着。このボートに乗って地底湖の先に進みます。
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下に傾斜して掘り下げている所に地下水が溜まっているので、
先に進むほど天井がどんどん迫ってきます。。。
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その先に進んで上陸。そして、しばらく歩くとこの風景!
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外気温20度くらい、内側の温度が10度くらいで、
雨が降った直後で湿度が高いからこそできるこの現象。
ちょうど露点温度に達している切れ目が見えます!美しい!
とても良いものを見せてもらったと大満足で出口に向かうと・・・
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なんとランチの準備ができているではありませんか!
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地元の有名なレストランのケータリングだそうです。
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サプライズの連続のこのツアー。詳しくは、OHYA UNDERGROUND
なかなか予約とれないようですが、絶対におすすめ!

「松濤の茶室」銅板貼り

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「松濤の茶室」の屋根が銅板が貼られて、煌々と輝いています!
貼り残されたところは瓦の仕上げとなります。
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母屋の先端にも丸太に合わせて美しく銅板が巻かれています。
この輝きは風雨にさらされて年月をかけて緑青に変わっていくのが楽しみ。
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こちらは外壁下部の竹の木賊(トクサ)貼り。
一見、ただ並べて貼っているように見えますが、、、
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一本一本、光付けしているので隙間なく並んでいるのです。。。流石です!

アンティークガラス選び

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アンティークガラスを選びにクライアントと一緒に行ってきました。
「松濤の家2」のフォーマルリビングとファミリーリビングを仕切る扉は、
こちらで選んだ色々なガラスを組み合わせて作ります。
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こちらは以前、MDSが設計した西原の家のアンティークガラスの玄関扉。
ほとんどが輸入ガラスですが、お値段はピンキリです。
写真の扉はシャープなスチール製ですが、今回は木製の枠で巨大。
きっと美しい扉になるはず。とても楽しみです。

建築家協会優秀建築100選「等々力の家」

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建築家協会(JIA)の優秀建築100選にMDSが設計した等々力の家が選ばれました。2018年の建築作品の中から優秀作品として選出された100作品を建築年鑑として書籍化されています。住宅は10作品くらいしかないので、恐らく激戦だったことでしょう。
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書店にも置かれていますので、是非、ご覧になって下さい。

建築士事務所協会東京建築賞「東小金井の家」

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建築士事務所協会の東京建築賞にMDSが設計した東小金井の家が選ばれました。明治記念館で行わなれた受賞式には建主様と工務店と一緒に出席しましたが、、、写真を撮るのを忘れてしまいました。
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建築士事務所協会の会報誌に受賞作品が掲載されております。
審査員の山梨さんの講評文も掲載されています。

「松濤の茶室」断熱と空調

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ようやく屋根全体が板で覆われました。
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元々は断熱はありませんでしたが、断熱材を入れています。
空調は極力目立たないように天井裏にダクトを展開させて、
天井スリットから吸排気することにしました。
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ところで、軒先の女竹。よく見ると、全部行儀よく大小2本づつ並んでいます。
竹の太さは地面に近い方が太く一定ではないので、
2本合わせてどこも同じ幅になるように上下組み合わせているとのこと。
なるほど!素晴らしい!

今年も谷中で夕涼み

東京理科大学の第二課題の敷地は昨年同様、谷中の今HAIGISOがあるところ。
出題したばかりで学生の進み具合もまだ芳しくないので(?)、、、
少し早めに授業を終わらせて、今年も現地調査に行くことにしました。
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授業を終えたはずですが、学生も続々と敷地に到着。
敷地を見ることはとても大切です。
では、学生諸君は頑張ってください!ということで学生たちとは別れて、、、
我々講師陣は上野桜木方面へ。
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デジャブのようなこの光景。ちなみに昨年のブログはコチラ
ほぼ同じです(笑)。
ただ、今年は長谷川先生とTAの大学院生たちも加わって、
女子率が7割超えの理科大らしくない(?)華やかなメンバー構成。
まだ明るいうちに外で飲むお酒は最高です!